『Phantom Blade Zero』はいろんなエッセンスも感じて面白い……けどルビが欲しい。『ファイナルファンタジー レゾナンス』はRPGの幕の内弁当。『Nintendo Switch Sports Resort』ゆび相撲は実質格闘ゲーム。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。568回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。568回目です。今年も早残り2か月。

金のかかる妹

対応プラットフォーム:PC(Steam)

今週は『妹に運転を教える』の体験版をプレイ。車の助手席に座り、妹に運転を教えるゲームです。ステージにて、S字カーブを抜けたり、駐車場に停めたり、あるいは一般車両も走行する道路に合流したりといった目標をこなす。プレイヤー自身は車の操作を一切できず、マイク入力を通じ実際に声に出して、車を前進・停止させたり、ハンドルを切らせたりなど、妹に指示をしてプレイする。

音声認識には生成AIが使用されており、日本語にも対応。妹は結構ちゃんと認識して反応し、世間話にも答えてくれる。ただし運転に関しては、具体的な操作以外の指示は理解できない仕様のようで、クリア目標などを伝えて楽をすることは不可。事故らないように逐一指示を出す、慌ただしいゲームプレイとなる。ちなみに開発元によると、Steam Nextフェス開幕前の段階で、生成AIサービスの利用に1日1000ドル(約16万円)を費やしていたそうな。大丈夫なのかね。
by. Taijiro Yamanaka

視界に映るのは全部敵

対応プラットフォーム:PC(Steam)

今週は、『ARCS』を遊んでいました。本作は、自立兵器「リヴ」の脅威によって滅亡寸前の世界で、強化人間アークスになって戦うゲームです。プレイヤーは4つの武器を装備した機体を操作して、ステージに挑戦。大量の敵が登場する殲滅戦や、強大な敵の待ち受けるバトルなどを、武装のカスタマイズや気合で攻略していくわけです。各ステージにはいくつかの難易度があり、クリアするとランダムな新しい武器や強化用のリソースなどが入手可能。公式にはステージ制STGとされていますが、見下ろし視点のロボットカスタマイズアクションSTGといったほうがわかりやすいでしょうか。

ロボット、美少女、絶望的な戦況の終末世界と、男の好きなものが詰め込んである本作ですが、バトルもしっかり作られており、ステージごとに異なる編成の敵が登場します。特にメインストーリークリア後は結構歯ごたえがあり、つい手に力が入ってしまう熱いバトルが展開。大量の敵を武器選択と立ち回りでどうにかしていく攻略の楽しいゲームでした。
by. Keiichi Yokoyama

実質格闘ゲーム

対応プラットフォーム:Nintendo Switch 2

『Nintendo Switch Sports Resort』を遊んでいました。ウーフーアイランドと呼ばれるリゾート地を舞台に、さまざまなスポーツをアクティビティとして楽しめるタイトルです。似たようなタイトルの『Nintendo Switch Sports』との違いはリゾート感……というと身も蓋もないですが、種目が増えたり、ウーフーアイランドを巡ることで景観を楽しめたりする点が『Resort』の特徴。あとは「島ランキング」という一人プレイ用モードが用意されていることもあり、黙々とソロプレイに勤しむことも可能。

そんな各モード、各種目の中でも特に気に入っているのは「ゆび相撲」。ニンダイで小泉歓晃氏が楽しそうにプレイしていた様子も話題になった種目ですが、これが結構白熱する。そのままだとかなり“待ち”有利なところを、タイムアップ時には積極的に攻めた方が一本を取れるシステムになっている。またリスクを冒して指を倒し続けると指が巨大化してパワーアップもする。攻めにリターンがつくことで、指の“置き”や“差し返し”が生まれている。これはもう、実質格闘ゲームと言っても差し支えないでしょう。プレイしている様子は傍目にはシュールに映りますが、結構熱い勝負ができるので、ランクマッチ人口(?)も増えて欲しいところ。
by. Kosuke Takenaka

いろんな味がする

対応プラットフォーム:PC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5

『Phantom Blade Zero』を遊んでいました。プロローグ戦で唐突にメタル調の中国語楽曲が流れて面食らいましたが、今のところかなり面白いです。『SEKIRO』のような弾きアクションがベースになりつつ、『デビル メイ クライ』や『ゴッド・オブ・ウォー』など古今東西のアクションゲームのエッセンスを感じ取れる作品です。

ひとまずノーマルにあたる難易度で遊んでいますが、弾きの判定は優しめ、かつ失敗してもガードに化けやすいです。攻撃時のスタミナ消費もなく、死んだ際のペナルティも敵の復活もなくて全体的に遊びやすい。1対多の戦闘も全体攻撃が自動発動するため切り抜けやすく、ボスまでの道中はソウルライクとは異なり肩の力を抜いてさくさく攻略できます。ボス戦はかなり歯応えがあって死にゲーらしさも備えていますが、第二形態にたどり着いたボス戦では死んでも第二形態から再戦できるという可処分時間に優しい仕様です。

そんなQoL面の配慮や規模感・グラフィックも含めて大作級といえるゲームですが、冒頭のメタル音楽だったり、急に本格アニメの回想シーンを見せられたりと変な個性もあるのが個人的には凄く好き。そうして描かれるダーク武侠ファンタジーな世界観も見どころ……なのですが、いかんせん漢字が難しくてキャラも派閥も覚えるのが大変!主人公以外は“なんかこんな漢字のキャラ”という脳内把握しかできない。ふりがなか、欲を言うと吹き替えを熱望しています。
by. Hideaki Fujiwara

真正面

対応プラットフォーム:PC(Steam/Microsoft Store)/PS5/XBOX Series X|S/Nintendo Switch 2/Nintendo Switch

『ファイナルファンタジー レゾナンス』を遊んでいます。すごく良い。真っ直ぐにRPGをしている感が楽しい。見た目・音楽・ストーリー・システムどれも上質かつ王道。幕の内弁当。王道は工夫していないとかではなく、「このジャンルにはこういうのが欲しいよね」という意味での王道ではあります。ベースが『FFBE』ということですが、ソーシャルゲーム的要素の名残を全然感じさせないのも良い。なんといっても遊びやすくて快適なので、ゲームを遊んでいて楽しいという、原点であり本能的な欲望を呼び覚ませてくれていて。仕事で疲れて帰ってきた日も遊びやすい。大変自分のメンタルには優しいゲームです。

今の時代はいかに王道……あるいは中央値から外れるかのバトルが繰り広げられていますが、一方でコストをかけて真正面に挑む王道の強さを感じます。とはいっても、王道が許されるのは『ファイナルファンタジー』だからだろうなとも感じます。RPG領域においては王道を作るのは難しいのはありつつ、無名のゲームが王道ヅラして鎮座されてもそれに魅力は感じづらい。『ファイナルファンタジー』という老舗RPGが、古典の楽しさの結晶として王道ゲームを出すからこそ、ここまで刺さったのだろうなと認識しています。自分はゲーム領域においては新しい挑戦をするゲームのが好きなんですが、本作が刺さったことを考えると、ノスタルジーを好む自分になってきたんだなとも感じたりしています。
by. Ayuo Kawase

この記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。