Kenji Ono

Kenji Ono

1971年生まれ。関西大学社会学部卒。「ゲーム批評」(マイクロマガジン社刊)編集長などを経てフリーランスのゲームジャーナリスト。GDC、E3をはじめ、国内外のゲームイベントへの取材・レビュー・インタビュー記事、書籍執筆、講演など、幅広く活動している。NPO法人IGDA日本名誉理事・事務スタッフ。主な書籍に「ゲーム開発者が知るべき97のこと②」(編著)がある。

ゲームで「心」をつくりたい。ゲーム開発者三宅陽一郎氏・北山功氏が語りあう、インディーシーンにおけるAIと哲学の可能性

セル・オートマトンを活用した個性的なゲーム作りで知られるインディーゲームクリエイター北山功氏。哲学をベースとした汎用AIの可能性について研究を進める三宅陽一郎氏。次回作の構想のために哲学に目を向けている北山氏と、インディゲームにも造詣が深い三宅氏が、「インディゲーム×AI×哲学」をテーマに、その可能性について語り合った。

ゲーマー出身だから実現できるゲームイベントがある~eSports分野で事業拡大を進めるグランドステージが求める人材像とは?

ゲームイベントや各種大会で、その影にはさまざまなイベント業者の姿がある。グランドステージもその一社で、事業拡大のために人材を募集中だ。今回は株式会社グランドステージの代表取締役 三木紀典氏と、同社とパートナーを組む株式会社グルーブシンク松井悠氏に、これまでの活動や求める人材像について語ってもらった。

【GDC2017】原点回帰を果たした『バイオハザード7』が「切り捨てることで得たもの」とは何か

米GDCで3月2日、カプコンで『バイオハザード7 レジデント イービル』のディレクターをつとめた中西晃史氏と、シニアマネージャのPeter Fabiano氏は「Reliving the Horror: Taking' Resident Evil 7' Forward by Looking Back」と題して講演し、3年弱におよぶ開発をふり返った。

学生作品とは思えないハイエンドなゲームがずらり。学校ごとの特色も出た、名古屋のUE4を用いたゲーム3作を紹介

商用ゲームタイトルでの採用事例が急増中のUnreal Engine (UE) 4。モバイルゲームのハイエンド化が進む中で、企業の関心度はますます高まっている。しかし、学生のうちからUE4をバリバリと使いこなしている例は少ない。そんな中、学生クオリティを遙かに凌駕した作品が名古屋から次々に登場してきた。学校ごとの特色も反映された、個性的な3作品を紹介する。

『ベヨネッタ2』開発を陰から支えたオートプレイ機能とパフォーマンス計測 CEDEC+KYUSHU2016

プラチナゲームズでQAエンジニアをつとめる森田和則氏も、「プログラムを極力書きたくないのでプログラムを必死に書き続ける」のだという。CEDEC2016で行った「『ベヨネッタ2』におけるゲーム品質を上げる為の自動化~オートプレイと継続的なパフォーマンス計測~」も、そうした森田氏ならでなの思想に裏打ちされたセッション。聴講者から高い評価を受け、CEDEC+KYUSHU2016でも招待講演が行われた。

「3DSをください」「『プチコン3号』をください」「お金はありません」 任天堂への直談判から始まった、ニンテンドー3DSを活用した授業づくりとは

大阪府立泉尾高等学校。大阪市大正区にある、創立90年以上を数える高校で、ニンテンドー3DSを用いたプログラミング教育が行われている。授業は3年生向けの選択科目「パソコン演習」だ。教材に相当するのが、スマイルブームが開発・販売する『プチコン3号 SmileBASIC』で、授業ではゲームのプログラムを横目で見ながら、ひたすら入力(写経)するのだという。

プロのゲーム開発者が集まって自由すぎるゲーム開発に挑戦。第9回「セガ・ゲームジャム」レポート

ゲームクリエイターに自由な絵筆とキャンバスを与えると、どのようなゲームが作られるのだろうか。それを体現するようなイベントが7月16日と17日に開催された。セガ社内で合計34時間にわたって開催された「セガ・ゲームジャム」だ。セガグループ社員を中心に総勢39名が参加し、個性豊かな8作品が開発された。