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Discordの新年齢確認システムにさっそく不具合発生、“確認済みの大人でも年齢制限付きサーバーから締め出される”事態に。公式は“自虐”混じりに対応報告
「Discord」においてユーザーの年齢区分を判定する新たな仕組みが導入されるとともに不具合も発生。ほどなくして公式Xアカウントが一部不具合の解消を報告している。

Discord社は9月24日、コミュニケーションサービス「Discord」においてユーザーの年齢区分を判定する新たな仕組みを導入した。一部から懸念が寄せられてきた機能が満を持して実装された一方で不具合も発生。ほどなくして公式Xアカウントが一部不具合の解消を報告している。
今回導入されたのは、未成年者(18歳未満)保護に関する取り組みの一環だ。世界の多くの国・地域にて、サービス運営事業者に対してユーザーの年齢保証を義務付ける法律施行が広まっており、Discordもこれに対応しグローバルで展開することになる。

今回導入されたのは、Discordにてユーザーの年齢を確認し、年齢区分を判定する仕組みだ。年齢区分は、「成人(18歳以上)」と「未成年者(13~17歳)」に分類。まだ判定されていない場合は「未確認」となる。「未成年者」ユーザーには、年齢制限のあるコンテンツやスペース、設定をブロックする追加の安全対策が適用。フレンドへのメッセージ送信、音声通話への参加、年齢制限のないサーバーへの参加は可能だ。
年齢区分が確定していない場合、確定させるためには身分証やクレジットカード情報、Apple App Store/Google Playストアと連携した年齢区分情報の共有などによって年齢確認が必要になる。一方で、ユーザーのアカウントの行動パターンに基づいて年齢区分を判定する年齢推定モデルが導入され、90%以上のユーザーは年齢確認をする必要はないとアピールされている。具体的には、ユーザーが参加しているコミュニティ、サーバー、ゲームや、参加しているチャンネル、サーバーの数など一般的なアクティビティレベル、およびアカウントの古さなどのアカウント履歴から、「成人」か「未成年者」を自動で判定するそうだ。
そんなDiscordの年齢確認・年齢区分の判定システムは導入後早々にさまざまな不具合に見舞われている。まず、年齢確認済みの大人であっても年齢制限つきのサーバーを利用できない不具合が発生。さらに、一部ユーザーにおいては、デバイス間で年齢確認の状況が不一致になる例もあったという。
先ほどDiscordの公式Xアカウント、および同社のマーケティングディレクターのRyan K. Rigney氏が報告したところによると、先述したいずれの不具合についてもすでに修正に至ったそうだ。アプリを再起動しても引き続き発生している場合はサポートに報告してほしいとのこと。一方で引き続き同様の不具合が発生したというユーザーの報告も一部見受けられる。
波乱の幕開けとなったDiscordの年齢確認・年齢区分の判定システムについては、導入方針を巡ってかねてより批判も集まってきた仕組みだ。というのも当初は、年齢確認の方法としてユーザーが顔の動画撮影による年齢推定、もしくは身分証明書のスキャンが必要になる点に反発が相次ぎ、グローバル展開が延期された経緯がある。この背景には、セキュリティ面への懸念があったとみられる(関連記事)。ちなみにこうした状況を踏まえてか、Discord公式Xアカウントが不具合を報告した際には“an extremely popular age assurance update that everyone on Discord was really looking forward to(Discordユーザーの誰もが待ち望んだ大人気年齢確認アップデート)”といった自虐的な皮肉も綴られていた。
先述したとおり今回の新システム導入の背景には、各地域で年齢保証に関する法整備が進んでいる事情がある。また90%以上のユーザーは年齢確認をする必要はないとも謳われているものの、年齢確認にあたって個人情報を用いる仕組みには引き続き懸念が寄せられている。先述した不具合の解消報告に対しても冷ややかな反応が見られ、機能の安定化に加えて、プライバシーを巡るユーザーの不信感を払しょくできるかどうかも今後の課題となりそうだ。
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