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メモリやマザーボードに続いて今度は「モニター」に値上げの波か。アイオーデータは値上げ実施、Dellにも値上げ報道
ここ数か月間で、モニターの値上げの動きや兆候がさまざまなメーカーから確認されている。

中国メディアのIT之家(IT Home)は10月18日、Dell Technologies(以下、Dell)のモニターが今月より値上げされる可能性について報じた。ここ数か月間で、モニターの値上げの動きや兆候がさまざまなメーカーから確認されている。
Dellは米国に本社を置くコンピュータテクノロジー企業だ。コンシューマーおよび企業向けの「Dell」ブランドにてPCや周辺機器を販売しているほか、ゲーミングPCブランド「Alienware」などでも知られる。
IT之家は今回、中国のPC流通情報を扱うWeChatアカウント「ChannelGate」のレポートを引用。これによると、Dellのモニター部門について、2026年10月から出荷価格を3%~5%引き上げるという社内通知が出たそうだ。ローエンドの新製品は対象外であり、おもにミドルレンジからハイエンドのモデルが影響を受けるとのこと。関係者によれば、同社は7月に生じたコスト上昇を自社で吸収していたが、今回値上げをすることになるという。

なおDellからの公式発表ではなく、具体的な対象地域や対象製品も明らかになっていない点には留意されたい。一方で、最近では中国を中心に、実際にモニターの値上げの動きや兆候も見られてきた。DIGITIMESは先日、PhilipsやAOCなどのメーカーが、ここ数か月間で製品価格を引き上げたと報道。また中国新聞周刊が9月30日に報じたところによると、2026年8月の中国におけるゲーミングモニターのオンライン平均販売価格は、前年同月比で約7%上昇したという。高額な商品を購入する消費者が増えた傾向も影響しているそうだが、一方で調査会社である洛图科技(Luotu Technology)のアナリスト劉陽氏によれば、7月下旬からの約2か月間で同一モデルの価格を継続して追跡した結果、主要モデルの実売価格がおよそ10%~15%上昇したことも確認されているとのこと。
なお調査会社のTrendForceのアナリスト范博毓氏によれば、パネル価格の目立った上昇はみられない一方で、他の部品コストの上昇が販売価格に反映され始めているという。またTrendForceは、10月のパネル価格は全体的に横ばいになると予測。パネルメーカーにとっては、需要が低下しているものの部品コストが急激に上昇していることから、値下げの余地はほとんどない状況だそうだ。

なお日本では9月16日にアイオーデータが、10月1日より液晶ディスプレイ製品等の価格改定を実施すると発表。ゲーミングモニターでは4型番が対象となり、6.1%~14.5%の値上げになるという。同社は半導体部品や原材料価格の高騰をはじめ、製造に関わるさまざまなコスト上昇の影響を受けたものだと説明している。
ところで、メモリ製品の供給不足が深刻化するなかでは、マザーボードの価格すらも上昇傾向にあることが伝えられていた(関連記事)。部品コストの上昇によってPCパーツや周辺機器にも価格高騰が見られる状況であり、モニターについても各社が値上げの動きを見せる可能性はあるだろう。今後も市場の動向を注視する必要がありそうだ。
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