『Pokémon LEGENDS Z-A』はやっぱり難しい。『エスケープ フロム ダッコフ』はやればやるほどタルコフと違う。『黒歴史ファイターズ』をプレイ。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。516回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。516回目です。寒くなってきた。


発売1周年

今週は、『Windblown』に大型アップデートが配信されたため久しぶりにプレイ。新規ステージ「失われた多島海」が追加され、それをアンロックするためのちょっとしたクエストも用意された。まずは「キノコの沼」ステージで壊れたビーコンを入手し、拠点に持ち帰って修理してもらう。そのビーコンでは救難信号を受信でき、発信元の座標を特定することで、2ステージ目の分岐として新規ステージにアクセスできるようになるという流れ。

失われた多島海では、拠点に連れ帰ることのできる新たなNPCが登場。その人物との会話の内容や、ステージの環境は謎を呼ぶものとなっており、本作の世界観に一層深みが出てきた印象です。今回のアップデートは、装備品の追加やバランス調整などゲームプレイ面にも見所は多い。それはそれとして、本作には元々どこか謎めいた雰囲気があったため、個人的にはそうした世界観を掘り下げる追加要素は嬉しい。もっとほしい。
by. Taijiro Yamanaka


アイマスクのグッズ化予定はありますか

『ステラソラ』をプレイしていました。ランダム3種から選択する強化はローグライトのようでありつつ、クールタイムごとに使えるスキルとゲージを溜める必要のある必殺技やガチャ周りには『原神』などに通ずるものもあるように思われ、無敵時間の長い回避という点にはいわゆるフロムゲーの遺伝子も少し感じます。過去のいろいろな作品の良い部分を取り入れ、組み合わせ、アクション性をスマホでのプレイでも無理がないように抑えつつ、うまく一本のゲームに仕立て上げていると思いました。オートバトルをONにしたままでも移動が可能であるため、スキルや必殺技は自動で撃ってもらいながら回避に専念できるのも気楽で良かったです。

UIなどのシステム面も洗練されている印象です。キャラクター育成時に足りないアイテムがあったとき、アイテム合成や変換で手に入る場合は不足分を一発で作ってくれる親切設計になっていて快適そのもの。それなのにやる気が全快するまでの残り時間表示がないのは何故だろうと不思議に思ったら、上限が240固定で1時間に10回復する数値設定になっているから、ひと目であと何時間であふれ始めるかわかるんですね。シンプルで素敵な実装だと思いました。ひとつだけ残念なのは、かわいい魔王さまをホーム画面では眺められない点でしょうか。プレイヤー自身にあたるキャラなので仕方ないんですけどね。
by. Naoto Morooka


黒歴史アクションゲーム

今週は、『黒歴史ファイターズ』を遊んでいました。本作は、36体のプレイアブルキャラクターから好きなキャラクターを使って、ボスラッシュを勝ち抜く2Dアクションゲームです。ただし舞台となるのは、黒歴史が頭をよぎる厨二病設定の世界。キャラクターとしてはダークマター認識爆発の最初の一人で始祖の魂を宿した少年サジャや、ギルドの諜報部の少女イリアスなどが登場。本作では、ノートに書いた絵をスキャンしたような白黒のイラストも含めて、味わい深いキャラクターたちを操作してボスラッシュを勝ち抜くわけです。ボスラッシュは制限なくリトライ可能。年表から、黒歴史の大まかな流れも確認はできます。一方、特にストーリーは用意されていないので、バトルの間に黒歴史に脳を焼かれる心配はありません。ノートに設定を書き連ねていたプレイヤーでも安心して遊べますね。

本作はアクションゲームとしては、ちょっと大味な印象も受けます。しかし黒歴史がモチーフとなっているためか、キャラクターのアクションの中にはほとんど隙のない無敵技や、無法な攻撃範囲を誇る遠距離技なども存在。触ってみて最強キャラ疑惑が浮上するキャラクターが何人もいて、シンプルながらわくわくさせられます。そうしたアクションや厨二病な世界観など、いい意味で粗々しさがアクセントになっている作品でした。
by. Keiichi Yokoyama


成長には痛みが伴う

『ストリートファイター6』に新キャラとしてC.ヴァイパーが登場したので、最近はもっぱらずっとヴァイパーを使ってトレーニングモードを中心に遊んでいました。本作における「とりこれ」ともいえる中足ラッシュがなく、無敵OD技も持ち合わせていません。ですが、ハイジャンプを使ったキャンセル、必殺技のフェイントを活かした攻撃の応酬は、相手に対応させる暇を与えない素早さを誇ります。

とはいうものの、その操作はかなり忙しい。そのうえ入力の難度も高い。春麗やエドが操作の難しいキャラとして挙げられることもあるものの、そこから数段上がった印象。特に立強KからODバーニングキック地上版は最大を取るうえでできるようになっておきたいが、トレーニングモードでも未だに安定しない。

しかしやはりトレーニングモードにおける“痛み”はやはり形になるもの。しばらくトレーニングモードに籠ってコンボなどを練習していたこともあってか、いざとなった時にすっとコンボを完走できるのは嬉しい。火力が高いこともあって、完走時の気持ちよさはひとしお。「必殺技/コンボが出て楽しい」という、初心に戻ったような気持ちでしばらく遊んでみようと思っています。いつまで経っても立強K~ODバーニングは出ないのですが。
by. Kosuke Takenaka



あくまでもダッコフ

『エスケープ フロム ダッコフ』をプレイしていました。オマージュ元の『タルコフ』との最大の違いは見下ろしシューター化して戦闘がカジュアルになった点ですが、個人的にはゲームサイクルが超高速化しているのも独自の面白さに繋がっている印象。脱出シューターではあるのですが脱出がシビアではなく、持ち帰ったアイテムを預ける倉庫の整理も容易で、下準備も手軽。出撃・アイテム探索・脱出して再出撃準備という工程がすいすいと進むので、『タルコフ』らしさが抽出されつつもかなり気楽に遊べるゲームになっています。

ただカジュアルさに振り切ったゲームかと思いきや、マップを少し進むと強敵もどんどん現れてあっけなく死ぬため索敵の緊張感もあり。そして死亡した場合は、通常難易度だとその場に持ち物を落とし、回収前に死ぬとロストするというシステムになっています。固定の出撃地点から探索を進めていく点も相まってソウルライクっぽさも感じるところ。そうした点も含め、遊べば遊ぶほど『タルコフ』とは別のゲームとして楽しめています。
by. Hideaki Fujiwara

Switch 2そこそこでかいので姿勢によっては肩凝り

『Pokémon LEGENDS Z-A』を進めています。結構終盤になってきた印象ですが……このゲーム、結構難しい。プレビュー記事でもそういったことが書かれており、その際は「戦闘仕掛け時の立ち回りが難しい」印象でしたが、戦闘がちゃんと難しくアツい。ゲームスピードがめっちゃはやい。ゴリ押しも難しい。レベリングと判断力、両方求められるんですよね。『Pokémon LEGENDS アルセウス』の時も難しいとは思いましたが、ちょっとまたレベルが上がった感じはします。メガシンカによる迫力がすごくて、メインストーリーのボス相手でもかなり強烈。手持ちポケモン死屍累々になって勝利する戦闘、かなり懐かしい。やはりアイテムが使いづらいだけでかなりピリピリしますね。難しいけど突破できる。ちょっと進行自体でダレることはなくはないですが、戦闘が強烈なのでそこで大きな刺激があり長時間遊びやすい。

ただこう、『Pokémon LEGENDS Z-A』での戦闘が面白かったりスピード感がすごかったりすると、いわゆる本編が気になるところ。『Pokémon LEGENDS アルセウス』後の『ポケモンSV』はいろいろ工夫されているにせよ、ターンベースで静的なのでちょっとまどろっこしさもありました。「LEGENDS」シリーズと本編は差別化できているのは間違いないですが、次の本編のシステムも気になります。
by. Ayuo Kawase

AUTOMATON JP
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