ソニー・インタラクティブエンタテインメントは日本時間12月4日に開催されたPlayStation Experience 2016にて、HDリマスター版『パラッパラッパー』を発表した。対象プラットフォームはPlayStation 4で、2017年のリリースが予定されている。
『パラッパラッパー』は1996年にPlayStationにて発売されたリズムアクションゲーム。主人公である「パラッパ」が、想い人である「サニー」の心をつかむために“ラップ”でさまざまな試練に挑戦するというもの。ラップのリズムに合わせてキーを入力する、当時はまだ新しかった「音ゲー」としてブームを巻き起こした。その後はPlayStation 2で続編が発売、アニメ化もされ多くのファンを獲得した。2006年には今回リマスターされる初代『パラッパラッパー』がPlayStation Portable向けに移植されることもあったが、最近は『プレイステーション オールスター・バトルロイヤル』に出演する程度で、フランチャイズとして大きな動きはなかった。
時は経ち、今回はれて20年ぶりに初代『パラッパラッパー』がリマスターされる。公式サイトでは、すでにアナウンストレイラーが公開されており、シリーズの特徴であるアニメ調のビジュアルがうまくブラッシュアップされている印象だ。US版のPlayStationブログによると、本作は4K映像の出力にも対応しているほか、ラップのリズムを感じやすいようにDualShock 4からメトロノームが流れるといった機能も用意されているようだ。
12月5日からは「フルーツ道場」にてタマネギ先生とバトルする「ステージ1」をまるごとが遊べる体験版が配信されるとのこと。『パラッパラッパー』のほかにも、LボタンとRボタンを使って操作する転がりアクション『LocoRoco』と、リズムに合わせてユニットを進軍させていく新感覚ストラテジー『PATAPON』がPlayStation 4向けにリマスターされる。こちらのタイトルについても続報に期待したい。
