動物園経営シム『プラネット ズー 2』、Steam同接4万5000人の好発進。前作から鳥と水生生物追加、ハシビロコウやマナティ、サメも飼える

Frontier Developmentsは10月13日、『プラネット ズー 2』を配信開始した。Steam版の最大同時接続プレイヤー数が4万人を超えるなど、盛況を博している。

デベロッパーのFrontier Developmentsは10月13日、『プラネット ズー 2』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store)/PS5/XBOX Series X|Sで、ゲーム内は日本語表示に対応している。本作は、配信後まもなくSteam版の最大同時接続プレイヤー数が4万人を超えるなど、盛況を博している。

『プラネット ズー 2』は、動物園シミュレーションゲーム。2019年に配信開始した『プラネット ズー』の続編だ。本作では、動物の飼育から動物園全体の建設や運営管理といったあらゆる工程を担うこととなる。また、新たに水生生物や鳥類の飼育、野生動物保護区の管理が可能となった。自分だけの動物園を作り上げ、飼育した動物たちを広大な野生動物保護区へと送り出すのだ。

ゲームプレイでは、来園者を楽しませると同時に、動物の世話も並行して進めることとなる。そのためにも、まずおこなうのは飼育施設づくりだ。本作には、ライオンやニシチンパンジーといった多様な動物が登場するため、各動物に適した施設や地形を整えていく。具体的には、水場や餌場へのアクセス、飼育エリアの広さや地形などだ。

動物園全体も、クリエイティブツールを使って自由にカスタマイズできる。ツールには、任意の2点間に歩道を作る「ラインビルダー」「カーブビルダー」をはじめ、ボタン一つで歩道やプラザを作成する「スタンプビルダー」、植物や岩を素早くペイントできる「自然ブラシ」などが存在。景観アイテムのサイズ変更や反転なども可能で、前作以上に豊富なツールを活用し、動物園を作り上げていく。

もちろん動物の飼育だけでなく、来園者の満足度も重要な要素だ。来園者が快適に過ごせるよう、トイレや飲食施設、休憩場所などの設置が可能。加えて、スタッフを雇用して動物トークで場を盛り上げたり、ツアーを企画したりすることで、来園者の満足度をより高めることができる。雇用できるスタッフには、園内の清掃を担当する「清掃員」、動物にエサを与える「飼育員」、動物を治療する「獣医」などが存在。来園者はもちろん、動物たちにもストレスを与えないことが重要となるのだ。

そんな『プラネット ズー 2』では、前作から新たに3つの要素が追加されている。ひとつは「水族館」だ。陸上の飼育エリアと同じ手順で水槽を作ることができ、サメの「ツマグロ」や、カメの「タイマイ」といった水生生物の飼育が可能だ。ただし、動物によって適した環境が異なるため、塩分濃度や浄水フィルター、汚れの管理なども必要となる。水槽が汚れていたり濁っていたりすると、水質の悪化による病気のリスクが高まるうえ、来園者が不満を感じてしまう。定期的なメンテナンスが大切となるわけだ。

2つ目の新要素は、「鳥舎」だ。陸上の飼育エリアに屋根を設置することで、鳥類を飼育できる。ヘビクイワシやオニオオハシ、さらにはハシビロコウなども登場。ほかのエリア同様、自由にカスタマイズが可能。また、鳥たちは繁殖して卵を産むため、ヒナを育てるための巣を作る場所も必要だ。巣は鳥の種類や巣作りの好みに合わせて、鳥舎内のさまざまな場所に配置できる。ちなみに、巣の内部には専用のカメラが設置されているため、卵や巣立ち前のヒナの様子はいつでも確認可能だ。見守っていたヒナたちが初めて空を飛んだ際の感動はひとしおだろう。

そして3つ目の新要素が、「野生動物保護区」。前作では、動物の野生復帰が簡略化されており、クレジットを獲得したのちに動物たちへ別れを告げるだけだった。『プラネット ズー 2』では、そうした保全活動が大幅に拡張されている。本作の野生動物保護区は、スマトラ島の熱帯雨林やグレートリフトバレーの草原など、世界各地に点在。野生に復帰させる動物の種類に合わせて、さまざまな生態系を設定できる。

同時に、環境汚染物質や侵略的外来植物といった、生態系に影響を及ぼす要因への対処も必要となる。野生動物保護区で動物たちが快適に暮らせるよう、環境を浄化し、水や植生といった環境要因を適切な割合で整えていく。加えて、生態系を長期的に維持するためには、捕食者や被食者のバランスも重要だ。捕食者と被食者を適切な割合で配置することで、ようやく下準備が完了。その後は、動物園の動物たちを野生動物保護区に野生復帰させていく。

『プラネット ズー 2』は、配信開始後すぐさま注目を集め、本稿執筆時点でSteam版の最大同時接続プレイヤー数は4万5101人を記録(SteamDB)。Steamユーザーレビューは約800件中71%が好評とする「やや好評」ステータスとなっている。本作は、上述した3つの新要素や、大幅に進化したクリエイティブツールが特徴だ。多様な生き物たちを飼育できるようになり、前作以上に動物園づくりの幅が広がった。また、ツールの拡充、改良によって、通路の敷設や植物の配置といった作業も手軽になっている。動物たちの環境を整えるのはもちろん、園内の景観にも細かく手を加えられるため、理想の動物園をじっくりと作り込めるわけだ。

一方で、動物のラインナップやUIの使い勝手の悪さを指摘する声もある。具体的には、フランチャイズモードで動物の取引候補がイボイノシシとミーアキャットばかりだったと嘆く声や、チーター、カンガルー、クジャクといった比較的ポピュラーな動物がいない点を不思議がるユーザーも確認できる。また、UIに関しては、一度の操作のクリック回数が多く、全体的に煩雑になっているといった声がみられる。総じて、動物園建築の利便性などは大きく向上した一方、動物のラインナップ不足や配信直後の不具合など、改善を望む点も残されているようだ。

なお、本作の開発を手がけたFrontier Developmentsは、配信開始をゴールとはしておらず、引き続きサポートに取り組む姿勢を示している。また今後は、WWF(世界自然保護基金)と共同で、フォトコンテストを開催予定とのことだ。受賞者にはWWF英国支部の動物保護支援に関連するグッズのセットや、本作のオリジナルグッズ詰め合わせなどが当たるという。腕に自信のある方は、チャレンジしてみてはいかがだろうか。

『プラネット ズー 2』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store)/PS5/XBOX Series X|S向けに配信中。

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Junya Shimizu
Junya Shimizu

ローグライクが大好きです。映画や海外ドラマも好きなので、常に時間に追われています。

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