『VALORANT』リプレイ機能は今年9月でついに実装へ。5周年を控え、新マップやUE5アップグレードなど新情報続々
Riot Gamesは5月31日、『VALORANT』についてYouTube上に「Dev Updates」として動画を公開。リプレイ機能の実装時期や新マップの情報など、さまざまな内容が公開されている。

Riot Gamesは5月31日、『VALORANT』についてYouTube上に「Dev Updates」として動画を公開した。動画では2025年の本作の計画について語られており、リプレイ機能もリリースの目途が立ち、9月のパッチ11.06にて実装される見込みだ。
『VALORANT』公式YouTubeチャンネル上で公開された動画では、はじめに「アビリティ過多」と呼ばれる、エージェントのアビリティによる強力なコンボが戦闘を圧倒してしまう状況について語られた。ゲームデザイナーのRyan Cousart氏によれば、エージェントはゲームプレイにおいて新たな視点をもたらす存在であるべきとしたものの、テホなど突出したものについては調整する方針を示した。またプロダクトマネージャーのTiffy Tsay氏は、5周年を迎えて以降は、アビリティのビジュアル更新で状況を把握しやすくしたり、一部アビリティの調整をおこなったりする予定だと明かした。
また動画内では、今後数週間のうちに新マップを公開すると予告。Cousart氏いわく、『VALORANT』でのサイト奪取と維持について、思考を根本から変えることを目指したマップだという。構造も多層になっているといい、詳細公開が待たれるところだ。
そして、かねてより『VALORANT』に実装予定だとされていたリプレイ機能についてリリースの目途が立ったと発表。9月に配信が予定されているパッチ11.06で実装されるようだ。コンソール向けには、少し遅れて今年後半を予定しているという。同パッチで実装される初期バージョンのリプレイ機能では、コンペティティブの試合を対象として、最新パッチで最近プレイした試合を確認できるとのこと。

リプレイでは各プレイヤーの視点を選んで再生が可能。カメラも自由に移動させることができ、定点カメラなどのような使い方もできるだろう。再生速度も、0.1倍から8倍までいくつかのパターンの中から選べる。ラウンドごとに選択する機能もあるようで、自分自身のプレイの見直しや、相手の動き確認もしやすくなるだろう。リプレイ機能は、リリース後は他のモードにも対応していく見込みだ。
リプレイ機能については、2024年5月のDev Updatesにてプロトタイプ映像が公開。その際には、複数アニメーションが正常に再生されないなど、実装にあたっていくつかの課題があるとして、不具合の調整を進めていることが伝えられていた(関連記事)。今回はそんなリプレイ機能の実装時期が発表されたかたちだ。動画では、リリースが近づいたら詳細を発表しているとのことで、続報にも期待される。
そのほかスマーフへの対処として多要素認証が導入されることや、開発がUnreal Engine 4からUE5へとアップグレードされるなどといった情報も公開された。詳細については、動画を参照されたい。
『VALORANT』は、PC/PS5/Xbox Series X|S向けに基本プレイ無料にて配信中。