カテゴリー レビュー・インプレ

レビューは、オンラインゲームなど終わりがないものを除き、原則クリアしたタイトルを対象にしています。アーリーアクセスやデモなど正式発売前のゲームはプレビュー、軽い紹介はインプレッションとして分けています。

Nintendo LaboのバイクToy-Conが『マリオカート8 デラックス』に対応。ハンドルをにぎって実際に2時間遊んでみた

任天堂は本日公式サイトにて、『Nintendo Labo Toy-Con 01: Variety Kit』に付属するバイクToy-Conが『マリオカート8 デラックス』に対応したことを発表した。段ボールを組み立ててつくったバイクToy-Conでレースをプレイしてみるとどうなるのか。実際に遊んでみた。

『鱗羽の天使』レビュー。ドラゴンと人間の異種恋愛譚を通じて垣間見る、海外ビジュアルノベルの流儀

竜と恋愛するゲームと聞くとファンタジックな世界を想像するかもしれないが、本作は「人類が竜の世界の入り口を発見した場合、どのように対処するか?」というSF的なファーストコンタクトもののような筆致で幕を開ける。描かれる竜の世界も、近代的な行政や法の支配が機能しており、人間社会とほとんど変わらないどころか、ほとんど人間を竜に置きかけただけのような世界である。だが、まぎれもなくその世界にいるのは竜たちである。

『シャドウ・オブ・ウォー』レビュー。キャラクター自動生成機能「ネメシスシステム」は「物語」をいかに生みだすか?

「Middle Earth」シリーズにおけるキャラクター生成機能「ネメシスシステム」とは、一つのゲーム体験としてのストーリーの中で「物語の巨釜」と「料理人」の役割をどこまで「自動生成」に肩代わりさせることが可能なのかという、ビデオゲームだけではなく「ストーリーテリング」という概念そのものに関わる非常に重大な挑戦である。

『巨影都市』レビュー。なぜ「にせウルトラマン」なのか、フルプライスタイトルで真摯に成し遂げられた“正気ではないセンス”

滅多にないことだが、『巨影都市』をプレイしているあいだ、ゲームの内容のことよりも遥かに強く「この企画はどうやって通したのだろう?」という素直で率直な疑問について考え続けた。この企画を考えた人間がどういった方向性で、会社の上層部にプレゼンをしたのかという疑問。そしてこの企画にゴーサインを出した人間は一体どういった損得勘定をしたのか。

『サイコブレイク2』レビュー。「探索アクションの面白さ」と「恐怖」を両立させる優れたホラーゲーム

結論を先に言えば『サイコブレイク2』はホラーゲームとして成立しており、その上でゲームとしてあらゆる面で高水準でまとまっている。それは前作で与えてしまった多くの情報が、続編のゲームプレイにおいてどう不利益に働くのか考え抜き、同時にゲームとしての完成度をどう高めるかを貪欲に追及した絶妙なバランス感覚の結実と呼んでいいだろう。

スマホ向けアプリ『どうぶつの森 ポケットキャンプ』の完成度はいかに。実際にオーストラリア版を遊んでみた

昨日正式発表されたスマホ向けアプリ『どうぶつの森 ポケットキャンプ』。日本を含めた主要国向けには11月下旬の配信が予定されているが、オーストラリアではすでに先行して同アプリが配信されている。今回、同アプリをダウンロードすることができたので、その内容をかいつまんでお伝えしたい。

ただし”侵略側”な『X-Morph: Defense』紹介。文明を徹底的に破壊し尽くすタワーディフェンス&シューティング

物語の出だしはこうだ。宇宙空間を横切る巨大隕石。そこで何かが目覚めた。その意識に迷いはなく、ルーチンワークと化した惑星侵略の手はずにとりかかる。星系をスキャンし、エネルギーや資源などさまざまな要因から候補を絞っていった。侵略目標は青く輝く惑星だ。

『Jalopy』紹介。東ドイツ共産主義時代のおんぼろ国民車でイスタンブールを目指せ、東欧縦断カーシムが教えてくれる人生の意味

「ドレスデン 300km」と記された看板が見える。あなたが乗っている車の最高速度は100km/hだ。ドレスデンに着くまであと何時間かかるだろう。3時間と答えたあなたは、『Jalopy』をプレイするべきだ。なぜならその答えは完全な間違いで、実際には12時間以上かかるから。