『人喰いの大鷲トリコ』レビュー
確かめられない「絆」、優しくも残酷な誤解の可能性

『人喰いの大鷲トリコ』は発売された。もうそれは成されたことであり、すでに過去形で表現可能なものとなった。その瞬間、幸せな夢は覚め、現実の時間は流れ始める。7年の月日が過去から怒涛のように流れ込んでくると同時に、リアルとなった夢の産物を検証しなければならない時が来た。

『Splinter Cell』『The Crew』『Prince of Persia』などUbisoftの7タイトルが12月18日まで無料配信中

Ubisoftは設立30周年記念として、月替わりでゲームを無料配信する「UBI30」と、30日連続でゲームやデジタルグッズを無料配布する「30 DAYS OF GIVEAWAYS」イベントを開催している。12月15日から12月18日(現地時間)にかけては2つのイベントが交わり、これまで無料配布対象となってきた7つのPCタイトルを再取得できる。

アクションホラー・メトロイドヴァニア『Sundered』新トレイラーと、ランダム要素やスキルツリーの概要が公開

Thunder Lotus Gamesは12月14日、開発中のアクションホラーゲーム『Sundered』の新たなゲームプレイトレーラーを公開した。本作は、絶えず変化し続ける洞窟に迷い込んだ女性「Eshe」を主人公とするメトロイドヴァニアタイプのゲームで、プロシージャル技術で自動生成されるダンジョンが特徴。

『シェンムーIII』PC版の予約販売が本日スタート、メインシナリオはほぼ完成済みで本制作へ移行中

『シェンムーIII』を手がけるYs Netは15日、同作PC版の予約販売を開始したことを、公式サイトにて発表した。先行予約はクレジットカードまたはPayPalによる出資形式で専用ページから申し込める。デジタルダウンロード版、パッケージ版いずれも2017年12月の発売予定。

関西では初稼働、VRゲーム『サークル オブ セイバーズ』が期間限定でアーケード展開。東京渋谷と大阪梅田にて12月16日から

PDトウキョウは、2016年12月16日(金)から2017年1月31日(火)までのあいだ、東京渋谷ADORES1階・4階「VR PARK TOKYO」と、大阪「梅田ジョイポリス」にて、VRゲーム『サークル オブ セイバーズ』を稼働すると発表した。どちらも期間限定のロケーションテストだが、関西での稼働は初。

『Fallout: New Vegas』の弓矢Modに情熱注ぐファンの挑戦、『FarCry』の演出を1年以上かけて完全再現

『Fallout: New Vegas』のゲーム内に弓矢を追加しようとするMod制作者の情熱が、動画投稿サイトを中心に脚光を浴びている。『FarCry』シリーズに登場するリカーブボウを忠実に再現することを目指したプロジェクトで、制作を開始してからすでに1年以上が経過しているという。

『Test Drive Unlimited』シリーズの新作が開発へ、Bigben InteractiveがAtariから『Test Drive』ブランドを買収

Bigben Interactiveは12月14日、Atariから『Test Drive』ブランドの使用権およびゲームの開発権を買収したと発表した。あわせて『Test Drive Unlimited』シリーズの新作開発プロジェクトを立ち上げたことも発表している。なお、これまでに発売された同シリーズのゲームに関しては、引き続きAtariが販売をおこなう。

元Crytekの開発スタッフ、給料の遅延で同社を訴訟するためのクラウドファンディングを開始。2か月分が支払われずと訴え

Crytekの元アーティストLudvig Lindqvist氏は、Crytekが自身の給料を未払いのままにしているとして、訴訟する意向であることを明らかにした。現在は「Go Fund Me」にて訴訟資金を得るためのクラウドファンディングを実施しており、2万英ポンド(約293万円)の支援を求めている。

『Age of Empires II HD』の新DLC「Rise of the Rajas」が2016年12月にリリースへ。ベトナムなど東南アジアの新文明が追加

開発スタジオ「Forgotten Empires」は、『Age of Empires II HD』の新拡張DLC「Rise of the Rajas」を正式発表した。東南アジアを中心とした新規文明やキャンペーン、マップが盛り込まれている。価格はまだ未定だが、過去のDLCはいずれも980円にて販売されてきた。配信は日本時間の2016年12月20日に開始される見込みだ。

Xbox 360向けJRPG『ロストオデッセイ』が12月31日まで無料配信中。『ブルードラゴン』と共にマーケットプレイスからも入手可能に

Major Nelsonの愛称で親しまれているXbox LIVEディレクターLarry Hryb氏は、JRPG『ロストオデッセイ』と『ブルードラゴン』がXbox 360のマーケットプレイス上から購入可能になったと発表した。あわせて『ロストオデッセイ』が2016年12月31日まで無料で配信されることが明らかにされている。無料配信は全地域を対象としたもので、国内からも入手可能だ。

Xbox 360版『BioShock』『BioShock 2』『BioShock Infinite』が後方互換機能に対応、Xbox One上でプレイ可能に。互換タイトルは300本を突破

マイクロソフトは12月14日、Xbox 360版『BioShock』『BioShock 2』『BioShock Infinite』の3本がXbox Oneの後方互換機能に対応し、Xbox One上でプレイ可能になったと発表した。また、これにより互換対応したXbox 360タイトルが合計300本を超えたことも合わせて発表している。

「“偽”の任天堂関係者」から権利侵害を主張された人気YouTuberが、チャンネル閉鎖寸前まで追い込まれたとの報道。メールアドレス偽装までする悪質極まる行為

DMCA(デジタル・ミレニアム著作権法)通告は権利者によって著作物などの保護に用いられている。しかしそれを悪用する存在もおり、今回「任天堂を騙る存在」から通告が来たというYouTuberの事例について、The Verge誌が取り上げている。

人気ホラー『Dead Space』元開発者、「当時EAにマーケティング予算をごっそり削られた」とこぼす。“とあるゲーム”に社内評価で負けたため

サバイバルホラーゲーム『Dead Space』をかつて手がけたクリエイターらが、同作の当時のマーケティング予算に関する秘話を紹介。本作の予算は、EA社内の評価が高い『ミラーズエッジ』のマーケティングに回されたという。

『League of Legends』のアニメ「アーケイン」が“商業的に失敗した”とする報道に、Riot Games幹部が反論。短期的な収益は重要じゃないとして

Riot GamesがNetflixにて配信した『LoL』原作アニメ「Arcane」。同作について一部報道では推定収益などを理由として「経済的に失敗した」との報道がなされた。これに対し、Riot Games幹部が「短期的な収益を狙っていない」とする見解を示している。

「このゲームハードでこのグラフィックのゲームを出したのは天才」構文がにわかに流行の兆し。この性能のマシンでこんなすごいビジュアルを?

現在X上にて、ゲームのスクリーンショットとともに、「○○ are wizards because how did they pull this off on ××」とのコメントを添える投稿が流行を見せている。ユーザーが、特定コンソールの「グラフィック表現の限界を超えた」とするゲームタイトルを紹介する流れが生まれているようだ。本稿ではその一部を紹介する。

人気目玉焼き調理ゲーム『Arctic Eggs』開発者、プロトタイプから製品版までに変更した要素をみっちり解説。「イライラゲー」にするつもりはなかった

The Water Museum氏が手がける『Arctic Eggs』はゲームジャムにて公開された初期版と、Steam版にてさまざまな違いがあるのだという。12月17日、同氏が本作ストアページにおけるニュースを更新し、変更箇所について詳細に解説している。

『FF7』オリジナル版ディレクター北瀬佳範氏、同作で「3人パーティ化」した理由をファンに明かす。それまでの4人から、3人になった2つの理由

『ファイナルファンタジーVII』にてプロデューサーを務める北瀬佳範氏がAMAにてユーザーの質問に回答。そこでは『FF7』オリジナル版および『FF8』が3人パーティとなっていた理由を明かしている。2つの理由があったそうだ。

『ファイナルファンタジーVII リバース』DLCなどは改めてなしと明言、リメイク三作目に向けフルパワーで開発進める。ザックスが重要になるなど雑談多め開発者AMAまとめ

『ファイナルファンタジーVII』リメイクシリーズにてディレクターを務める浜口直樹氏、およびプロデューサーを務める北瀬佳範氏に向けて、AMAがおこなわれた。ユーザーに返答するかたちでさまざまなコメントが集まっている。

『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii』開発者インタビュー。「普通のおじさん感覚続ける」彼らは何を基準に“我が道”を選んでいるのか?

今回は『龍が如く』シリーズを率いる横山昌義制作総指揮、チーフプロデューサー阪本寛之氏、プロデューサーの堀井亮佑氏に話を訊いた。『龍が如く8』ユーザー感想について、あるいは彼らが追い求める「普通」について語ってもらった。

近未来SFメカアクションシューティングゲーム 『Mecha BREAK』“半年以上”かけたPvPvEモードの出来栄えや、パイロット視点の新モードについて訊いた。ロボットを楽しむ方法は戦いだけじゃない

Amazing Seasun Gamesはメカアクションシューティング『Mecha BREAK』の新たなトレーラーを公開。発売日が2025年春だと発表された。この度、開発チームにメールインタビューを実施した。

『スノーブラザーズ』、まさかのリメイクと新作の発売時期がかぶる。リメイクと新作、それぞれのメーカーに「なんで時期ズラさなかったんですか」と訊いてみた

『SNOW BROS. WONDERLAND』はスノーブラザーズ新作、『SNOW BROS. 2 SPECIAL』はスノーブラザーズ2のリメイク。新作とリメイクが発売時期かぶりしている。なぜなのか。ズラさなかったのか。話を訊いた。

『モンスターハンターワイルズ』製品版は、ベータテストからゲームプレイ改善や“弱い武器”の強化など「大改修」。これまでの“反省”や製品版の目標パフォーマンスも訊いた、開発者合同インタビュー

『モンスターハンターワイルズ』のプレビューイベントにて、開発陣への合同インタビューがおこなわれた。プロデューサーの辻本良三氏、ディレクターの徳田優也氏、エグゼクティブディレクター/アートディレクターの藤岡要氏に向けて、ベータテストや新要素についてさまざま訊いた。

『龍が如く8』開発者による、前代未聞の「ソースコード一部公開」はプログラマー志望者向けへのメッセージだった。プログラマーチームにその意図を訊いた

今回AUTOMATONでは、「龍が如くスタジオ」各セクションメンバーへのインタビュー企画を実施。今回は『龍が如く』シリーズのプログラムについて「龍が如くスタジオ」技術責任者の伊東豊氏、プログラムセクションマネージャーの中村智章氏にお聞きした。

大ヒット農業シム最新作『Farming Simulator 25』ではなぜ「アジア推し」なのか。日本の農機メーカーとの関わりなどを、開発元スタッフに訊いた

GIANTS Softwareが手がける農業シミュレーションシリーズの最新作、『Farming Simulator 25(ファーミングシミュレーター 25)』。本作にアジアの農場が登場した経緯など、さまざまな質問に対する回答を開発元スタッフから頂いた。

ゲームデバッグ業界最大手ポールトゥウィン、「ゲームデバッグだけじゃない」を宣言しTGS大規模参戦。なぜそんな宣言をしたのか?話を訊いた

ポールトゥウィン株式会社は、「ゲームデバックだけじゃない」というコンセプトを掲げて東京ゲームショウ2024に出展。弊誌では会場にて、ポールトゥウィン株式会社がどこを目指しているのか、小宮鉄平氏に話を伺った。

常識破壊オセロゲーム『デビルリバーシ』開発者は「Steamユーザーに新しい体験を届けたい」、だから「手厳しいレビューもありがたい」。開発者に話を訊いた

喜多山浪漫氏は11月21日、『デビルリバーシ』をリリース予定だ。定番ゲームの常識破壊とは、『デビルリバーシ』とはどんなゲームなのか。弊誌では喜多山氏と、ディレクターの山田一成氏に伺った。

須田剛一氏インタビュー。『シャドウ・オブ・ザ・ダムド』は地◯のマ◯オで『ノーモア★ヒーローズ』は◯し屋ゼ◯ダ、須田剛一の変わるキャリアと変わらない『ゼルダ』愛

NetEase Gamesとグラスホッパー・マニファクチュアは10月31日、『シャドウ・オブ・ザ・ダムド: ヘラリマスタード』を発売した。それにあわせて、本作のプロデューサーであるグラスホッパー・マニファクチュアの須田剛一氏に、近況を訊いた。

『ハリー・ポッター:クィディッチ・チャンピオンズ』は、あの暴れスポーツゲーム「クィディッチ」をちゃんと成立させている。混沌アルティメット高速空中球技

クィディッチという競技のルール自体が、そのままゲームに実装するにはいろいろと問題を孕んでいることも無視できない。どの程度のクィディッチらしさを持たせてゲームとして成立させるかは、常に課題となるところだろう。

『THE FINALS』の環境は1年で猛烈に変化し、「対面撃ち合いゲーム」だったはずが「罠と戦略が重要な戦術ゲーム」に変貌していた。鬼やりこみプレイヤーに訊いた環境変化と、『スプラトゥーン』ユーザーに合うと感じる理由

12月8日で正式サービスから1周年を迎える『THE FINALS』のこれまでの歴史をやりこみプレイヤーとともに振り返ると、ほかのFPSとはまったく異なる『THE FINALS』のユニークな魅力が見えてきた。

『ペルソナ5: The Phantom X』は、ただの「運営型変形スピンオフ」ではなく紛れもなく新作だった。原作レベルのパワーをもつ『ペルソナ5』の新たなかたち

今回は、11月29日から12月5日の期間中に実施されたクローズドβテストにおける20時間ほどのプレイで感じた、『P5X』はどのように『ペルソナ5』なのか、そして『ペルソナ5』とはどう違うのかについて触れていきたい。

『The Last of Us Part II』から学ぶ「イスラエルの歴史とパレスチナ問題」。“暴力の連鎖”から“相互理解”を求めて

『The Last of Us Part II』は、シリーズのクリエイティブディレクターであるニール・ドラックマン氏の経験から生まれた作品だ。本稿ではドラックマン氏の生い立ちから『The Last of Us Part II』で描かれる”暴力の連鎖”と“相互理解”というメッセージについて考えてみる。

サバイバルホラーFPS『S.T.A.L.K.E.R. 2』を遊ぶにむけて、過去作ストーリーを「10分」で予習しよう。過去作あらすじ要点をネタバレなしでまとめてみた

『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』は、およそ15年ぶりに発売される新作だ。「2」というナンバリングが付いていることで、過去作のストーリーが気になる人はいるだろう。本記事では、過去作をガッツリ遊ぶ暇はないけれど、どんな物語だったのか軽く知っておきたいという人に向けて、これまでのストーリーをざっくりまとめて振り返る。

今年も『アークナイツ』に心をめちゃくちゃにされてしまった――私が『アークナイツ』を完全に理解してから、まったくわからなくなるまで

『アークナイツ』のストーリーが全然わからない……。昨年の冬、サイドストーリーイベント「孤星」を読み終えたあと、本誌に寄稿する記事を書きながら、しみじみそう思ったものである。しかしその後理解できた。と思いきやわからない。

Steam工場建設タワーディフェンスローグライト『ShapeHero Factory』は、本当に面白い。工場建設ゲームの“一番美味しいところ”の旨味を、ユーザー要望を盛り込み磨き上げる

アソビズムは11月6日、工場建設タワーディフェンスローグライト『ShapeHero Factory』の早期アクセスをSteamで開始する。本稿はPR記事であるが、それ抜きでもめちゃくちゃ面白いのである。