『コントロール レゾナント』が売れまくり、開発元Remedyの売上高が「3倍超」に躍進。“30億円赤字”から黒字転換、息を吹き返す

Remedy Entertainmentは11月3日、第3四半期決算を発表した。『CONTROL Resonant』の好調が影響し、昨年の同じ期間と比較し、3倍以上もの売上を記録したという。

Remedy Entertainment(以下、Remedy)は現地時間11月3日、第3四半期決算を発表した。当期の業績について、同社が9月にリリースした『CONTROL Resonant(コントロール レゾナント)』の好調が影響し、昨年比で当期売上高が3倍に伸びたという。

Remedyは1995年に設立された、フィンランドを本拠地とするゲーム会社だ。手がけた作品にはTake-Twoがパブリッシングを手がける『Max Payne』シリーズの初期2作品がある。また近年では『CONTROL』『Alan Wake』シリーズなどの開発元としても知られる。

『CONTROL Resonant』は、『CONTROL』の続編だ。前作は主人公ジェシー・フェイデンが、政府の機密機関であるFBC(連邦操作局)の本部オールデスト・ハウスを乗っ取った異世界の脅威ヒスと、その狂気に飲み込まれた強大な能力者である弟・ディランに立ち向かう作品だった。『Resonant』ではそのディランが主人公となる。超常的災害により崩壊したマンハッタンを舞台に、変形する近接武器「Aberrant(アベーラント)」を振るい、正体不明の宇宙的存在へと立ち向かう姿が描かれる。変形銃を使ったシューターとなっていた前作から打って変わって、激しい近接戦闘が繰り広げられることになる。

『CONTROL Resonant』は9月24日にリリースされるや否や立ちどころに人気を博している。SteamDBでは最大同時接続プレイヤー数が約4万3000人を記録。そして10月16日には売上100万本を突破している。評価も上々で、現時点では1万4500件中91%が好評を投じ、「非常に好評」ステータスを獲得している。

今回Remedyが第3四半期決算として発表したところによれば、2026年1月~9月の売上高は6290万ユーロ(約111億円・以下それぞれ現在のレート)となり、前年同期の4250万ユーロ(約75億円)から、48.2%の増加となった。2026年7月~9月に限れば、今年は3960万ユーロ(約70億円)の売上を達成し、昨年比でなんと226%も増加、つまり3倍以上の売上高を記録したという。営業損益については、1640万ユーロ(約30億円)の赤字であった前年同期から一転し、60万ユーロ(約1億円)の黒字となった。

ちなみにRemedyといえば、特に『Alan Wake 2』について、絶大な人気を博したにも関わらず、マーケティング費用を含む開発コストをすべて回収するほどは売れていなかったことも話題となっていた(関連記事)。同作については、発売から1年余りを経て2025年2月にようやくパブリッシングを担当したEpic Gamesが投じた開発・マーケティング費を回収していたとのことだが(関連記事)、今回伝えられたところによるといまだRemedy側の投資全体は完全には回収されていないという。また直近のタイトルでは『FBC: Firebreak』の売れ行きが不調であると伝えられ、CEOの交代もおこなわれていた(関連記事)。そうした中での『Resonant』の大きなヒットは、Remedyを売上面で支える結果となったのだろう。

なお発表にあたっては今後の目標も伝えられており、『Resonant』を多くのプレイヤーに届けることが最優先事項とのこと。また『Max Payne』のリメイクのほか、新プロジェクトも順調に進行中といい、Remedyの好調度合いがうかがえる報告となっている。

また『Alan Wake 2』については、ゲームアワードの受賞やDLCの販売などを経ながら根強く売り上げを伸ばしていた。『CONTROL Resonant』についてもさっそくGolden Joystick Awards 2026のUltimate Game of the Year部門などにノミネートされており、今後どこまで売上を伸ばすか、そしてDLCなどの新たな展開が用意されるかどうかも注目されるところだろう。

『CONTROL Resonant』はPC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store)/PS5/Xbox Series X|S向けに販売中。

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