インディーデベロッパーのRusty Lakeは11月17日、協力パズルADV『The Past Within』を正式発表した。対応プラットフォームはPC/Mac（Steam/itch.io）およびAndroid/iOSで、後日Nintendo Switch向けにもリリース予定。クロスプレイもサポートする。日本語表示にも対応し、来年2022年Q2発売予定だ。
『The Past Within』はふたりで協力して謎を解き明かすアドベンチャーゲーム。プレイヤーたちは過去と未来に分かれ、それぞれの視点から情報を共有してパズルを解いていく。例としては、一方が見た「絵の順序」を、もう一方が装置に入力するような謎解きがあるようだ。過去と未来、それぞれの世界を2D・3D視点で探索することになるという。公開された実写トレイラーでは、男女が仲睦まじく本作をプレイする様子が映し出されている。しかし、映像の後半にかけて何やら不穏な雰囲気が流れ出す。まるでゲームの世界が現実を侵食するかのようだ。本作にはホラー表現や、メタ的な要素が含まれるのかもしれない。
本作を手がけるRusty Lakeは、オランダ・アムステルダムを拠点とするデベロッパー。同スタジオは『Cube Escape』シリーズや『Rusty Lake』シリーズなど、いわゆる「脱出系」の謎解きゲームで高い評価を得ている。謎多き不穏な世界観や、言葉少なに語られるストーリーなども魅力だ。シリーズごとに物語に繋がりも見られ、「Paradox – A Rusty Lake Short Film」として映像作品にも展開している。『The Past Within』についてもRusty Lakeシリーズとの関連性が示唆されており、シリーズファンの興味をそそる。
Rusty Lakeを設立したのは、開発者のRobin Ras氏とMaarten Looise氏。両名はスタジオ設立前の2013年にはFlash製脱出ゲーム『Samsara Room』をリリース。以降同ジャンル作品を作り続けている。『The Past Within』についても、Rusty Lakeより開発が伝えられていた。今回のトレイラー公開により、いよいよ正式お披露目となったかたちだ。
『The Past Within』は2022年Q2、PC/Mac（Steam/itch.io）およびAndroid/iOS向けにリリース予定。また、後日Nintendo Switch向けにもリリース予定だ。クロスプレイおよび日本語表示にも対応する。
