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話題の100人対戦FPS『WARDOGS』、「青チーム専用ボーナス」施策をわずか1日で撤回。今度は青チームに人が増えすぎた
『WARDOGS』のシーズン2にて導入されていた青チームへの“ボーナス経験値&キャッシュ”について、撤廃が発表された。

BULKHEADは10月16日、同社が手がける大規模戦FPS『WARDOGS』についてシーズン2の現況を報告。青チーム向けに追加していた経験値/キャッシュボーナスをわずか1日で撤廃すると発表した。
『WARDOGS』は最大100人が参加可能な、大規模戦闘FPSだ。256平方キロメートルの巨大なマップ上で3チームが対戦する。マップ上にランダムに生成される「コントロールゾーン」にもっとも多くのプレイヤーを送り込んだチームにポイントが加算、100ポイントを取得すれば勝利となる。戦術的な銃撃戦、建築や破壊のメカニクスが特徴的で、ロケットランチャーや戦車といった多彩な装備・車両も魅力となっている。

本作では参加可能な3つの陣営が登場。陣営は、Manticore (緑チーム)、 Valkyra(赤チーム)、そしてLonestar(青チーム)の3チームで、サーバー参加時にどの陣営に属するかプレイヤーが選択する。武器や装備はすべての陣営で共通となっている一方で、青装備の色合いが目立つことやスポーン位置の都合から、以前より“青チーム(Lonestar)が弱い”という言説も話題となっていた。
BULKHEADによれば実際に勝率は20%程度と低かったそうで、シーズン2にて青チームへの“テコ入れ”が発表された。全派閥のスポーン地点変更とあわせ、青チームでプレイすると経験値および獲得キャッシュの量にボーナスが付与されることが明かされていた(関連記事)。そして10月15日からはボーナスが導入され新シーズンが開幕していた。
新シーズン開幕直後である10月16日、BULKHEADはX上に動画を投稿した。動画では同スタジオのCEOであるJoe Brammer氏などがシーズン2に対する現状を語っている。
Brammer氏は青チームに向けて導入した先述のボーナスについて、「判断を間違えた」と反省の弁を述べた。実際のボーナスの値としては、経験値が2.5%、キャッシュが5%となっており、1試合であれば増加分の経験値はせいぜい100から200程度。大幅なボーナスとはなっていなかったものの、実際は青チームに人が殺到するかたちとなり、マッチングに悪影響が出たとのこと。勝率としても青チームが圧倒的な勝率を収めていたのだという。
さらに、各プレイヤーを追跡すると、平均的なプレイヤーはこうしたボーナスの恩恵をあまり受けていないのに対し、トップティアのプレイヤーが特に恩恵を受けていた。つまり、ボーナスは割合でもらえるため、もともと一試合で稼げるポイントが多い上手い人や、よりたくさんの試合をプレイする人はより恩恵が大きくなる。結果として、平均的なプレイヤーとの進行に大きな差が生まれる状況となっていた。

そのため、青チームに追加されていた経験値およびキャッシュのボーナスをわずか1日で取り消したかたち。もともと試験的な制度として導入されたボーナスだったが、ゲームプレイに与えた影響を重く見たBULKHEADによってすぐさま撤回されたようだ。またスポーン地点の調整をおこなったものの、未だにその調整は不十分としており、継続的な調整をおこなうことを約束した。
またドライバーのレベルアップ速度が速すぎるという声についても、進行曲線を調整する方針を明かした。本作は各兵科のレベルアップ速度が同程度になることを想定してバランス調整をしている。しかし歩兵と比べると、ドライバーのレベル上昇が50%ほど早いペースになっていたという。その結果、歩兵がまだ対戦車兵器などを十分にアンロックできていない状態で、ドライバーが戦車を投入できる状況になってしまっていたそうだ。
もともと本作のレベル上昇については、やり込み勢には速すぎ、カジュアルに軽く遊ぶ層にはなかなか上がりきらないという真逆の声が寄せられており、シーズン2ではカジュアル層を意識して進行速度を速めるような調整をおこなっていたようだ。しかしドライバーについてはやりすぎてしまったとのこと。現在ではドライバーのロールにおいて、暫定的に進行速度を落としているという。次のホットフィックスにて、進行速度が再調整されるとのこと。
このほか、10月末から11月初旬にかけて「Primitive servers(仮称)」を設置する予定とのこと。このサーバーは既存の低レベル向けサーバーの代替となるサーバーで、レベル4アーマーや重戦車の砲撃といった強力な要素に制限を設ける場となるようだ。プレイヤーがレベルを上げきったあとも序中盤のゲームプレイを楽しめたり、シーズン終盤でまだ低レベルのプレイヤーもレベルを上げやすかったりする環境を作る狙いがあるようだ。
シーズン2にてさまざまな要素に調整が加えられ、中には実験的な試みもみられた『WARDOGS』。シーズン開幕直後にすぐさま調整内容を撤回するといった対応からは、幅広いプレイヤー層を満足させるバランスの実現の難しさがうかがえる。一方で“過ち”と認め、スピーディーに再調整をおこなっており、ユーザー意見を積極的に取り入れ改善しようとする姿勢も垣間見える。シーズン2を通し、ゲームプレイがさらに改善されていくかは注目されるところだ。
『WARDOGS』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。
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