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美少女ローグライトアクション『Ved:リキュア』は、かわいいキャラを眺める暇がない。待っていたのはゴリゴリの高難度ボスだった(救済もあり)
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デベロッパーのSummerClipは9月22日、『Ved:リキュア』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。日本語表示に対応しているほか、長谷川育美さんなど、豪華声優陣による日本語ボイスにも対応している。
『Ved:リキュア』は7名のプレイアブルキャラクターを操り、総勢16体のボスと戦う高速ローグライトアクションゲームだ。ハイスピードなバトルと、好きなように能力を組み合わせる“自由構築型システム”を特徴としている。

ゲームジャンルに“ローグライト”と銘打たれてはいるが、プレイして感じたその本質はゴリゴリのアクションゲームだった。本稿では先行プレイした感想をもとに、本作がどのようなゲームであるかをお届けする。
なお、先行プレイでは開発中のバージョンを使用しており、リリース時には内容が変更されている可能性があることにご留意いただきたい。
一瞬の隙を逃さず追撃を決めろ。超爽快ハイスピードアクション
本作の主人公「律真」は、いわゆる社畜。仕事に追われて遊ぶ時間もなく、気になったゲームを買っては積み上げる毎日を送っていた。連続残業27日目の深夜、1000本目の“積みゲー”を購入して眠りに落ちた律真。目が覚めると「ゲームの中の世界」に閉じ込められていた、というのが本作のストーリーだ。
ゲームの中の世界は正体不明のロボット軍団に支配されている。ロボットに襲われた律真は、偶然居合わせた少女「赤悠」に助けられ、彼女とともに現実世界へ戻る方法を探すため、ロボット軍団と戦うこととなる。ストーリーを進めることで、能天気な銃使いの「紫冬」、クールなメガネお姉さん「霜色」など、個性的な仲間が増えていく。プレイアブルキャラクターは全7体。特定キャラクターでなければ発生しないイベントなどはないと思われるので、気に入ったキャラクターを使うといいだろう。

本作のアクションはシンプルだ。いつでも使える通常攻撃と、ゲージを消費する特殊攻撃でダメージを与えつつ、敵の攻撃はガードと回避で対処する。アクションゲームのプレイ経験があれば、すんなりとキャラクターを動かせるだろう。
特徴的なのが「追加技」システムだ。通常攻撃の最終段を出した後や、特殊攻撃の後など、特定のタイミングでキャラクターの体が青く光るのだが、このタイミングで追加技ボタンを押すことで、強力な追加攻撃を放つことができるのだ。見た目は派手だがその分隙も大きく、敵がひるんだタイミングで発動を狙いたい。
敵をひるませるには、敵体力の下部に表示された「シールドポイント」を削り切る必要がある。シールドポイントがある間、敵はハイパーアーマー状態でひるまないが、回避反撃や特殊攻撃などでポイントをすべて削ると、ボスであってもひるませることが可能となる。ポイントの最大値は体力の減少に伴って低下していくため、バトル終盤は一方的にコンボを畳みかけられるようになり、非常に爽快感があった。

もうひとつ特徴的なのが、ローグライト要素である「バフチェーン」システムだ。本作はステージクリア制を採用しており、各ステージに現れる雑魚敵、またはボスを全滅させると、報酬を入手してキャラクターを強化できる。強化要素のうちのひとつ「バフ」は、いわゆる特殊効果で、攻撃時に追加で矢の雨を降らせたり、凍結させたり、毒を付与したりと、さまざまな影響を及ぼす。
バフはバフチェーンに装備することで効果を発揮する。チェーンは6種類あり、「通常攻撃の最終段を命中させる」「特殊攻撃を命中させる」「ガードする」などのアクションをトリガーとして、セットしたバフ効果を発動させることができる。
たとえば「体力を40回復する」バフをガードのチェーンに組み込むと、ガードするたびに体力を40回復するようになる。バフはどのチェーンにも組み込めるので、ガードするたびに毒にする、ガードするたびに隕石が降るといったビルドも可能だ。どのバフが入手できるかはランダムなうえ、死亡するとすべてのバフが消えるため、狙って特定のビルドを組むのは難しいが、うまく組み合わせるとガードしているだけで敵を倒せたりもするので、研究し甲斐がある要素だ。

見た目はかわいいが難易度はガチ。激ムズボスラッシュに挑め
バフとバフチェーンこそローグライト的要素ではあるが、本作の本質はあくまで、強力なボス敵との戦闘を軸とするアクションゲームだ。系統としてはパリィアクションで、そこにボスラッシュ要素を加え、エッセンスとしてローグライト要素が含まれると理解していただければよいだろう。
本作のダンジョンは全4層構造で、1階層あたり9ステージ前後に分けられており、各階層では4回のボス戦が発生する。とにかくボス戦の密度が高く、ボスを安定して倒せなければ先に進むことはできない。クリアまでには16体のボスを通しで倒さなければいけないため、難易度も高めだ。

そもそもどれだけ強力なバフを揃えたとしても、バフの効果を発動するためにはモーションの長い攻撃を最後までヒットさせるか、ガード、回避するかのいずれかが必要なので、ゴリ押しでの攻略は難しい。ボスの攻撃をくらうと吹き飛びやられ状態になり攻撃チャンスも失うため、ボスの攻撃モーションを覚えて、適切に防御しなければ、一方的に負けることもざらにある。
とにかくボス戦に追われるゲームであるため、ローグライトアクションを期待して買うと、ビルド構築以上にアクションの腕前を求められ、その難易度の高さに途中で挫折してしまうかもしれない。逆に言えば、どこまでいってもアクションの腕が試されるゲームではあるので、アクション好きにとっては挑戦しがいのあるゲームだと感じた。

ただ厳しいだけじゃない。丁寧に作り込まれた救済要素たち
前段では本作の難しさばかり語ったが、難しいゲームではあるものの、救済要素もそこそこ用意されている点はお伝えしておきたい。まずそもそも、本作のガードと回避はかなりやさしめに作られている。敵の攻撃に対しての防御受付時間がかなり長めで、体感ではあるが、30フレーム程度は攻撃を受け止められるように感じた。
また、防御アクションはほぼすべての行動をキャンセルして出せるので、アクションゲームにありがちな「つい攻撃しすぎてガードが間に合わない」が発生しないのも親切な点だ。硬直はしっかり長めに設定されているので、敵が動いたのに反応して適当にボタンを押すと、フェイントにつられて被弾してしまうが、敵の攻撃パターンさえ覚えてしまえば、防御タイミング自体はそこまでシビアではない。
一度戦った敵とは「訓練所」で何回でもトレーニングできるため、しっかり対策してから本番にのぞむとよいだろう。ゲーム内の難易度を下げると、敵の攻撃タイミングを知らせてくれるようになり、初見の敵にも対処しやすくなる。低い難易度で慣れてから、高い難易度に挑戦してみるのもありだ。

また本作には装備品の要素があり、これを活用することでも攻略を有利に進めることができる。装備は挑戦終了後に入手できる「未来チケット」を消費することで購入可能で、一度買ってしまえば消費されることはない。
攻撃力や防御力、会心率などが上昇するので、とりあえず装備するだけでも攻略が格段に楽になる。装備品にはセット効果があり、同じセットの装備品を一定数装備することで、特定のバフの効果を引き上げるなど、より強力な効果が得られる。

「未来チケット」は、こと序盤においては入手量が少なく、装備を集めるのはなかなか大変ではあるが、あきらめずに地道に装備を集め、強化することで、確実にクリアに近づいていくはずだ。
なお、装備品はキャラクターの見た目にも反映される。かわいらしい見た目のものから珍妙な見た目の装備まで、さまざまなバリエーションがあるので、コスチューム目当てでいろんな装備を集めてみるのもよいだろう。

以上、『Ved:リキュア』を先行プレイした感想をお届けした。アクションの気持ちよさ、爽快感は一級品で、7体いるプレイアブルキャラクターもそれぞれ個性が立っており、アクションゲームとしての幅は十二分に感じられた。半面、ローグライト要素については、自由度の高いビルド構築が楽しめる一方で、本作のアクション性との噛み合わせにはやや気になる部分もあった。
ローグライト要素はひとつの味付けとして捉え、主役であるゴリゴリのボスラッシュアクションを楽しむべき作品だと筆者は感じた。歯ごたえのあるアクション作品を求めているユーザーは、是非本作を遊んでみてほしい。
『Ved:リキュア』はPC(Steam)向けに配信中だ。日本語表示および、日本語ボイスにも対応している。
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