『ホグワーツ・レガシー』の箒を「きかんしゃトーマス」に置き換えるMod登場。魔法魔術学校でさえ異常な存在感を放つ
『ホグワーツ・レガシー』PC版にて、プレイヤーの箒を「きかんしゃトーマス」に差し替えるModが登場した。PC Gamerが伝えている。
『ホグワーツ・レガシー』は小説・映画「ハリーポッター」シリーズを題材としているゲームだ。プレイヤーは魔法学生5年生として、1800年代ごろの魔法学校ホグワーツに入学することとなる。さまざまな魔法が存在し、精巧に作られた世界観を堪能することができる。本作はSteamでの同時接続プレイヤー数やTwitchの同時視聴者数などでも記録的な数字を更新している(関連記事)。ファンを虜にする魔法の世界観に、人面きかんしゃが突如としてModというかたちで登場したのだ。
突如登場したModの名は「Thomasbroom」。名前の通り、Broom(箒)を「きかんしゃトーマス」に差し替えるModだ。プレイヤーはゲーム内でアンロックできる移動アイテムである「箒」を解除していれば、いつでも「きかんしゃトーマス」に乗車することが可能となるようだ。なお通常の箒とは異なり、プレイヤーはほぼ完全にトーマスに飲みこまれるかたちで描写されてしまう。そのためカメラアングルを変えて正面からプレイヤーを確認すると、ホグワーツを探訪できたよろこびから来たものなのか、トーマスの“満面の笑み”が画面に映し出されるようになる。なお、よく見ると車両の尻からは申し訳程度に箒の穂が出ている。
YouTubeチャンネルLootwardによる、本Modを適用しての『ホグワーツ・レガシー』プレイ動画を見てみると、校内のあらゆる場所を悠々と飛び回るトーマスの姿を確認することができる。大空を飛び回るトーマスに乗り込めるのであれば、キングスクロス駅9と3/4番線の特急始発に乗り込まなくても問題ないのかもしれない。
「きかんしゃトーマス」は、ゲームジャンルを問わず多くのゲームに(ユーザー制作Modとして勝手に)登場させられてきた存在だ。つい最近では『エルデンリング』向けの複数Modにて登場し、プレイヤーに対して火炎攻撃をおこなっている。ストラテジーゲームの『Victoria 3』では線路を走る穏やかな存在として登場している(関連記事1、関連記事2)。いずれもModコミュニティ内で一種のミームとして作り続けられてきたコンテンツというだけに、『ホグワーツ・レガシー』に参入してきたのは必然だったのかもしれない。
また『ホグワーツ・レガシー』においては、すでに絵画をVTuberに差し替えるModが出現している(関連記事)。また、クモ恐怖症の人のために、クモを立方体に置き換えるような良心的なModなども存在。現在人気爆発中のゲームということもあり、Modコミュニティは自身が思い描く“理想の”ホグワーツを作り、学園生活を満喫するために賑わいを見せているようだ。
『ホグワーツ・レガシー』はPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中。なおPS4/Xbox One向けには4月4日に、Nintendo Switch向けには7月25日に発売予定だ。