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『ゼルダの伝説 時のオカリナ』リメイクのオカリナ音声入力、「もはやなんでもあり」の無法演奏会に。オタマトーン、空きビン、“謎のおじいちゃん”までオカリナと化す
『ゼルダの伝説 時のオカリナ』リメイク版ではオカリナを音声入力で演奏できる。鼻歌どころではないあらゆる音声入力チャレンジがおこなわれている。

任天堂は11月5日、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』リメイク版を発売した。対応プラットフォームはNintendo Switch 2。本作ではオカリナ演奏を鼻歌でできると紹介されていたが、発売後、鼻歌どころではないあらゆる音声入力チャレンジがおこなわれている。
『ゼルダの伝説 時のオカリナ』は、1998年にNINTENDO 64向けに発売されたアクションRPGだ。シリーズで初めて3Dグラフィックを採用。フリーロームや敵などに視点ロックする「Z注目システム」といった当時において革新的な要素を実装し、ユーザーや業界から絶大な評価を獲得。3Dで描かれる『ゼルダの伝説』シリーズの礎となった。

過去にも移植やリメイクがおこなわれてきたが、このたびさらに進歩を遂げたフルリメイクとして本作が登場した。本作ではグラフィックが全面的に刷新、操作も現代に合わせて自由なカメラ操作に加え、ジャンプやダッシュが実装されている。ストーリーの振り返りや今後の目標を確認できる機能も実装されており、原作の物語を今でも遊びやすくする工夫がなされている。
本作ではタイトルにも含まれているとおり「オカリナ」が重要な要素となり、特定の曲を演奏することでさまざまな効果を発揮する。原作ではボタン入力であったオカリナは、本作ではボタンだけでなく、Nintendo Switch 2のマイクを利用した音声入力にも対応している。発売前にはプロデューサーの青沼英二氏が鼻歌で演奏を行う様子が紹介されていた。

そんな音声入力機能について、発売後からさっそくSNS上で盛り上がりを見せている。多くのプレイヤーは鼻歌で入力する様子を投稿。また、本作と同日に任天堂より発売された楽器として実際に使える「時のオカリナ」や、HORIから発売されたボタンを押すと音が鳴る「エレクトリック 時のオカリナ」で実際に演奏して操作するプレイヤーも見られる。一方でちょっと変わった入力にチャレンジするプレイヤーも少なくない。
大まかに分類して紹介していくと、まずは「笛」系プレイヤーだ。公式発売でないマイオカリナで演奏するプレイヤーをはじめ、日本人なら誰でも吹いたことのあるリコーダーや、口笛で演奏を試みるプレイヤーも登場。口笛についてはかなり適当に吹いても認識されるようだ。本格的なフルート演奏もあれば、変わり種としては空きビンを吹いてもしっかりと認識されたプレイヤーもいる。
続いては「弦楽器」プレイヤーたち、音の鳴る原理はだいぶ異なるが、こちらもいろんな楽器で成功している投稿を確認できる。YouTubeやTwitchで活動する配信者こじか氏はアコースティックギターで演奏し、認識するとは思わなかったのか驚きを見せている。また、ベースをライン入力で直接つなぎ成功させるプレイヤーも。そのほかにもウクレレのような楽器から大きなハープまで、弦楽器についても幅広い楽器で奏でられている。そのほか変わり種の楽器演奏としては、アフリカ発祥の民族楽器カリンバや電子楽器のオタマトーンで勇者を目指すプレイヤーも確認できた。
ここまでで、正しく音階を奏でれば割と何でもいけることがわかっていただけたと思うが、本作の入力受付は想像以上に懐が深い様子。あるプレイヤーは「ジングルベル」など、まったく違う歌を歌ってみても何かしらの音色として判定する様子を投稿している。また、海外で大流行した「エポナの歌」のようなメロディを歌うおじいちゃんのネットミーム動画まで、オカリナの音声入力に認識させようとするユーザーも存在。元々は「Please Mr. Postman」という曲に合いの手を入れるおじいちゃんの動画だが、本作に聞かせるとしっかりとエポナの歌として認識されるようだ。
これらの投稿は、正しく認識された際に驚いたり喜んだりしている人が多い。単なるボタン入力の代わりの機能としてだけではなく、オカリナの音声入力がどこまで認識してくれるのかを試すような、新たな遊びとして楽しまれていることがうかがえる。ちなみに、11月3日に任天堂より公開された「開発者に訊いてみた」によるとオカリナの音声入力はプロデューサーの青沼英二氏が突然発案した無茶振りの実装であったとのことで、同じくプロデューサーの藤林秀麿氏は開発現場が音の判別や調整に苦労したことを伝えている。その甲斐あってか、幅広い“演奏”を受け入れられるシステムが出来上がったようで、原作にはなかった新たな要素を多くのユーザーが楽しんでいるわけだ。今後も一風変わった入力が登場するのか注目したい。ちなみに、本作の音声入力設定には「鼻歌」と「楽器」の2つのモードが存在する。お手持ちの演奏手段がうまく認識されない場合はこちらを変えてみるとよいだろう。
『ゼルダの伝説 時のオカリナ』フルリメイク版はNintendo Switch 2向けに発売中。
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