対戦カードバトル『ゴッドフィールド』にて、“19年間誰も気づかなかった”誤字アイテムが見つかる。ステルス誤字

『ゴッドフィールド』の開発者グウジ氏は、同作内に“19年間”そのままだった誤字があると明かした。近日中に修正予定とのことだ。

グウジ氏は11月1日、同氏が開発している『ゴッドフィールド』について、19年にもわたって誤字が修正されなかったアイテムがあると明かした。その間プレイヤーからの指摘もなかったものとみられ、SNS上で驚きを呼んでいる。

『ゴッドフィールド』は最大9人で対戦可能なカードゲームだ。ランダムに配られる武具や防具を活用し、攻撃や防御をおこない、相手を倒すことが目的だ。また「奇跡」や「守護神」でさまざまな災いや属性攻撃などを引き起こすことで、場全体に影響を与えることも可能。守護神の行動率や数多くの神器の授かり率などに翻弄されつつも生き残りを目指すこととなる。

今回、グウジ氏は『ゴッドフィールド』内のアイテム「石版」について、誤記されたままであったことを明かした。「石版」は土属性の守1の防具で、「買う」「売る」でやりとりする際には、2円の価値がある。

グウジ氏によれば「石版」はもともと「石板」であり、初期バージョンでも「石板」表記だったとのことだが、2007年の更新時に「石版」へと変更。その後今日に至るまで、グウジ氏が気づくことはなかったとのこと。同氏の投稿への反応をうかがうに、本作プレイヤーもまったく気づくことがないまま放置されていたようだ。あまりに長い期間そのままであったことから、“そういうもの”として受け入れていたユーザーも散見される。

ところで「石版」という単語はただの誤字というわけではない。石版印刷とも呼ばれる、平版印刷の一種であるリトグラフを指す、実際に存在する単語である。リトグラフでは石版石、あるいは金属版を用意し、油分を含んだインクで描画。その後版全体を薬品で処理して油性インクを引き付ける部分と弾く部分に分離して描画部に色が乗るようにしたうえで、プレスして印刷する。版を彫るなどして直接版を加工する手法とは異なり、石版石そのものは平らな点が特徴だ。

Image Credit: 武蔵野美術大学

そうした版画技法に鑑みた上で『ゴッドフィールド』の「石版」を改めて見てみると、厚さのある石塊ではあるものの、すでに文字が刻まれており、石碑のような印象を受ける。横に寝かされているわけではなく、縦長の状態で置かれているところを見るに、リトグラフに用いるのではなく、なんらかの情報を伝えるオブジェクトとしての役割を持つと考えるのが妥当と思われる。そうした意味では、印刷技法を指す「石版」、あるいは「石版石」ではなく、やはり「石板」が正しい表記となるのだろう。

なおこの「石版」表記については、近日中に修正されるとのことだ。

『ゴッドフィールド』はPC/iOS/Android上で無料プレイが可能だ。

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