自分量産SFサバイバル『The Alters』無料アプデで“探索集中したい人向けモード”実装。別世界線クローンたちと、トラブル乗り越え過酷惑星で生き抜く

11 bit studiosは12月9日、『The Alters』に向けて無料アップデートを実施。「リラックスモード」や基地の新モジュール、フォトモードなどの要素が実装されている。

デベロッパーの11 bit studiosは12月9日、『The Alters』に向けて無料アップデートを実施。大型コンテンツアップデートと称されている今回のアップデートでは、探索に集中できるとされる「リラックスモード」やオートセーブ機能、新基地モジュールなどが実装されている。

『The Alters』は探索・クラフトと基地運営が融合したサバイバルアドベンチャーゲームである。プレイヤーは宇宙船事故のただ一人の生存者ヤン・ドルスキとなり、過酷な環境の惑星でのサバイバルに挑む。生き延びるには、どうにかして移動式の基地を目的地まで動かす必要がある。しかし生存者はヤン一人で、資源も人員もまるで不足している。そのため奇跡の物質「ラピディウム」を用いて、量子コンピューターで計算した別の人生を歩んだ自分「オルター(The Alters)」を生み出し、大勢の自分とともに苦難に立ち向かう。

惑星には太陽からの強烈な放射線が降り注ぐため、資源を集めつつ移動し、太陽光線から逃れる必要がある。車輪のような形をしている基地を動かして基地ごと移動することで、生存と探索をおこなうというわけだ。基地の移動には資源は必要だが、時間と資源は限られている。一方でヤンは、自分とは違う選択をして別の人生を歩んだ「オルター」を生み出すことができる。オルターは持ちうる知識のほか、境遇も性格も異なっている。時には衝突やすれ違いもありつつ、プレイヤーはオルターと交流を深めていくことになる。

本作は2025年6月13日に、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)/PS5/Xbox Series X|Sに向けてリリース。オルターという、倫理観を問われるような存在や、彼らとのやりとり、関係に応じたエンディング分岐といったストーリーテリングが好評。現時点ではユーザーレビューにて1170件中95%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを記録している。

そんな本作向けにリリースされたアップデートでは、まず「リラックスモード」が実装された。本作に向けてはかねてより、ゲーム進行の難易度が高く、ゲームオーバーになった際には、前からのやり直しも必要になるといった点が指摘されていた。そのため、サバイバル難易度を気にせずストーリーに没頭できるオプションとして、リラックスモードが導入されたかたち。またゲームを終了するタイミングやストーリー進行中の大事なポイントでオートセーブする機能も導入。加えて「Gamer’s Den」として新規に実装された基地モジュールでは、NPCを相手にカードゲームをプレイすることも可能。基地での生活をより華やかに彩ることができるだろう。

このほかアップデートではフォトモードの実装、新たなデザインの宇宙服などが続々と登場。システムやコンテンツなど、さまざまな点でのアップデートが図られており、より本作を楽しむことができそうだ。

『The Alters』はPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)/PS5/Xbox Series X|S向けに販売中。Xbox Game Pass向けにも配信されている。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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