Electronic Artsは4月22日、傘下のDICEが手がける『Battlefield（バトルフィールド）』シリーズについて、2本の新作を開発中であることを明らかにした。ひとつは、かねてより予告されているPC/コンソール向けのシリーズ最新作。そしてもうひとつは、モバイル向けの作品だという。
まずPC/コンソール向けの『Battlefield』シリーズ最新作について、DICEのゼネラルマネジャーOskar Gabrielson氏によると、今年のホリデーシーズンの発売に向けて、かつてない規模のスタッフが動員されているとのこと。
本作にはDICEに加え、Respawn Entertainmentの共同設立者・CEOのVince Zampella氏がトップを務めるDICE Los Angeles、『Burnout』シリーズで知られるCriterion Games、そして『Need for Speed』シリーズの近作を手がけたGhost Gamesを前身とするEA Gothenburgが開発に参加。DICE Los AngelesとCriterion Gamesは、DICEが共有した本作のビジョンを構築し、EA Gothenburgは新次元の作品を実現するためのテクノロジーを追及しているところだという。
Gabrielson氏は、最新作では『Battlefield』のすべての要素が詰まっており、そのことごとくが新次元に昇華されているとコメント。壮大なスケールや全面的な軍事衝突、驚愕の予期せぬ瞬間、戦局を変える破壊的要素、そしてこれまで以上に多くのプレイヤーがかつてない混沌を巻き起こす圧倒的な規模の戦闘を実現するとしている。現在は、内部でのプレイテストをおこないながら、クオリティ向上やバランス調整に取り組んでいるそうだ。本作の続報については、近日中に発表するとのこと。
そして、今回開発中であることが明らかになった『Battlefield』シリーズのモバイルゲームについては、2022年に配信予定。モバイル向けFPSゲーム開発を専門とするEAの傘下スタジオIndustrial Toysが、DICEと綿密な連携を取りながら手がける。
本作はIndustrial Toysがいちから構築。上述したPC/コンソール向けの新作とはまったく異なるスタンドアローン作品となり、モバイルプラットフォームに特化した内容になるそうだ。“どこでも遊べる『Battlefield』”をテーマに、本格的なスキルベースのゲームプレイがスマホ・タブレットで楽しめるという。こちらも現在テストをおこなっており、詳しい情報は後日公開するとしている。
