『サイバーパンク2077』新大型アプデ2.2、いきなり配信開始。ジョニーの“気まぐれドライブデート”実装、車のカラー自由自在システム拡張、フォトモード刷新など盛り沢山

CD PROJEKT REDは12月11日、『サイバーパンク2077』の最新パッチ2.2の内容をお披露目。同パッチはすぐさまPC/PS5/Xbox Series X|S向けに配信開始された。

CD PROJEKT REDは12月11日、公式番組「REDstreams」のなかで『サイバーパンク2077』の最新パッチ2.2の内容をお披露目。同パッチはすぐさまPC/PS5/Xbox Series X|S向けに配信開始された。

本作は、2020年12月10日に発売された一人称視点のオープンワールドアクションRPGだ。舞台となるのはサイバーウェアという技術による肉体改造が一般的になった近未来。欲望渦巻く都市ナイトシティにて、主人公Vが生存をかけた戦いを繰り広げる。


発売から4周年を迎えた本作に向けて、最新パッチ2.2が配信された。まず、これまでレイフィールド車専用であったカラーリング変更システム「クリスタルコート」がヘレラ、ミズタニ、クアドラ、ヴィルフォードの車にも実装。即座に色を変えることが可能だ。

さらに新実装となる「ツイントーン」では、スキャナーモードで好みのほかの車のカラーリングをスキャンし、カラーリングを保存可能。保存した色をクリスタルコートから選択できるようになる。なおカラーリングの複製はジョブ専用車両、NCPD車両、「クリスタルコート」技術に対応していない車両では行えないそうだ。

またオートフィクサーでは「ミズタニ シオン MZ1」「クアドラ Type-66 640 TS」など、リクエストが多かったという10台の車種が購入可能となっている:

ミズタニ シオン MZ1
ミズタニ シオン Targa MZT
ソートン ガリーナ GA32t
ソートン コルビー CST40
アーチャー クォーツ EC-L r275
クアドラ Type-66 640 TS
クアドラ Type-66 680 TS
ミズタニ ホオズキ MH2
ヴィルフォール デレオン V410-S Coupe(「仮初めの自由」限定)
マーヒア スプロン FS3-T(「仮初めの自由」限定)

さらにドライブ中の新要素として、Act 1完了後にはジョニーが時おり助手席に現れ、状況に応じたコメントをしてくれるという。賑やかなドライブができることだろう。

このほかフォトモードのリニューアルも実施。これまでドローンカメラはVを中心とする軌道カメラとなっていたが、フリーカメラに変更された。また各種機能も実装されている:

ドローンカメラが、Vを中心とした軌道カメラではなくフリーカメラになるよう変更
カメラレンジを拡大
フルコリジョン(オン/オフ) – カメラがゲーム内オブジェクトのコリジョンを考慮するかどうかを決定
カメラをロック(オン/オフ) – 誤クリックでフレームが台無しにならないようにカメラをロックすることが可能
精密カメラ(オン/オフ) – カメラの速度を遅くし、照準を合わせやすくする
アスペクト比(PC版限定。家庭用ゲーム機のシステムは標準の16:9フォーマットにしか対応しておらず、カスタム解像度のスクリーンショットを使用することはできません。)
キャラクタータブ:20人以上のキャラクターから、最大3人のNPCを被写体として同時に登場させることができます。表情やポーズ、位置も調整可能。
照明タブ:光源の生成と調整が可能
被写界深度のゴースト問題を修正
「エフェクト強度」調整バーを追加

そうしてフォトモードで撮影したスクリーンショットは、メニューの「ジャーナル」、「チップ」、「タロット」と同じ場所にある「ギャラリー」パネルで閲覧可能だそうだ。さらに新たな「スマートフレーム」機能により、自室にあるフォトフレームに表示させることもできるようになった。ギャラリーおよびスマートフレームについては、詳細が確認できる公式サポート記事も用意されている。

そのほかキャラクターカスタマイズには新たなオプションが多数追加。あわせてランダム生成機能がアップグレードされ、「カジュアル~パンク」調整バーが導入されている。バーを調整することで、控えめなカジュアルな見た目からエッジの効いたパンクなスタイルまで、お任せの見た目を作ることが可能だ:

目の色32種
リップのスタイル18種
爪の色17種
チーク10種
アイメイク16種
顔の傷跡4種
眉毛5種
顔のタトゥー4種
体のタトゥー2種
顔面サイバーウェア8種

このほかナイトシティのさまざまな場所に隠し要素が追加されているとのこと。またバグ修正・調整もさまざま実施されている。詳細は公式パッチノートを確認されたい。

『サイバーパンク2077』では大型アップデートはパッチ2.1をもって最後とされており、開発チームはすでに別のプロジェクトに移管したと見られていた(関連記事)。しかし今回、4周年の節目にサプライズ的にコンテンツアップデートが実施された格好だ。本編のリードクエストデザイナーおよび拡張パックのクエストディレクターを担当したPaweł Sasko氏によると、今回のアップデートにはプレイヤーがもっと自己表現をできるような要素を導入したいという想いがあったという。

またパッチ2.2の開発はVirtuosと共同開発されているとのこと。同社は世界各地に拠点を置き、直近ではコナミと『Metal Gear Solid Δ: Snake Eater』の開発を手がけるなど、さまざまな大型タイトルの開発協力をおこなってきたゲーム会社だ。『サイバーパンク2077』の開発チームは先述のとおり別プロジェクトに移管していることもあり、Virtuosとのタッグで開発されたわけだろう。

サイバーパンク2077』パッチ2.2は、PC/PS5/Xbox Series X|S向けに配信中だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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