個人開発者の山根風馬氏は4月2日、『Whale Fall』を発表し、2023年夏に発売すると告知した。対応プラットフォームはPC（Steam/Epic Gamesストア）。
『Whale Fall』は海洋生物となって旅をするゲームになる。魚の大群や巨大な鯨を操作できるそうで、時に美しく時に恐ろしい大海原をさまざまな海洋生物として遊泳できるそうだ。ほかのゲームプレイについては、現時点では大部分がベールに包まれている。本作はUnreal Engine 5で開発されているとのこと。優美な海面下や、不気味な深海の様子がリッチなグラフィックで表現されている。海洋生物の体に当たる光の表現も印象的だ。なお本作は生命の循環を体感するゲームになるそうで、小魚やメンダコ、エイや鯨といった生物を操作して食物連鎖などを体感できる内容が期待できそうだ。
本作は東京藝術大学（以下、東京藝大）の大学院生である山根風馬氏を中心に開発されているそうだ。同氏は本作のディレクターを担当し、モデリングやアニメーション、プログラミングを手がけているとのこと。音楽は同大学の音楽学部に在籍する北井里樹氏、および横澤暁生氏が務め、サウンドデザイン・サウンドプログラムは同学部の松村道知氏が担当しているそうだ。
【UPDATE 2022/4/7 19:42】
松村氏の担当に関する記述を調整
なお、SNS上では本作のトレイラーが大いに注目を集め、上述の山根氏のツイートは3000件以上のシェア数を集めるなどしている。なお、『ライブ・ア・ライブ』などで知られるゲームクリエイターの時田貴司氏は、東京藝大大学院にて山根氏のメンタリングを担当しているとのこと。本作について雄大な海の生命のサイクルを体感できる作品と評している。
なお山根氏は『Whale Fall』の開発状況を自身のYouTubeチャンネル上で随時報告してきた。おびただしい数のイワシの魚群がうねる映像や、深海の生物の3Dモデルを名前付きで紹介していく動画など、本作のさまざまな開発中映像を視聴できる。興味のある人は山根氏のYouTubeチャンネルもあわせてチェックしておくといいだろう。
『Whale Fall』はPC（Steam/Epic Gamesストア）向けに今夏発売予定だ。
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