『エルデンリング ナイトレイン』強化マリスにもだえる。Switch 2新作焚き火ゲームが意外と本格派。ポケットペア発ホラーがテンポ良い。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。504回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。504回目です。猛暑。


焚き火

今週は『チルっと焚き火ソン』を少しプレイ。焚き火をする、ただそれだけのシミュレーションゲームです。薪を焚べて、火が消えないように、あるいはより大きくするように世話をする。ローポリゴンのシンプルな見た目ながら、それぞれの薪における温度や水分量、酸素量の変化がシミュレートされ、薪の組み方や焚べる量などの管理が結構大事。鉈で薪を割って大きさを調整したり、火吹き棒で酸素を供給したりといったこともできる。おまけにマシュマロも焼ける。

筆者は、キャンプの焚き火や暖炉の様子を延々と流すYouTube動画が好きで、「ついにゲームにも来たか」と思い本作を購入したのですが、自分で焚き火をした経験があまりなかったこともあり、意外と本格的なシステムに戸惑う始末。最初はすぐに火が消えてしまった。ただヒント機能が充実しており、いつしか没頭することに。これが火を育てるというやつか。慣れるともっとリラックスして楽しめそう。
by. Taijiro Yamanaka


妹(爆発物)

『Elona Shooter』をプレイしていました。『Elin』の開発者さんが作った、昔なつかしのFlashゲームです。先日『Elin』のファンが集うオンライン同人誌即売会が開催されていたのですが、そのときに『Elona Shooter』に触れているイラストをお見かけして、久しぶりにプレイしたいと思い立ったのです。

しかし、今はもうFlashゲームを手軽に遊ぶことはできなくなってしまいました。Flash Playerを代替するものもあるにはありますが、ゲームによっては正常に動かないケースもあり、私が昔『Elona Shooter』をプレイしていたサイトでも遊べなくなっています。幸いゲーム本体はダウンロード可能な状態で公開されているため、今でもローカルな環境でならプレイすることができます。もともとゲームが公開されていたサイト限定の称号やクラスは入手することができませんが、久々に遊んで懐かしむくらいなら十分でしょう。

と、ここまで書いて「本当にローカルでしか遊べないのか?」と疑問に思い調べてみたら、Armor Gamesであれば今でもブラウザで遊べることに気がつきました。入手できるメダル(ゲーム内実績)がやや少ないですが、ブラウザ限定クラスも選択可能。たまに表示が一瞬乱れることもあるものの、プレイにはほとんど支障なし。これからはちょっとした息抜きに銃をぶっ放すのも良さそうです。
by. Naoto Morooka


雰囲気重視のお化け屋敷

今週は、短編ホラーゲーム『オバケヤシキ』を遊んでいました。本作は、おじさんが子どもたちの喜ぶ顔が見たくて作ったというお化け屋敷を探索するゲームです。明らかに見た目より広い室内を進んでいくと、子ども相手には怖すぎる不穏な部屋が次々に登場。思わせぶりな装飾が不気味な部屋を進み、ゴールに辿り着いて外へ出ることが目的となります。『ムベンベラジオ』などの開発者さんによる新作となっています。

子ども向けに作ったお化け屋敷という設定通り、本作は遊びやすい内容になっています。取得可能なものなどは、カーソルが変化する形でわかりやすく提示。ひたすら不気味で思わせぶりな室内は緊張感があるものの、ジャンプスケアなどはなく雰囲気一点勝負の奥ゆかしいホラーになっています。またゴールに辿り着くだけなら簡単なのですが、お化け屋敷内にはいくつもの分岐があって、全ゴールへの到達を目指すとそれなりに遊びがいがあります。短編ホラーとしてよくまとまっており、雰囲気重視のホラーを遊びたいならおすすめできる1本でした。
by. Keiichi Yokoyama


別ゲー始まったな

引き続き『エルデンリング ナイトレイン』をプレイしています。アプデで解禁された2人出撃がかなり楽しいです。キャラクターが成長するマッチ後半では物量で押しきれてしまうという側面もある3人プレイに対して、2人プレイではヘイト管理がより重要になり、個々のプレイヤーが「回避+攻撃」という戦闘の核の部分をより楽しめているように感じます。ひりついた戦いがしたいけどソロはなんだか物足りない、という人にはピッタリかなと。ただ、筆者としてはやはり、3人プレイが本作における理想のかたちであるというのが現状での結論。当分は2人でも遊んでみようと思います。気が変わるかも。

それはそうと、常夜の王「兆し」にびっくりするほど勝てません……。筆者は発売直前の先行プレイで「三つ首の獣」にこれでもかというほど苦渋を飲まされて以来、大きな挫折を感じることなくここまで上達してこれたわけですが、今回の相手は一味違いました。3人でも2人でもまだ勝利掴めず。これまでの常夜の王たちは一部既存の技が強化されていたり、奥義が追加されていたりといった具合。一方強化マリスの第2形態は専用ギミックがメイン。戦い方からまったくの別物なので、これまで培ってきた経験があまり通用しないという。常夜の王の第2弾に向けて意気込んでいましたが、なんだか急に怖くなってきた。
by. Shion Kaneko


程よくスムーズ

『Dead Take / デッドテイク』をプレイしていました。行方不明の友人を追って訪れた無人の豪邸を探索するホラーゲームです。邸宅内の謎解きが主体となっており、多少ジャンプスケアも交えながら展開。俳優業界の闇をテーマとしていることもあり、オーディションなどさまざまな実写映像が用意されている点が特徴になっています。そうした映像や読み物には謎解きだけでなく、意味深な物語を紐解くヒントが散りばめられているのも持ち味です。

全体的に謎解きは程よい難易度で、ホラー演出も凝っているものの怖くて進めなくなるほどではないマイルドさ。テンポよく進みつつ、間で実写映像の確認が挟まるので中だるみ感なくプレイできるゲームでした。なお物語は読み物で補完されるスタイルですが、ローカライズ品質はばっちり。ポケットペアのパブリッシングということもあり日本語はもちろん、ゲーム内の画面表記なども丁寧に訳されていました。

ちなみに本作には『マックスペイン』第1作や『Alan Wake 2』に出演していたことでも知られるサム・レイク氏が出演。ホラーゲームではありつつも、同氏の顔を時おり見かけてほっこりしながらプレイできる作品でした。
by. Hideaki Fujiwara

AUTOMATON JP
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