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『Call of Duty: Modern Warfare 4』では「壁透視(ウォールハック)チート無力化」狙う新技術導入。“データごと遮断”する、チートでも透けない壁
10月23日に発売予定の『Call of Duty: Modern Warfare 4』(以下、CoD: MW4)にて、“ウォールハックを無力化する技術”を実装しているとのことだ。

Activisionは10月2日、10月23日に発売予定の『Call of Duty: Modern Warfare 4』(以下、CoD: MW4)にて、“ウォールハックを無力化する技術”を実装していることを明らかにした。多くのプレイヤーから歓迎の声が上がっている。
ウォールハックとは、本来なら壁などに阻まれて見ることができない相手の動きや位置を知ることができるチートの一種だ。とりわけFPSでは代表的な不正行為として知られている。立ち回りが重要となるFPSでは、敵に自身の居場所を一方的に知られることは極めて大きなハンデとなる。使用していても外部から気付かれにくいという性質も相まって、多くのFPSタイトルで運営やプレイヤーを悩ませてきた代表的なチートのひとつとなっている。
Activisionはそんなウォールハックへの対策として、『CoD: MW4』にて「サーバーカリング(Server Culling)」と呼ばれる技術を導入したと発表した。通常、ゲームクライアントにはサーバーから各プレイヤーの位置情報が送信されており、プレイヤー画面から敵を視認できていなくても、ゲーム内部ではその存在や位置が把握されている。ウォールハックは、こうしたクライアント側に保持された情報を不正に読み取ることで、相手の位置を把握する仕組みだ。
一方で「サーバーカリング」を導入した『CoD: MW4』では、原則としてプレイヤーから確認できない相手については、位置情報を送信しない仕組みだという。クライアント側に読み取れる位置情報がないため、ウォールハックを使用しても、情報を読み取って敵の位置を把握することはできなくなるわけだ。
この技術は、マップ内の建物などに「遮蔽レイヤー(occlusion layers)」を設けることで実現しているという。遮蔽レイヤーより奥にあるプレイヤー情報はクライアントへ送られないため、壁は視界だけでなく位置情報も遮断するようになるのだ。Activisionは、この技術によって正規プレイヤーには意図通りの試合を提供する一方、チート開発者にとっては新たな大きな障害になると語っている。
この機能は、発売時に実装されるすべてのマルチプレイヤーマップ・DMZモードおよびCombat Outpostモードで適用されるそうだ。ほかにもシーズン1以降に追加されるすべてのマップ・モードにおいても対応予定だという。

なお、同様の技術は『VALORANT』でも「Fog of War」として実装されている。また、『PUBG: BATTLEGROUNDS』においても「アンチESP」という名前で導入されており、導入後にはチーターの平均キル数が減少したことが報告されている。ただし、こうした技術の実装は容易ではないようだ。
『VALORANT』を手がけるRiot Gamesによれば、「Fog of War」の開発時にはパフォーマンス面での問題が発生し、ゲームプレイへの影響を抑えるため、さまざまな最適化や調整がおこなわれたという。同様のアンチチートシステムを導入しているFPSタイトルが一部に留まっているのは、こうした実装へのハードルの高さが一因にあるのかもしれない。
『Call of Duty』シリーズでは、チート対策専門チーム「Team RICOCHET」によって積極的な不正対策が実行されている。アンチチートシステムの開発のほかにも、チート開発業者へ活動停止命令書を受け渡す“家宅訪問動画”を公開するなど、チート撲滅に向けた活動を積極的にアピールしていた(関連記事)。
今回はチート利用者に対する対策として、プレイヤーから待望されてきたウォールハックへのアンチチート技術がついに『Call of Duty』シリーズにも実装されたかたちだ。本作では発売前からチート対策を大きく打ち出しており、今回の発表もその取り組みの一環といえる。同社の努力がどこまで効果を発揮するのか、リリース後の成果を期待したいところだ。
『Call of Duty: Modern Warfare 4』はPC(Steam/Microsoft Store/Battle.net)/Xbox Series X|S/PS5/Nintendo Switch 2向けに、10月23日発売予定だ。
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