カテゴリー レビュー・インプレ
レビューは、オンラインゲームなど終わりがないものを除き、原則クリアしたタイトルを対象にしています。アーリーアクセスやデモなど正式発売前のゲームはプレビュー、軽い紹介はインプレッションとして分けています。
『NightCry』レビュー、『クロックタワー』の精神的続編という作家性に置き去りにされた悲劇の完成度
一世を風靡した古典テイストと懐古趣味を刺激するゲームデザインを貫いており、『クロックタワー』の精神的続編というテーマに関しては完璧の着地点といえるだろう。しかし、プロジェクトが本格始動してからわずか1年余りでのリリースは、さすがに些か性急ではなかったのだろうか。
『恋姫†演武』PC版レビュー 格闘ゲーム感覚の開眼
『恋姫†演武』は、格闘ゲーム界隈では独特なプレイフィールで名が高く、そのハードコアで古風を意識したゲーム設計は、格闘ゲーマー養成ギプスという評判をもつ。本稿ではSteamで販売されるPC版『恋姫†演武』のレビューをお届けする。
『RefRain -prism memories-』レビュー ”攻めるシューティングゲーム”のひとつの完成形
2015年5月13日にSteamでの販売が開始された『RefRain -prism memories-』(以下『RefRain』)は、日本の同人ゲーム制作集団「RebRank」により制作された。「RebRank」の過去作品には シューティングゲーム『五月雨 -samidare-』(以下『五月雨』)が存在しており、本作はこの『五月雨』の精神的後継作品といえるだろう。
『Quantum Break』レビュー Remedyの美学とXbox Oneが夢想したクラウドゲームの未来が合致した壮大な実験作
『Quantum Break』は時間を使ったアクションだけではなく、ストーリーすら時間を使ったモチーフを扱っている。タイムトラベルものは過去の自分と会うことが可能であったり、同じ出来事が反復して描写されたりするので、SFでありながら自己像幻視やデジャヴのような幻想文学のような性格を持っている。
PC版『Overwatch』プレビュー。エイミングテクニックとアビリティの駆け引き、仲間との連携で勝利を目指すチーム対戦型FPS
『Overwatch』はBlizzardが開発を手がけるチーム対戦型FPSである。5月5日には待望のオープンベータが予定されている。本稿では『Overwatch』のレビューをお届け……と言いたいところだが、本作はまだ未発売であるため、クローズドベータ期間の感想も含めたプレビューをお届けする。
『Landmark』で理想のMy Sweet Homeをこの手に。大型連休に、つい時間を忘れる美しくもリアルな建築ゲームはいかが?
『Landmark』は、美しい世界に自分の土地を所有し、その中でプレイヤーは想像力の赴くままに建築・造形を楽しめるサンドボックス型MMOである。筆者が個人的に「現時点で最高の建築愛好家向けゲーム」と信じて疑わない『Landmark』の世界を紹介していこう。
『Ashes of the Singularity』レビュー ハイエンドPCオーナーの承認欲求を満たす、ただひとつのベンチマーク
『Ashes of the Singularity』は最新ゲームエンジンで描いた、クラシック・スタイルのRTSだ。大量のユニットをぶつけたい子供心と、その描写にこだわりをもつ大人心を満たす、すがすがしいほど無邪気なコンセプトを実現した。しかしながら、そうした遊びかたをゲーム内コンテンツで伝えていない。
『Hyper Light Drifter』レビュー 想像力で駆動する世界創造のエンジン
『Hyper Light Drifter』はハイファイ世代のピクセルアートが想像力の翼をもたらす2DアクションRPGだ。宮崎駿フィルムを想起する雰囲気の世界を、『Diablo』のハイテンポ戦闘でかけぬけ、『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』のように探索する、16bit機世代が夢見たゲームである。
『Enter the Gungeon』レビュー ――いままでに撃った銃弾の数を覚えているか?
『Enter the Gungeon』は表題のとおり銃だらけのゲームで、忘れていた古い夢を、もうこれ以上はいらないくらい完全に、叶えてくれる。開発元はDodge Roll。リリース日は4月5日で、執筆時点での価格はSteamにて14.99ドル。PS4でも発売されている(日本語版は4月20日)。
悪の大企業に革命軍が殴りこむ”カチコミ”系FPS『Bunker Punks』が熱い、鉄砲玉たちの高速アクションで脳細胞が燃える
3月30日、Staemにて新作FPS『Bunker Punks』がリリースされた。同作はカナダのインディーデベロッパー「Ninja Robot Dinosaur」が開発・販売を担当しているタイトルだ。ローグライク要素を盛り込んだ一人称視点シューターとなっており、FPS部分はオールドクラシックな遊び方が楽しめるように調整されている。