『バトルフィールド6』のオープンベータ、まだ始まってもないのに「5万人以上」詰めかける。待つだけ前夜祭

Electronic Artsは本日8月7日17時より、『Battlefield 6』オープンベータテストの先行アクセスを実施予定。まだ開始されていないものの、なんと5万人以上のプレイヤーが詰めかけていたようだ。

Electronic Artsは本日8月7日17時より、『Battlefield 6』オープンベータテストの先行アクセスを実施予定。まだ開始されていないものの、なんと5万人以上のプレイヤーが詰めかけていたようだ。

本作は、FPS『Battlefield(バトルフィールド)』シリーズの最新作だ。DICE・Ripple Effect・Criterion Games・Motive StudioからなるBattlefield Studiosが開発を担当している。現代戦が描かれ、前作『Battlefield 2042』では対応が見送られた、シングルプレイ・キャンペーンモードも収録される。本作の世界では、「我らの保護、皆の平和」をモットーに掲げる世界有数の民間軍事会社パックス・アルマータが台頭し、NATOとその同盟国の破壊を追求する活動を繰り広げている。プレイヤーは、その新勢力の背後で暗躍する存在や、真の目的に迫ることとなる。

マルチプレイモードにおいては兵科システムが用意され、突撃兵・工兵・援護兵・斥候兵といった各兵科には得意とする武器やガジェット、特性が存在する。装備はカスタマイズが可能であるが、専用武器の装備が対象の兵科に限定されるかつての仕組みも別モードとして導入される見込みだ(PC Gamer)。

また、本作にはリアルな環境破壊要素が導入されており、銃器や爆発物、スレッジハンマーなどを使ってステージ環境を戦略的に変化させられることが特徴となる。ルールにはコンクエストやブレークスルー、ペイロードなどが用意され、世界各地のロケーションをモチーフにしたマップが収録。『バトルフィールド 3』のOperation Firestormマップの復刻もおこなわれる

本作の発売は10月11日に予定されており、今月にはオープンベータテストが8月9日17時〜11日17時、および8月14日17時〜17日17時に実施予定。日本時間の本日8月7日17時から8日にかけてはEA Play Pro加入者や招待者を対象とした先行アクセスが実施される。まだオープンベータテストの開始前ながら、なぜか5万人以上のプレイヤーが詰めかけているとの報告が寄せられていた。

というのもオープンベータテストの実施に先がけて、8月5日からはプリロードが配信開始。プリロード後には、ゲームを起動することが可能。ただプレイはできず、「サーバーが満員です」と表示されてメインメニューには移行できない仕様となっていたようだ。この際には現在の待機列(キュー)として、プレイヤーが何番目に待っているかが表示されていた模様。上述したユーザーは起動した際に5万2260番目となったことをRedditにて報告しており、開始前のオープンベータテストにもかかわらず多数のプレイヤーが詰めかけていたことがうかがえる。ちなみに筆者がPC版で確認したところ、本稿執筆時点ではシェーダーコンパイルや設定が可能となっており、待ち列はなくメインメニューにも移行可能であった。


なお本作のオープンベータテストはPC(Steam/EA App)/PS5/Xbox Series X|S向けに実施されるものの、前述した待機列がすべてのプラットフォームを合計した数値なのかどうかは不明。地域別かどうかも不明だ。ちなみにSteamDBを見ると最大で約2万5000人の同時接続プレイヤーが集っており、本稿執筆時点でも約7000人が本作を起動していることが確認できる。シェーダーコンパイルや設定といった下準備をすませているプレイヤーのほか、オープンベータテスト開始時点で待機列の順番通りに開始できるかどうかは不明ながら、いち早くプレイしようと起動し続けているプレイヤーもいるのかもしれない。

本作は2021年11月に発売された『Battlefield 2042』以来のシリーズ新作だ。『Battlefield 2042』といえば発売当初、不具合やパフォーマンス問題が続出。調整不足が指摘されたり、従来の兵科(クラス)システムに代わって採用されたスペシャリストシステムへの不満の声が上がったりなど、多くの問題が浮き彫りとなった(関連記事)。その後アップデートによる改善もおこなわれ、ユーザー評価は一定の持ち直しを見せたものの、コミュニティには発売当初のイメージが根深く残っている様子もうかがえる。


そのため前作の反省も踏まえてか、本作はコミュニティテストプログラム「Battlefield Labs」を通じて開発が進められてきた。開発元は同プログラムの参加者に向けて新作のコンセプトやメカニクスのテストをおこない、フィードバックに基づいて何を優先すべきか、何を改善すべきかを判断する材料にしてきたという。たとえば先述した専用武器が対象の兵科に限定される仕組みについても、ユーザーの意見を反映して用意されるようだ。

そうした背景もあり、今回のオープンベータテストはファンにとって本作の出来栄えを見極める試金石として注目を集めているのだろう。開始前から早々に多くのプレイヤーが詰めかけており、スタート後の反響も気になるところだ。


『Battlefield 6』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/EA app)/PS5/Xbox Series X|S向けに10月11日発売予定だ。オープンベータテストは、まずは招待者向けの先行アクセスとして本日8月7日17時から8日にかけて実施される。そして8月9日17時〜11日17時と、8月14日17時〜17日17時には、すべてのユーザー向けに実施予定だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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