『マーベル ウルヴァリン』が米国で爆売れ、SIE作品では『ヘルダイバー2』以来の大ヒットに。PS5本体の売上増にも寄与か

ソニー・インタラクティブエンタテインメントの作品として『HELLDIVERS 2』以来最高の発売初月売り上げを記録したという。

市場調査会社Circanaは10月22日、米国における9月のゲーム市場の調査結果を発表した。予測売上ランキングによると、『Marvel’s Wolverine(マーベル ウルヴァリン)』が1位を獲得。ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)の作品として『HELLDIVERS 2(ヘルダイバー2)』以来最高の発売初月売り上げを記録したという。あわせてPS5本体も牽引し、台数ベースで前年同月比22%増を記録している。

Circanaはアメリカ・シカゴに本社を置く市場データ分析企業だ。長年販売データを提供してきたNPD Groupと消費財調査のIRによる2022年8月の合併・統合で誕生した企業である。さまざまな分野のマーケティング情報を広く収集し、主に企業や専門家向けに提供している。ゲーム業界についても分析や調査がおこなわれており、市場の消費額やランキングは月次レポートとして一般向けにも公開される。なお、ランキングについては2026年より、データの提供のないメーカーについてもダウンロード版の売上予測値が導入されている。

Circanaにてゲーム部門のシニアディレクターを務めるMat Piscatella氏は、2026年9月(8月30日~10月3日)の月次レポートを公開した。まず米国ゲーム市場全体として、総支出額は前年同月比1%減少。一方で『Marvel’s Wolverine』がPS5関連売上の大幅な伸びに貢献したという。

September 2026 U.S. Projected Top 10 Best-Selling Games Ranked on Physical & Full Game Digital Dollar Sales (Excludes Mobile and Digital Add-On Content)

— Mat Piscatella (@matpiscatella.bsky.social) 2026-10-22T13:01:49.610Z

パッケージ版およびデジタル版の販売額に基づくゲームの予測売上ランキングでは、『Marvel’s Wolverine』が1位に。国産タイトルの『ファイアーエムブレム 万紫千紅』『鬼武者 Way of the Sword』『エースコンバット8 ウイングス・オブ・シーヴ』もランクインしている。

なかでも『Marvel’s Wolverine』は、2026年初頭からの累計ランキングでも『ぽこ あ ポケモン』に次ぐ11位にランクイン。SIE作品としては、2024年2月にPC/PS5向けに発売され1200万本を突破した『ヘルダイバー2』以来、発売初月の売上高が最も高かったという。この間には、『アストロボット』『ステラーブレイド』『ゴースト・オブ・ヨウテイ』『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』といったヒット作が存在。あくまでも発売初月の比較であるものの、『Marvel’s Wolverine』はこれらの作品を上回る大ヒットとなったようだ。

Hardware – Total video game hardware unit sales fell 3% in September compared to a year ago. PlayStation 5 unit sales increased by 22% year-on-year, with Switch 2 unit sales falling 14% and Xbox Series dropping 27%.

— Mat Piscatella (@matpiscatella.bsky.social) 2026-10-22T13:01:49.615Z

また、ハードウェア全体への支出は前年同月比12%増加し、PS5が売上高および販売台数の両方でトップに。PS5の売上高は前年同月比で43%増加、販売台数は前年同月比で22%増加したという。この結果、PS5の売上高シェアは2025年5月以来最高を記録。この翌月からはNintendo Switch 2が発売されていたこともあり、『Marvel’s Wolverine』のヒットによってシェアが回復したとも取れるだろう。とはいえ、米国では9月よりNintendo Switch 2が値上げされたことによる影響もありそうだ。またPiscatella氏は、11月19日に発売を控える『グランド・セフト・オートVI』の新情報公開よりも、『Marvel’s Wolverine』発売によるPS5の売上の伸びのほうが大きかったとも述べている。

アクセサリーについても好調で、支出は前年同月比10%増加。ゲームパッドへの支出額は前年同月比9%増加したという。このアクセサリーも『Marvel’s Wolverine』に牽引されており、「DualSense ワイヤレスコントローラー “Marvel’s Wolverine” バトルイエロー リミテッドエディション」が、販売台数と売上高の両方で最も売れたとのこと。

『Marvel’s Wolverine』は、「匂いの痕跡」をオフにするオプションがアップデートで追加されるなど、発売前から不満の声も寄せられていた(関連記事)。また7月にはSIEより、2028年1月以降に発売されるPS向け新作ゲームの物理ディスク生産を終了することが発表され、これを受けてPlayStation公式SNSアカウントに向けて、ユーザーからは連日批判の投稿がおこなわれるなど、ボイコット運動も展開されてきた(関連記事)。そうした状況下でも、大きな売上を出している様子がうかがえる。今後も大作の発売が予定されているなかで、『Marvel’s Wolverine』がどこまで売上を伸ばすのか注目されるところだろう。

『Marvel’s Wolverine』はPS5向けに発売中だ。

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Haruki Maeda
Haruki Maeda

3DアクションRPGと犬をこよなく愛するPCゲーマー。『フォールガイズ』のようなわちゃわちゃ系も大好きです。

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