Bungieは11月11日、『Destiny 2』の拡張コンテンツ「光の超越」を発売した。「光の超越」は、拡張コンテンツ3部作の第1部として、『Destiny 2』イヤー4の開幕を飾るものだ。また拡張コンテンツの発売にあわせて新シーズン「斬獲のシーズン」がスタート。同シーズンのストーリーミッションは、11月18日に解禁される。
「光の超越」の舞台となるのは、木星の凍てつく衛星エウロパ。そこでは、ばらばらになったフォールンのハウスが集結し、暗黒のフォールン・ケルであるエラミスが率いる暗黒帝国が誕生していた。ガーディアンたちは過酷な辺境の地にて、黄金時代に築かれたクロビス・ブレイの研究施設に潜入し、邪悪な目的のために「ステイシス」の力を操ろうとする暗黒帝国に立ち向かう。暗黒を止めるべく、暗黒の力に手を染めて。
ステイシスは、アーク・ソーラー・ボイドとは異なる新しい属性タイプだ。タイタン・ウォーロック・ハンターはそれぞれ異なる方法でステイシスを活用。敵を凍結・粉砕する強力なスキルを駆使することで、戦闘の流れを支配する。概要は公式サイトにて確認できる。また「光の超越」所有者用の新レイド「ディープストーン・クリプト」は、11月22日に解禁。レイドの世界初クリアを目指す、恒例のワールドファーストレースが始まる。
そのほか「光の超越」に収録されるコンテンツとして、新エキゾチック武器の「猶予なき時」「悲嘆」や、新しいエキゾチックアーマーが登場。「猶予なき時」は精密ショット達成時もしくはステイシス影響下にある敵への攻撃時、撃った弾がマガジンに戻ってくるパルスライフル。この効果をスタックすると、ガーディアンのそばに小さなタイムポータルが生成され、そこから弾が放たれる。「悲嘆」は剣エネルギーを消費して大回転の一刀両断攻撃を繰り出すチェーンソー剣だ。バリアチャンピオンすらも切り裂く。攻撃をブロックし、刃を最大限まで強化して敵にダメージを与えると、自身の体力が回復する。
「光の超越」の発売にあわせて開幕した「斬獲のシーズン」では、新しいアクティビティ「ラスボーン狩り」にてハイヴの戦神シヴ・アラスとの戦いに挑むことになる。こちらのアクティビティは、ストーリーコンテンツと同じく11月18日に解禁。なお「斬獲のシーズン」以降のシーズンでは、シーズン固有コンテンツや装備品の多くが、イヤー4を通して残るようになる。これにより、シーズンを逃すことへの不安が軽減されると見込まれている（公式ブログ）。
『Destiny 2』は新規プレイヤー向けにチュートリアル体験が刷新され、前作で登場したコスモドロームが初心者ガイドの場として復活。初期パワーレベルも大きく引き上げられ、これまで以上に遊び始めやすくなっている。ゲーム本編は基本プレイ無料のため、イヤー4突入を機に始めてみる、もしくは復帰するのも手だろう。「光の超越」発売後は人が集まっており、Steamでは『Destiny 2』の同時接続プレイヤー数が24万人台にまで上昇。2019年10月にSteam版が登場したころに次ぐ盛況ぶりを見せている（SteamDB）。
イヤー4にて新たなコンテンツが追加されただけでなく、最新のパッチ3.0.0.1にて、さまざまな機能改善・バランス調整も適用されている。キャラクター作成機能に関しては、色見本や頭・髪モデルが改良されたほか、英語版では「Male」「Female」選択項目が「Masculine」「Feminine」に変更されるという現代的な配慮も見られる。
「光の超越」の対応プラットフォームはPC（Steam）/PlayStation 4/Xbox One/Xbox Series X|S。11月12日発売のPlayStation 5にも対応する。Xbox Oneで「光の超越」を購入した場合、Smart Delivery機能を使ってXbox Series X|Sに無料でアップグレード可能。PlayStation 4で購入した場合も、PlayStation 5へと無料でアップグレードでき、次世代機のロード時間高速化や4K解像度、旧世代機とのクロスプレイといった次世代機の恩恵を受けられる。
「光の超越」には「スタンダード版」「スタンダード版＋シーズン」「デラックス版」の3種類があり、「スタンダード版＋シーズン」は現行シーズンコンテンツ（シーズン12以降の1シーズン分）へのアクセス権を同梱。「デラックス版」は年間シーズンコンテンツ（シーズン12より合計4シーズン分）とセットになっている。『Destiny 2』は今後も、各種シーズンコンテンツを配信するほか、「光の超越」に続く拡張コンテンツ「漆黒の女王」「光の終焉」の販売など長期運営が継続される予定だ。
