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PS5『マーベル ウルヴァリン』で賛否分かれた「親切すぎるヒント」、アプデで一部非表示にできるように。道まで教える“匂いナビ”、減らして遊べる
『Marvel’s Wolverine』で「親切すぎる」として賛否が分かれていた誘導表示について、一部が設定で非表示に出来るようになった。

Insomniac Gamesは9月26日、『Marvel’s Wolverine』にてアップデートversion 1.001.006を配信した。同アップデートでは、ユーザーの間で「親切すぎる」として賛否が分かれていた誘導表示について、その一部が設定で非表示に出来るようになった。
『Marvel’s Wolverine』はInsomniac Gamesが開発し、SIEが販売するアクションアドベンチャーゲーム。対応プラットフォームはPlayStation 5。マーベルのスーパーヒーロー・ウルヴァリン(ローガン)を操作し、自身の暗い過去の秘密に迫る物語が描かれる。島国マドリプール、雪深いカナダの荒野、狭く入り組んだ東京の街路といった世界各地を舞台に、リーヴァーズといった敵勢力との戦いも繰り広げる。その中では、ミスティークやオメガ・レッドなどのマーベルお馴染みのキャラも登場し、味方あるいは強敵としてローガンと関わっていく。

そんな本作では、プレイヤーを目的地やアイテムへいざなうナビゲーションアシストが用意されている。ウェイポイントアイコンやチュートリアルなどの表示は、設定画面から非表示への切り替えが可能だったが、ローガンがキャラクターやアイテムを探索・追跡する際に表示される、青いガス状の「匂いの痕跡」などについては、非表示にすることは出来なかった。
この誘導表示を巡っては、プレイヤーの進む道筋をハッキリと指し示すことから「親切すぎる」として発売前から批判の声が寄せられ、中には誘導がゲーム全体を通して常時表示されるのではないかといった誤解も広まっていた。こうした反応に対して、同スタジオのコミュニティ・マーケティング担当ディレクターであるJames Stevenson氏は、「匂いの痕跡」などはミュータントであるローガンの超感覚や優れた追跡能力を表現したものであると説明。この機能は常に表示されるわけでもなく、特定の匂いや音を追跡するミッション時にだけ表示されると伝えていた。つまり、本作におけるナビゲーションアシストは単なるユーザーへの導線というだけではなく、あくまでローガンのキャラクター性に基づいた表現の一部だったようだ。
そんなローガンの超感覚については、9月19日に配信されたversion 01.001.00にて、匂いの痕跡や音を感知した際に表示されるインジケーターの透明度を下げる調整が実施された。また開発元は、今後のアップデートで切り替え可能なオプションの追加を検討していると伝えていた。

そして、9月26日に配信されたversion 1.001.006では、設定項目から一部の「超感覚」についてオン・オフを切り替えるトグル項目が追加された。これにより、収集アイテム「ウィスキーボトル」への匂いの痕跡が完全に非表示に出来るようになった。また、「素材箱」に関する音声手がかり、「ナイトメアドア」へ通じる根についても、同様にオフにすることができる。ただし、それ以外の物語上の重要な場面で表示される超感覚は引き続き表示される。
これらのアップデートによって、ゲームプレイ中に誘導が目立ちすぎるといった不満に一部対応されたかたちだ。なお、ゲームにおける目立つ誘導については、以前から「黄色いペイント」問題としてしばしば議論になってきた(関連記事)。誘導が目立ちすぎると没入感を損なうとして、こうした仕組みを“余計なお世話”と捉えるユーザーも少なくない。
『Marvel’s Wolverine』においては、先述したとおり超感覚を持ったウルヴァリンならではのキャラクター表現として、ナビゲーションアシストがゲーム内に組み込まれていた。しかし、そうした設定上の理由付けがあってもユーザーからの批判は根強く、今回のアップデートでは設定から表示をオフにできる項目が追加されたかたちだ。プレイヤーを自然に誘導したい開発者にとっては、ナビゲーション表現は悩ましい課題となっている。今回の対応は、ユーザー自ら誘導の強弱を調整できるだけでなくオフにもできるよう、開発側が手厚く選択肢をくわえた一例といえるかもしれない。
『Marvel’s Wolverine』はPS5向けに発売している。
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