オープンワールドな『デモンエクスマキナ タイタニックサイオン』を楽しむ。『みんなのGOLF WORLD』を遊んだけれど。『タレットと少女』をプレイ。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。509回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。509回目です。残暑。


改善待ち

今週は『みんなのGOLF WORLD』を少しプレイ。本作では、バグや操作性の問題、その他さまざまユーザーから指摘が相次ぎ、開発元が発売初日から改善を約束する声明を出す事態になっています。個人的には、購入して一番最初の一打目にフェアウェイど真ん中に飛ばしたら、キャディさんに「ファーッ!ステキ〜」と言われて何だかヘコみました。また不具合ではないですが、“厨二病を拗らせた高校生ゴルファー”だというミズキ君、デフォルトキャラにしては言動のクセが強すぎてビックリした。

それはそれとして、あの『みんゴル』がマルチプラットフォームでリリースされたことは感慨深い。最近では『パタポン』でも同じ展開があり、SIEによる休眠IPの活用ということなのかも。ジャパンスタジオは再編され存在しないし。SIE作品関連では、元スタッフが独立して精神的続編を制作する例がいくつかあるが、今後は本家として復活することもあるのかな。
by. Taijiro Yamanaka

黄泉に落ちる前にも麻雀

『雀魂』で開催中のイベント「青雲の志」をプレイしていました。開催からしばらくの間はベースとなる強化要素がデイリーミッションで少しずつしか上げられなかったので、今週になってようやくフル強化でプレイできるようになりました。

まずは自分でいろいろ試そうと思い、今のところ攻略は見ずに手探りでやっています。スクショは、特定の条件を満たすと牌が「魂牌」というものに変化することに着目して、么九牌(字牌と数牌の1と9)すべてを魂牌に変化させてみた様子です。和了時の手牌の基礎点を増加させる「ブロードウェイ」と、牌の基礎点が100PT以上になったときに魂牌に変化させる「二重学位」を組み合わせて実現しました。後者は役目を果たしたら処分しますが、ブロードウェイはそのまま続投。牌の基礎点が上昇するなどの変化が生じた際に翻数ボーナスの倍率を×0.2上昇させる「ゲームマスター」との組み合わせで、翻数を爆発させるのに使いました。国士無双ならアガるたびに倍率上昇が13回おこなわれて、最初は13翻だったものが次は13×3.6で46.8翻、その次は……といった感じになるわけですね。

ただ、この構成には致命的な欠点があり、么九牌のどれか1つでも手牌に来ないと1度もアガれずにゲームオーバーになります。そこは割り切るのも手ですが、今回一部のカードが明らかに索子染めに特化しているようなので、他のスタイルも試してみたいところです。
by. Naoto Morooka

幸せのあとは切ない

今週は、ケモミミが当たり前に存在する世界でブレンドティーを振る舞うADV『けものティータイム』を遊んでいました。主人公のタルトは、最愛の妹であるマカロンと共に新興のコミューンにやってきたばかりの喫茶店の店長です。プレイヤーは彼女の視点から、喫茶店を訪れるケモミミたちにブレンドティーを淹れて提供。ドット絵やASMRの音など、可愛らしく彩られている点も特徴でしょうか。ただし本作におけるケモミミとは、そういう種族ではなく、切ない最期も待っています。可愛らしいキャラクターの切ない物語が繰り広げられるのです。

本作はおおよそカワイイゲームと言っても差し控えないんですが、本筋は生と別れ。生きていれば何にでも訪れる最期まで、どう過ごすか。そしてどう生きていくのか。文明崩壊後の世界で、可愛いキャラクターたちの人らしい生き様が描かれていきます。舞台はほぼ喫茶店のみで、プレイヤーが介入できるのもほぼブレンドティーの配合ぐらいではあるものの、代わりにストーリーは丁寧に書かれており、切なさと可愛いがたっぷりブレンドされていました。
by. Keiichi Yokoyama

ボナースジェムを求めて

今週は『Dungeon Warfare 3』をプレイしていました。タワーやキャラクターを配置しての防衛ではなく、トラップを設置して侵入者を撃退するタイプのタワーディフェンスです。

今作では後半でのインフレを考慮してか、前作でユーザーから好評だったレアドロップ狙いや、ハック&スラッシュ的な要素はやや控えめになり、それと引き換えに正統派タワーディフェンスのようなパズル要素が比較的強めに出ている印象。そのため、トラップの配置を試行錯誤する日々が続いています。

Steamユーザーレビューでは、前2作と比較しての序盤の難しさ、稼ぎの不自由さなどのバランス面においてやや賛否の声が上がっているようですが、昨年末に出た初報から長らく待ちわびたこともあってか、筆者は今のところ楽しく遊べています。

個人的にはシリーズおなじみの、“愛せる珍訳”の数々が本作でも変わらず残っているのが1番嬉しいポイント。シリーズプレイヤーにはなじみ深い、ボナース!(Gem Bonus)には本作を起動してすぐに出会うことができましたが、肉汁の流がれ連続殺害!(A Juicy Kill Streak!)にはまだ出会えていません。

数ヶ月ごとの無料アップデートや、エンドコンテンツ追加も予告されているため、新たな“愛せる珍訳”を探し求めながらも、ひとまず1週クリアまでゆっくり遊ぼうかと思います。
by. Yusuke Oizumi

戦線異状ありまくり

今週は『タレットと少女』を遊んでいました。次元の歪みから外来生物が襲ってくるので、タレットを駆使して撃退しつつ、ジェネレーターを守って超兵器の起動まで耐えることになります。ちなみに本作世界では、これは公務員の仕事らしいです。

ゲームは一定時間を耐え抜くウェーブ方式で、倒した報酬を使って装備やパーツを購入。ランダムに3種が提示されるかたちで、同じものを購入すればレベルも上昇。万が一ジェネレーターを守り切れなくなるか、プレイヤー自身がダメージを負いすぎてゲームオーバーになっても、条件を満たして装備を開放したり、経験値でタレットが強化されたりといったローグライト要素があり、何度も周回して遊べるようになっています。

ゲームデザインやキャラの可愛さなどは感触がよかったところですが、武器によって有用性が大きく変わってくるところは気になる。特にバリスタやシールドドローンなどがいまいち活躍できない雰囲気。リロール費用がやや高めなこともあり、序盤にある程度いい武器を用意できないとジリ貧になることもしばしば。アップデートでバランス調整もおこなわれているので、より良くなることを期待したいところ。ただ現時点でも、やりこみ要素やシンプルなプレイ感は良かったので、お値段以上に楽しめるとは思います。
by. Kosuke Takenaka


いい意味で別モノ

『デモンエクスマキナ タイタニックサイオン』を遊んでいました。メカに搭乗してミッションに挑む『アーマード・コア』風だった前作から打って変わって、本作はパワードスーツ・オープンワールドゲーム化。厨二感のある作風や一部システムは受け継ぎつつも変貌を遂げています。アクション面は重厚感・浮遊感のある挙動だった前作よりもキビキビと動くようになり、動き回るだけでも楽しい。

サイドミッションも豊富でマップ内にもいろいろ散りばめられており、オープンワールドの作りはなかなか丁寧です。何よりも、個人的には前作で今ひとつしっくりこなかったパーツ現地調達ハクスラ要素がオープンワールド化と噛み合っているのが印象的。ついつい足止めしてパーツ目当てに敵と戦い、手に入れた武器の試し撃ちでまた別の敵を……といった具合に遊んでいます。グラフィック面はほかの最新作と比べると結構見劣りするのですが、ゲームプレイの魅力で引っ張ってくれる作品。前作からの大胆な方針転換がしっかりとハマっています。
by. Hideaki Fujiwara


街作りゲーム

しばらく前ですが『龍の国 ルーンファクトリー』をクリアしてました。良いゲームでした。特に面白かったのは中盤の里づくり。里づくりのゴール設定が細かく、いろんなパラメータを達成していく要素が特に楽しく。牧場要素はさほど濃い目ではなかったのですが、この「街づくりゲーム」的ゲームプレイループが、本作の最大の醍醐味なのかなと感じました。

一方で終盤はインフレが激しく、里づくり要素もピークも迎えるため、ある程度は流れ作業気味。そういう意味では中盤が一番楽しかったです。ただ終盤になっても話は二転三転あるし、ダンジョンはそれぞれ気合入っていて、基本的には最後まで楽しめました。総評としては生活・戦闘・探索・街作りがかなりハイレベルにまとまっていて、明らかに『ルーンファクトリー』シリーズとしては頭一つ抜けて完成度が高かったです。ただ街作り要素含めて拡張の余地はありそうで、今後『龍ファク』が新しい進化を遂げるのを楽しみにしています。
by. Ayuo Kawase

AUTOMATON JP
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