高校卒業後、ペンキ塗り・コンビニバイト・警備員・システムエンジニア・ネットショップの店長などで食いつなぐ。趣味はスーパーカブにまたがってのドライブ、海外SF小説(オールタイムベストは『スキズマトリックス』)、ゲーム実況、たまに同人活動。
宇宙ストラテジーと格闘ゲームを好む。リズムゲームとビジュアルノベルは苦手。FPSは酔う。中段や弾幕は見えない。Arcen Games信者であり、Stardockian(Stardock信者) でもある。英語は苦手だが、気合で翻訳して遊ぶ。
ゲーム大会の最高成績は2013年トライタワー末塔劇『チェンジエアブレード』部門第4位。
オールタイムベストゲームは『ニュースペースオーダー』。
『Captain Forever Remix』レビュー アニメのつづきは空想で。「クーソーしてから寝てください」を再現する新作シューティング
『Captain Forever Remix』は稚気あふれる極彩色と愉快な見栄えの中に、豊かなプレイフィールをもつ新作シューティングゲームだ。オリジナルの『Captain Forever』はフリーゲーム。本稿ではリミックス版『Captain Forever Remix』のレビューをお届けする。
『Stellaris』が塗り替えた銀河の勢力図
『Stellaris』は、まだ見ぬ銀河史を題材とする歴史ストラテジーだ。丁寧なインゲームチュートリアルと多数のイベントで、序盤から終盤までゲーム展開を誘導し、数多くのフレーバーテキスト&ヴィジュアルで飾り立てた。本稿では『Stellaris』のインプレッションをお届けする。
『Star Ruler 2: Wake of the Heralds』レビュー 偉大なる既存顧客よ、支配すべき宇宙があなたを待っている
リアルタイム制宇宙4Xストラテジー『Star Ruler 2』の、拡張DLC『Wake of the Heralds』が先日発売された。本稿は無印版の再レビューを通じ、将来性をにおわせて締めた過去記事の結果報告とする。無印版の欠点は改善されたのだろうか。
『恋姫†演武』PC版レビュー 格闘ゲーム感覚の開眼
『恋姫†演武』は、格闘ゲーム界隈では独特なプレイフィールで名が高く、そのハードコアで古風を意識したゲーム設計は、格闘ゲーマー養成ギプスという評判をもつ。本稿ではSteamで販売されるPC版『恋姫†演武』のレビューをお届けする。
『Ashes of the Singularity』レビュー ハイエンドPCオーナーの承認欲求を満たす、ただひとつのベンチマーク
『Ashes of the Singularity』は最新ゲームエンジンで描いた、クラシック・スタイルのRTSだ。大量のユニットをぶつけたい子供心と、その描写にこだわりをもつ大人心を満たす、すがすがしいほど無邪気なコンセプトを実現した。しかしながら、そうした遊びかたをゲーム内コンテンツで伝えていない。
『Hyper Light Drifter』レビュー 想像力で駆動する世界創造のエンジン
『Hyper Light Drifter』はハイファイ世代のピクセルアートが想像力の翼をもたらす2DアクションRPGだ。宮崎駿フィルムを想起する雰囲気の世界を、『Diablo』のハイテンポ戦闘でかけぬけ、『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』のように探索する、16bit機世代が夢見たゲームである。
『Gremlins, Inc.』レビュー 不幸と悪意に身をゆだねるグレムリンたちの桃鉄
『Gremlins, Inc.』は資本主義経済に長けたグレムリンの企業成長を描いたボードゲームだ。プレイヤーは「時計仕掛けの街」を逆時計回りに進み、名声を競いあう。一方通行のマップや刑務所は『モノポリー』を想起するが、プレイヤーを直接攻撃できる仕様で『桃鉄』にちかい。
『Battlestation: Harbinger』レビュー 「FTLの子供たち」の養育費
宇宙艦隊RPG『Battlestation: Harbinger』はFTLライクの艦隊育成シミュレーションだ。ハックアンドスラッシュであり、ひたすら戦闘・強化をくりかえす。『Battlestation: Harbinger』は、戦略・戦術・強化を強固に結びつけ、高い中毒性をうみだした。
『Atlas Reactor』プレビュー プロなら行動でしめせ。ニューロンをオーバークロックする4v4ガン&チェス
Trion Worldsが現在開発中のターン制ストラテジー『Atlas Reactor』はカジュアルなプレイとハードコアな体験を両立した、クラス制チームバトルゲームだ。このジャンルはMOBAの独壇場にあり、本作はそれに一石を投じる新機軸のゲームである。
『The Political Machine 2016』インプレッション 今年もやります!トーキングヘッドたちの大統領選挙
アメリカ大統領選ストラテジー『The Political Machine 2016』は、強烈な風刺を土台に本年の大統領選を俯瞰する教材ゲームだ。候補者を模したトーキングヘッドや、教科書を模したチュートリアルの落書きなど、そこかしこに不真面目なジョークが仕込んである。
『Godus Wars』ファーストインプレッション ポピュラスの再誕
ピーター・モリニュー氏率いる22Cansは2016年2月3日、最新作『Godus Wars』のアーリーアクセスを開始した。次世代のゴッドゲームをめざした『Godus』から不要な枝葉をそぎ落とした本作は、始祖『ポピュラス』へ先祖返りした。
『The Westport Independent』レビュー 風刺におぼれたメディア
『The Westport Independent』は新聞検閲シミュレーターだ。事実を「校正」し真実を操作する。古今よりメディアとともにある「事実と真実への風刺」をゲーム化とした。しかしながら、その魅惑のコンセプトに対し、コンテンツが欠けている。
ユーザインタフェースは主演マット・デイモン。映画『オデッセイ』は見るローグライクゲームだ
近日、全国ロードショウの映画『オデッセイ』。日本でのキャッチコピーは「火星ひとりぼっち」。あらすじは極限環境でサバイバル。これはもう「見るローグライク」だ。ユーザインタフェースは主演マット・デイモンである。
最新RTS『Ashes of the Singularity』にみるゲームエンジン開発の誘惑と罠
『Ashes of the Singularity』は「Nitrous Engine」を採用し、RTSの未来を切り開こうとしている。本作プレベータ版(バージョン0.71)のプレビューと、類似作の成否を事例とし、独自エンジンのメリット・デメリットを検討する。
ローグライクと弾幕STGの融合、Arcen Games最新作『Starward Rogue』インプレッション
『Starward Rogue』はArcen Gamesから1月22日にSteamとHumble Storeでリリースされた、ツインスティックシューターのハックアンドスラッシュだ。敵の弾数はすさまじく、弾幕STGをモチーフとしている。
AUTOMATON 2015年ゲームメカニクス大賞『Sorcerer King』
「ゲームメカニクス」とはプレイを面白くする仕組みをさす。ゲームデザインの中核であり、5000年前のチグリス・ユーフラテスのほとりに存在したダイスゲームからつづく、ゲーム開発の歴史でもある。
「Steamコントローラ」はサターンパッドの夢をみるか
Valveから海外で発売されたSteamコントローラ。ゲームパッドの形をしたマウス+キーボードである。本稿は少し違った視点から本機の可能性を追求する。はたしてスチコンでサターンパッドを再現できるのだろうか。
『Space Food Truck』プレビュー 1人で遊んだほうが楽しい4人協力デッキ構築型ゲーム
『Space Food Truck』は銀河の星々を巡って食材をあつめ、顧客に料理を振る舞うデッキ構築型ゲームだ。最大の特徴は、登場する4人のクルー=デッキが協力するゲーム設計にある。役割のちがう4デッキを同時につかうカードゲームが気軽に遊べるのは、デジタルならではの恩恵といえよう。
『Renowned Explorers』レビュー 原住民相手に空気を読む近代探検ローグライク
『Renowned Explorers』は、架空の19世紀を舞台に探検家の活躍をえがいた非ハックアンドスラッシュのローグライクだ。「探検」「戦闘」「チーム強化」の3サイクルが力強く回転し、運と戦略の大渦をつくりあげる。その戦略の模索をうながすリプレイアビリティがプレイヤーを冒険中毒にいざなうだろう。
『Rebel Galaxy』レビュー スター・ウォーズに反逆した銀河の無法者
『Rebel Galaxy』は西部劇をモチーフとした宇宙アクションRPGだ。アクション部分は三人称視点で宇宙船を操舵する「スペースコンバットシム」にあたる。この手のゲームにただよう様式主義を3つのアンチメジャー手法で打開した。
PC版『さよなら海腹川背ちらり』レビュー 20年を経て完成したラバーリングアクションゲーム
Steamで発売した『Sayonara UmiharaKawase』は、PS Vita『さよなら海腹川背ちらり』の忠実な移植だ。特典のSFC『海腹川背』をとりはずし、価格を半額以下とした。本作の特徴は、携帯ゲーム機の特性を念頭においたゲームモードの調整にある。
Steam版『デルタジール』インプレッション シューティングラブと高らかにうたう処女作
縦スクロールシューティング『DELTAZEAL(デルタジール)』のSteam版発売が決定した。開発元のトライアングルサービスは、一風変わったSTGをつくるメーカーという認知が高い。Xbox 360版タイトルに込めた「シューティングラブ」がいかなるものか、ゲーム内容を通じて紹介する。