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『The Witness』作者の10年ぶり新作『Order of the Sinking Star』、さっそくSteamで“97%高評価”。「1000問超のパズル」が物量で迫る、濃密すぎ大迷宮
Arc Gamesは10月9日、Theklaが手がける『Order of the Sinking Star』のPC(Steam)版を配信開始した。

パブリッシャーのArc Gamesは10月9日、Theklaが手がける『Order of the Sinking Star(オーダー オブ ザ シンキングスター)』のPC(Steam)版を配信開始した。PS5/Nintendo Switch 2向けにも展開されており、日本国内では弊社アクティブゲーミングメディアの運営するパブリッシングブランドPLAYISMより年内に配信予定だ。本作は配信直後からSteamユーザーレビューで「非常に好評」を獲得するなど注目を集めている。ゲーム内は日本語表示および字幕に対応している。
『オーダー オブ ザ シンキングスター』は、1000問以上のパズルが用意された大規模パズルアドベンチャーゲームだ。舞台となるのは、奇妙な魔法や危険な仕掛け、凶暴なモンスターなどが存在する謎めいた世界。プレイヤーはまず女王となり、個性豊かなキャラクターたちと出会いながら、世界に隠された大いなる謎を解き明かしていく。

本作では、基本的にマス目状に区切られたステージでキャラクターを操作し、岩などのオブジェクトを動かしたり、特殊能力を駆使したりしながらパズルを解いていく。舞台となる世界は大きく4つに分かれており、それぞれ異なるルールや仕掛けが存在。中央に位置する広大なエリア「Overworld」から東西南北へと道が伸びており、各世界で独自のパズルやキャラクター、物語を楽しめる仕組みだ。
たとえば、北の世界では、引っ越し業を営む戦士や盗賊、魔法使いなどの冒険者たちが登場。それぞれが物体を押す、引っ張る、テレポートするといった異なる能力を持っており、複数のキャラクターの能力を組み合わせながら道を切り開いていく。一方、東の世界では魔法の鏡を利用したパズルが中心となる。鏡に映った自分や物体と位置を入れ替えることができ、鏡との距離や配置を工夫することで、離れた場所への移動などを実現できる。

さらに、西の世界では、巨大な宝石を使って色の異なる光線を操り、壁をすり抜けたり、岩を破壊したりしながら探索を進めることが可能。南の世界では、水上に浮かぶ島々を舞台に、大きな石を飛び跳ねさせたり、水の流れを変えたりして進路を確保していく。このように、各世界で求められる発想は大きく異なり、数十種類にもおよぶゲームメカニクスを段階的に習得していくことになる。

そして本作最大の特徴は、物語が進むにつれて、これらの世界が融合していく点にある。「Gold Room」と呼ばれる特別なエリアを攻略することで、異なる2つの世界がつながり、組み合わせに応じた計6つの複合エリアが開放されていく。そこでは、それまで別々だったパズルの仕組みが組み合わさり、魔法の鏡と光線を連携させたり、複数のキャラクターの能力を別世界の仕掛けに応用したりすることが可能となる。なお、探索の順序は自由であり、難しいパズルに行き詰まった場合は、別の世界へ向かって後から再挑戦することもできる。

本作でディレクターを務めるのは、『Braid』『The Witness』などを手がけたゲームデザイナーのJonathan Blow氏だ。『The Witness』の発売から約10年をかけて制作された本作には、Blow氏だけでなく、『Patrick’s Parabox』のPatrick Traynor氏や『Miegakure』のMarc ten Bosch氏など、著名なパズルゲームデザイナーたちも参加。それぞれのアイデアを組み合わせることで、従来のパズルゲームの枠を超える作品を目指したという。また、開発にはBlow氏が自ら制作したプログラミング言語「Jai」が使用されている。
そんな本作は、配信前から大きな注目を集めていた。6月に開催されたSteam Nextフェスでは、本作のデモ版がシングルプレイヤー向けデモのプレイ人数でトップ5入りを果たすほどの人気を獲得。デモ版だけでも100問以上のパズルが用意されており、製品版の配信を待ち望む多くのプレイヤーが、一足先に本作の謎解きに挑んでいた。

こうした配信前からの期待を背に、製品版も好調な滑り出しを見せている。Steam版の最大同時接続プレイヤー数は本稿執筆時点で4634人を記録(SteamDB)。Steamユーザーレビューは約300件中97%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。
本作は、単純なルールから始まり、少しずつ新たな仕掛けや条件が追加されていくパズル設計が持ち味だ。最初は岩を動かして道を作るだけだった謎解きも、キャラクター固有の能力や新たなギミックが加わることで、次第に複雑な思考を要求されるようになる。さらに、複数の世界が融合してからは、それまで習得してきた仕組みをまた異なる方法で活用していくことになる。。こうしたパズル設計は特に評価を集め、、シンプルな仕組みから思いもよらない難問が生み出される巧妙さや、試行錯誤の末に解法をひらめいた際の達成感を称賛する声がみられる。また、次々と新たな仕掛けが登場するため、1000問を超える膨大なパズルに挑むなかでも、新鮮な発見が続く点が好評のようだ。

加えて、鮮やかなグラフィックやサウンド、キャラクターたちの掛け合いなども評価を受けている。本作は、世界ごとに背景となる景観も大きく異なり、幻想的な遺跡や水に囲まれた島々など、視覚的にも変化に富んだ世界が広がっている。さらに、物語も重要な要素となっており、キャラクター同士の会話や各地に残された記録などから、世界の謎が少しずつ明らかになる。こうした探索や物語の要素も、プレイヤーが膨大なパズルを解き進める動機となるのだろう。

なお、本作は海外メディアからも高い評価を受けており、レビュー集積サイトMetacriticでは、本稿執筆時点でPC版がメタスコア83、Nintendo Switch 2版が85、PS5版が86を記録。いずれのプラットフォームでも高評価となっており、パズルの独創性や膨大なボリューム、異なる仕組みが融合していくゲーム設計などが称賛されている。『The Witness』から約10年をかけて生み出された本作は、1000問以上という物量だけでなく、異なる世界で学んだ知識を組み合わせ、新たな解法を見つけていく奥深さも持ち味となっているのだ。気になる方は、次々と新たな発想が求められる壮大な謎解きに、じっくり挑んでみてはいかがだろうか。
『オーダー オブ ザ シンキングスター』はPC(Steam)向けに配信中。日本国内向けのPS5/Nintendo Switch 2版は年内配信予定だ。ゲーム内は日本語表示および字幕に対応している。
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