惑星の生態系を構築するシム『Equilinox』など最近紹介した開発中のインディーゲームをまとめるWeekly Indie Pick

「Weekly Indie Pick」は、発売前のインディーゲームを紹介する「Indie Pick」で取り上げたタイトルをおさらいする企画。前回から1か月以上あいた今回は2018年9月28日(金)から11月9日(金)の間に紹介したインディーゲームをひとまとめにして見ていく。

「Weekly Indie Pick」は、発売前のインディーゲームを紹介する「Indie Pick」で取り上げたタイトルをおさらいする企画。前回から1か月以上あいた今回は2018年9月28日(金)から11月9日(金)の間に紹介したインディーゲームをひとまとめにして見ていく。

今回注目したいのは、『Equilinox』。とある惑星の生態系を管理し、構築するシミュレーションゲームだ。まだ生息する動物の種の少ない惑星にて、「dp」と呼ばれるポイントを用いることで、動植物を進化させていく。11月24日と発売日も近い。グラフィックもかわいらしく、新たなシミュレーションゲームとして注目が集まることだろう。

 

Keep the Peace

『Keep the Peace』は、警察署長となり、街に平和をもたらすべく奔走するシミュレーションゲームだ。都市や村などさまざまな場所が舞台となるが、どの場所でも住民は警察を一切信用していない。起き続ける犯罪、問われる責任、文句を言い続ける市長。そんな環境で、警官たちは疲れ果てている。プレイヤーは過酷な環境下で、警官を指揮し治安を守ることになる。治安を守るために何よりも必要なのは人手だ。それぞれ能力の細かく異なる警官たちを雇い、任務に就かせる(紹介記事)。

 

Virgo Vs The Zodiac

インディー開発スタジオMoonanaによる新作Sci-Fi/ファンタジーRPG『Virgo Vs The Zodiac』がPC(Steam)にて2018年12月4日に発売予定だ。12星座が支配する銀河系を舞台に、自分の正義を疑わないVirgoが、ほかのZodiacたちを征服するべく旅に出るというアンチ・ヒーロー冒険譚。JRPGから強い影響を受けたという開発スタジオの処女作は、可愛らしいピクセルアートで表現されたキャラクターと斬新なシステムが目を引く意欲作である(紹介記事)。

 

Aquamarine

https://www.youtube.com/watch?v=CGG4OpXZY7w

インディースタジオMoebial Studiosが『Aquamarine』を開発中だ。『Aquamarine』は、ローグライク要素を部分的に取り入れた探索ゲーム。舞台となるのは、水で覆われた未知の惑星だ。宇宙を飛行しているプレイヤーが、突如この惑星に墜落したところから物語が始まる。脱出ポッドに乗り込み、謎だらけの世界を探索。そうするうちにプレイヤーは、惑星と主人公について知っていくことになる。本作は、フランスのアーティストであるメビウス(Moebius)ことジャン・ジロー氏から強く影響を受けていることが最大の特徴である(紹介記事)。

 

Spellcaster University

『Spellcaster University』は、ファンタジー世界を舞台とした魔法大学経営シミュレーションゲームだ。プレイヤーは魔法大学の管理者として、大学経営に携わることになる。大学を建設し、教員を雇用し、生徒を募る。生徒たちを、世界を恐怖に陥れる闇の軍団に対抗できるような一人前の魔法使いに育てていくのだ。大学の施設は、手持ちのカードによって拡充可能なシステムになっている。このカードシステムの影響で、プレイするたびに施設の設計は異なってくるようだ(紹介記事)。

 

Monster Sanctuary

『Monster Sanctuary』はインディースタジオMoi Rai Gamesが手がけるRPGだ。舞台となるのは、人間とモンスターが共生する世界。人間とモンスターが共存する文化に亀裂が入りつつある世界を、とある一族の若者が冒険するというオーソドックスなシナリオとなっている。本作の最大の特徴は、モンスター育成RPGというジャンルと、メトロイドヴァニアスタイルのアクションゲームを融合させている点だ。開発者も自ら“メトロイドヴァニア”ゲームと称している(紹介記事)。

 

Speaking Simulator

『Speaking Simulator』は言葉の発声をテーマにしたシミュレーションゲームだ。プレイヤーはプロトタイプの人型ロボットとなり、口や舌を操作して言葉を紡いでゆくことになる。ロマンチックな会話や、医師の診察など、さまざまなシチュエーションで人間と対話をしよう。そして可能な限り自然に振る舞い、自身がロボットであることを隠し通すのだ。操作を誤れば、顔面はショートし、耳や目玉のパーツも飛び出す。たちまち、正体に疑いを抱かれてしまうだろう。人型ロボット達は起動と同時にAIからひとつの指令を受け取る。その内容は「人類に溶け込め」である(紹介記事)。

 

Boomerang Fu

個人開発者Paul Kopelko氏 による新作インディー2D対戦アクション『Boomerang Fu』が現在開発中だ。コミカルな食材たちが一撃必殺のブーメランで戦うパーティーゲームとなっている。操作は近接攻撃、ブーメラン投げ、ショートダッシュの3種類とシンプル。物理演算にしたがって飛び回るブーメランの挙動をうまくコントロールし、アイテムや地形を賢く使って相手を「みじん切り」にしてやろう。『Boomerang Fu』は、食材をモチーフにしたコミカルなキャラクターを操作し、見下ろし型2Dマップで対戦するアクションゲームだ(紹介記事)。

 

Equilinox

本作は自然環境を構築・管理するサンドボックスゲームだ。生態系のバランスを取りながらさまざまな動植物を産み出して、世界を思うがままに彩ろう。荒れ果てた世界をどのように変えていくかはプレイヤー次第だ。豊富に用意されたタスクをこなしたり、動植物を進化させて新たな種を解放することもできる。そうして、さまざまな仕掛けを利用しながら、自分だけの理想の箱庭を築きあげるのだ。本作の舞台となるのは、その大半が砂漠と化した荒野。残された緑は僅かで、そこに数少ない動物たちが身を寄せ合って暮らしている(紹介記事)。

 

SkateBIRD

アメリカ・シアトルに拠点を置くインディースタジオGlass Bottom Gamesが、スケボーゲーム『SkateBIRD』をPC(Windows/Mac/Linux)向けに開発中だ。そのタイトルからうかがえるとおり、鳥のキャラクターでスケボーをするスポーツゲームである。主人公の鳥はスケボーが大好き。彼は飛ぶことができないが、スケボーでなら宙を舞うことができる。そんな彼にはスケボー仲間の親友がいたが、仕事のせいで滑るのをやめてしまい、彼はひとりぼっちになってしまった。そんな寂しい状況を得意のスケボーの力でなんとかしよう、というのが本作のバックストーリーである(紹介記事)。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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