株式会社ポケットペアから1月19日に早期アクセス配信された『パルワールド』。本作にて発売以来ハチミツを集め続けたというユーザーが現れ、話題となっている。海外メディアGamesRadar+が伝えている。
『パルワールド』は、オープンワールドサバイバルクラフトゲームだ。対応プラットフォームは、Xbox One/Xbox Series X|S/PC（Steam/Microsoft Store）。舞台となるのは不思議な生き物パルたちが暮らすパルパゴス島。環境ごとに生息するパルが異なっており、亜種/ボス/伝説/ラッキーパルなど珍しいパルも含めて、100種類以上のパルが存在するとされる。プレイヤーはパルを捕まえてさまざまなかたちで利用しながら島で生活し、冒険を繰り広げていく。
本作では捕獲したパルのうち牧場適正があるパルを、家畜牧場にアサインすることができる。家畜牧場ではパルが自動でアイテムを生成してくれる。食料や素材のほか、金貨などといったアイテムを入手することができる。ケーキの作成に使えるハチミツについても、パル「ビーナイト」を家畜牧場にアサインすることで入手可能だ。
そんな家畜牧場を活かし、本作の発売以来ハチミツを集め続けたという報告が海外掲示板Redditに投じられた。投稿者はBungeon_Dungeon氏。同氏は一枚の画像とともに「Honey = money. How do you guys like to farm for gold?（ハチミツは金なり。みんなはどうやってお金を稼ぐのが好き？）」と投稿。添付された画像によると、同氏はハチミツを4万5053個を入手し、それを売却することで112万6325ゴールドを獲得している。
ビーナイトからハチミツを回収したとしても、約4万5000個を集めるには相当な時間がかかったと思われる。実際、Bungeon_Dungeon氏によれば「Had the game running almost since launch- almost scared to look at the hours played.（プレイ時間を見るのが怖いくらい、発売以来ほとんどゲームを起動していた）」とのこと。発売からすでに1か月以上が経過しているため、もし本作の発売から、投稿された2月26日までずっと起動し続けているのであれば、プレイ時間はおそらく900時間ほどとなっているはずだ。その間、ビーナイトはひたすらハチミツを量産し続けたのだろう。
Bungeon_Dungeon氏の投稿には多くの反応が集まっている。まるでパルワールドを「放置ゲーム」のようにプレイしているという感想や、ゲーム内で約112万ゴールドを稼ぐためにかかった電気代に思いを馳せるユーザーなどさまざま。膨大な量のハチミツの入手にかかった莫大な時間に驚いているようだ。
またハチミツよりも高効率な金策を提案するユーザーもいる。たとえば闇商人やボスを倒す金策の方が短時間で稼げるという意見のほか、2月27日にv0.1.5.0が配信される以前は“異常な高額”で売却できた釘の作成を勧めるユーザーもみられる。
とはいえボス撃破には一定の手間がかかるうえ、再度出現させるために一定時間待つ必要がある。闇商人はキャンプファイアと宙吊り罠で“火あぶり”にして倒すこと自体は容易なものの、こちらも再度出現させるためには移動などの手間がかかる。また釘を作成するには金属鉱石の採掘が必要となり、パルに採掘を任せるにしても拠点の場所選びが重要となる。さらに釘はv0.1.5.0アップデートでの修正により売却価格が1個160Gから20Gまで減少したため、現在では金策としてもの足りないだろう。
そのためBungeon_Dungeon氏は操作が必要なく、拠点の場所を選ばず、一度アサインすれば手順がほぼ終わりの“ハチミツ金策”に、手間の少なさから魅力を感じたのかもしれない。ちなみに同氏によればインゴットは釘にして売るよりも銃弾にして撃つ方が好きとのこと。倹約志向なのも相まってアサルトライフルの弾も8000発ほど所持しているという。こうした理由から同氏は“ハチミツ農家”として膨大な量のハチミツを生産するに至ったのかもしれない。
いずれにせよ、戦闘や冒険要素の色濃い本作にて放置ゲームさながらの“ハチミツ農家”プレイをするBungeon_Dungeon氏の遊び方は注目を集めているかたちだ。金策として効率的かどうかはさておき、のんびりとした遊び方として試してみるのもいいかもしれない。
『パルワールド』はXbox One/Xbox Series X|S/PC（Steam/Microsoft Store）向けに早期アクセス配信中だ。また本作は、Xbox Game Pass（Xbox/PC/クラウド）に対応している。
【UPDATE 2024/2/28 17:06】
闇商人の再出現に関する説明を調整
