
大注目作『ホロウナイト シルクソング』配信開始で、すぐさま“サーバー悲鳴”状態に。一時はSteam・Switch・PS・Xboxの“配信ストア全滅”報告も
『Hollow Knight: Silksong』の配信開始に伴って、ニンテンドーeショップやSteamなどのストアプラットフォームに一時的に接続障害が発生していたようだ。

9月4日23時ごろより、ニンテンドーeショップやSteamなどのストアプラットフォームに一時的に接続障害が発生していたようだ。本稿執筆時点ではそれぞれ国内からの接続自体は可能ながら、話題作『Hollow Knight: Silksong』の配信開始が関係していたのではないかとユーザーのあいだでは話題となっている。
『Hollow Knight: Silk Song』はデベロッパーのTeam Cherryが手がける、アクション・アドベンチャーゲームだ。本作は、高い評価を得た『Hollow Knight(ホロウナイト)』の続編だ。本作ではムシの王国ハロウネストの王女ホーネットが、シルクと歌に支配された古代のムシ王国に連れてこられ、自身の過去にかかわる謎を解き明かす冒険をすることとなる。

本作は、もともとは前作『Hollow Knight』向けのDLCとして企画されていたが、規模が拡大したことで新作として開発されてきた作品だ。最初に発表されたのが2019年2月のことで、延期を経ながら6年以上を経て、ついに配信が開始された。待望の新作というだけに国内外から大きな話題を呼んでいる作品だ。
そんな本作がリリースされてすぐさま、ウェブサービスの接続状況に関する情報を共有可能なウェブサイト「Downdetector」においてSteamやニンテンドーeショップなどの接続障害の報告が相次いでいた。米国のSteamでは一時1万件以上もの問題報告が上がっていたことが確認できる。Xユーザーからも通信障害の報告が相次いでいたほか、海外メディアThe VergeのTom Warren氏はSteam、ニンテンドーeショップ、Microsoft Store、PS Storeがすべて接続できなかったタイミングを報告していた。各ストアでサーバーが悲鳴を上げていたことがうかがえる。なお本稿執筆時点では問題報告は落ち着きを見せたようで、少なくとも国内からはアクセス可能だ。

上述したような通信障害は『Hollow Knight: Silksong』配信開始と同時に発生していたことから、本作のリリースにより多くのユーザーが一斉にストアの利用やダウンロードをおこなったためではないかと推察されている。特にSteamではこれまで話題作の発売に伴って一時的な高負荷状態が発生する例も見受けられた(関連記事)。
本作は容量としては約8GBと控えめながら、予約や事前ダウンロードなどはおこなわれていなかった。そのため発売のタイミングで利用が殺到し、高負荷状態になったのかもしれない。ちなみにSteamでは現時点で早くも同時接続ユーザー数は10万人を突破し、増加を続けている(SteamDB)。
とはいえ本稿執筆時点では先述したとおり、少なくとも国内からは各種サービスへの接続自体は可能で、初動で押し寄せたユーザーのダウンロードなどは速やかに完了したのかもしれない。どこまで盛り上がりを見せるのか、引き続き動向は注視される。
『Hollow Knight: Silksong』は、PC(Steam/Microsoft Store)/Nintendo Switch 2/Nintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに配信中。Xbox/PC Game Pass向けにも提供されている。
【UPDATE 2025/9/5 1:25】
Nintendo Switch/Nintendo Switch 2版のストアリンクを修正
