『バイオハザード レクイエム』のレオンは、愛車の「ポルシェ」を銃で撃てない。たぶん“大人の事情”
本作にはコラボレーションとしてポルシェ製の車が登場するが、車体を銃で狙って撃つことができないという仕様が発見されている。

カプコンは2月27日、『バイオハザード レクイエム』を発売した。本作にはコラボレーションとしてポルシェ製の車が登場するが、車体を銃で狙って撃つことができないという仕様が発見されている。
『バイオハザード レクイエム』は、『バイオハザード』シリーズ30周年を記念する最新作だ。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/Nintendo Switch 2/Xbox Series X|S。主人公はFBI職員グレース・アッシュクロフトと、対バイオテロ組織「DSO」に所属するエージェントのレオン・S・ケネディ。ふたりは廃ホテルで起こった連続変死事件を追うなかで、それぞれの過去と向き合い、やがて交錯する運命へと導かれていく。シリーズの原点のひとつであるラクーンシティも再登場し、グレース編では逃げ隠れを主体としたサバイバルホラー、レオン編ではよりアグレッシブな戦闘が展開される点が特徴だ。
昨日発売を迎え、Steamではシリーズ史上最高となる同時接続プレイヤー数を記録(関連記事)。そんな本作では、他社とのさまざまなコラボレーションがおこなわれていることでも注目を集めており、世界的な自動車メーカーであるポルシェとのコラボもその一つ。作中では、レオンが本作のための特別仕様でカスタムされた「Cayenne Turbo GT」(以下、カイエン)を駆り、目的を追っていく。
この黒のカイエンについて、発売後にあるユーザー報告が上がっていた。それは、銃で車体を撃つことができないというもの。そこで実際に編集部で試してみたところ、銃を構えた状態で車体の方向を向くと、撃つための構えが強制的に解除され射撃できないことが判明した。一方で、他の車に対しては通常通り照準・銃撃することが可能であり、容赦なく弾丸を浴びせることができる。そのため、カイエンに対してのみ発生する意図的な挙動と考えてよいだろう。一見、レオンが自分の愛車を傷つけることを拒否しているようにも見える。

こうした仕様の理由として、一部ではポルシェとのライセンス契約における“条件”が影響しているとも考察されているようだ。というのも、実在の車種が登場するゲーム作品においては、車体へのダメージ表現について、各メーカーの承認を経る必要があることが知られている。なお数十年にわたって大手スタジオにてレーシングゲームに携わってきたという匿名開発者の証言によれば、近年のレーシングゲームで車体に昔ほどダメージが入らなくなっている背景には、多くのメーカーが異なる基準をもっているため、全体的に「ダメージ表現の許容量」を下げる方向で調整されるという背景もあるそうだ(Jalopnik)。
『バイオハザード レクイエム』の開発に際して、実際にポルシェとどのような取り決めが交わされたのかは不明であり、単なるカプコン側による配慮という可能性もある。ただ、作中でさまざま多くの車が描写される中で、唯一ポルシェだけが“特別扱い”されている点は興味深い。余談ながら、『サイバーパンク2077』においても、ジョニー・シルバーハンドの愛車としてポルシェの「911 ターボ」が登場する。しかし、同作のポルシェは銃で撃つことはもとより、走行不能になるまで大破させることも可能だ。

コラボレーションによって実装されたポルシェのカイエンだが、銃を向けて撃つことができないという“大人の事情”と思しき仕様も発見された。なお『バイオハザード』シリーズにおいては、ヘリコプターなどの乗り物が頻繁に墜落することも有名であり、「カプコン製ヘリ」なるネットミームとして一種のあるあるネタとなっている。
特にレオンが操縦・搭乗するものは事故率が高いことでも有名で、ユーザー間ではさっそく、本作でカイエンが破壊されるのではないかといった反応も散見される。ただ、そうしたユーザー反応を受けて、ポルシェ側は「WE TRUST LEON(我々はレオンを信じている)」といったメッセージを動画で発信している。果たして物語が終わる頃までカイエンは無事なのかにも注目してプレイしてみてほしい。
『バイオハザード レクイエム』はPC(Steam)/PS5/Nintendo Switch2/Xbox Series X|S向けに発売中。
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