PS5/PC“20世紀で時が止まった”田舎町サイコホラー『叫魂JIAOHUN』発表。マッチ・ポケベル・4:3カメラ、ノスタルジー装備で怪異うごめく町の謎を解き明かす

12AM BLACKOUT(子時熄灯)は10月9日、『叫魂(きょうこん)JIAOHUN』を発表した。

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デベロッパーの12AM BLACKOUT(子時熄灯)は10月9日、『叫魂(きょうこん)JIAOHUN』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5で、2027年配信予定。Steamストアページによると、ゲーム内は日本語表示および字幕に対応予定。

『叫魂JIAOHUN』は、1990年代の中国を舞台とする、一人称視点のサイコロジカルホラーゲームだ。物語の舞台となるのは、白水県に位置する小さな町「仙女鎮」。この町は時代の流れから取り残されながらも、どうにか存続してきた。新世紀の到来を前に変革を試みたものの、その取り組みはことごとく失敗。やがて数え切れないほどの苦しみや恐怖、愛憎が渦巻くなか、「名もなき神」が掌の眼を開く。

本作では、かつて仙女鎮に暮らしていた人々の物語をたどりながら、町が終焉を迎えた真相に迫っていく。町の時間は1999年12月31日、新世紀を迎える直前で止まっているという。プレイヤーは再びこの町を訪れ、各地を探索して手がかりを集め、複雑に絡み合った謎を解き明かしていくこととなる。

探索の舞台となる仙女鎮には、レンガ造りの家屋や「筒子楼」と呼ばれる集合住宅、映画館、町角の小さな売店などが存在。家々には、1999年末の日付で止まったカレンダーが残され、町には「新世紀を迎えよう」と記された横断幕も掲げられているという。また、車椅子が放置された薄暗い施設や、二段ベッドが並ぶ居住空間など、不穏なロケーションも登場。人々の生活の痕跡が残る町並みのなかには、現実離れした光景も入り混じっており、どこか懐かしくも不気味な雰囲気が漂っている。

ゲームプレイでは、ウォーキングシミュレーターと謎解きの要素を組み合わせ、周囲を探索しながら物語を読み解いていくことが中心となる。カメラを構えて被写体にピントを合わせ、写真を撮影する場面も用意されているようだ。また、本作はUnreal Engine 5を採用し、映画的なカメラワークや音響演出を重視。画面比率が4:3と2.39:1の間で場面に応じて切り替わるほか、フィルムやVHS風の映像表現によって、古い記録映像の世界へ入り込んだような恐怖体験を演出するという。

そして、仙女鎮には人知を超えた怪異も存在する。人形の頭部が無数に実った不気味な樹木や、掌に眼球を宿した青白い両腕、顔を花のようなものに覆われた人など、奇怪な存在が次々と登場。こうした怪異は祓うことも消し去ることもできず、人の心の奥深くに潜み、侵食していくという。また、探索中には怪異に追われ、逃走を迫られることもあるようだ。

本作の開発を手がける12AM BLACKOUT(子時熄灯)は、中国を拠点とするインディーデベロッパーだ。『叫魂』が初作品となり、中国の懐かしい文化や時代の記憶に対するメンバーの関心から企画が始まったという。その後、企画や試作を重ねて12AM BLACKOUTを正式に設立し、現在は本作の開発に専念しているそうだ。

なお、デベロッパー名には、夜に明かりを消した静かな空間で、プレイヤーにゲームの世界へ深く没入してほしいという思いが込められているという。本作では「執念」をテーマのひとつに掲げ、時代の変化に翻弄される人々の迷いや葛藤、欲望への執着が心に巣食う“魔”へと変わっていく過程を描くとのこと。中国の人々の日常や時代の記憶に根ざした、独自の恐怖体験を目指しているようだ。新たな世紀を迎えることなく時が止まった仙女鎮で、いったい何が起きたのか。今後の続報に注目したい。

『叫魂JIAOHUN』はPC(Steam)/PS5向けに2027年配信予定。

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Junya Shimizu
Junya Shimizu

ローグライクが大好きです。映画や海外ドラマも好きなので、常に時間に追われています。

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