『モンスターハンターワイルズ』歴戦王レ・ダウが新鮮。『FF7EC』の学園生活が新鮮。『幸運の大家様』開発元の新作も中毒性高い。今週のゲーミング
Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。491回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。491回目です。GW真っ最中。
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今週は、『幸運の大家様』開発元の新作ローグライトアクションゲーム『Maze Mice』を少しプレイ。『パックマン』と『Vampire Survivors』をかけ合わせたようなゲームで、プレイヤーはネズミとなって敵の猫から逃げながら、一定時間後に現れるボスの撃破を目指す。迷路のようなステージにはドットと呼ばれるアイテムが配置され、一見するとまさに『パックマン』のよう。プレイヤーが動くとゲーム内の時間も流れる仕組みで、詰みそうな時にはじっくり考えて行動できる。
ドットを拾うとゲージが溜まり、満タンになるとレベルアップしてアップグレードを獲得。その中には猫を攻撃する武器もさまざま存在し、追ってくる敵の数を減らせる。プレイヤーを追従するものや、壁をすり抜けて迫ってくるタイプの敵がいて、上手く避けながらドットを集めて強化を重ねていくという流れ。やることはシンプルだけど、つい夢中になってしまう作品です。
by. Taijiro Yamanaka
『FF』の高校生活が新鮮

『ファイナルファンタジーVII エバークライシス)』(FF7EC)にて、エイプリルフールに発表され、本当に実装されたイベント「エバクラ学園セブン」をプレイしました。プレイヤーは教育実習生として、「御土我留(みっどがる)市立第七高校」で7日間を過ごすことになります。クラウド、エアリス、ティファ、バレットといったおなじみのキャラクターが、不良や教師に扮したIF世界の学園生活が描かれます。
スピンオフ含めてたくさんの『FF』作品に触れて来ましたが、プレイヤー自身がキャラクターと交流できる体験や、2Dイラストによるビジュアルノベルとして描かれるストーリーが、これまでの『FF』にないかたちで新鮮。学園ものは『FF8』や『FF零式』があるものの、ファンタジーではなく現実に即した日本の高校という世界観であることも面白いです。それでもキャラクターの個性や背景は原作から引き継がれてるので、新たな魅力が引き出されてるように感じます。イベントストーリーは少しずつ解禁され、セフィロスなどが所属する「私立神羅学院付属高等部」はまだ登場してませんが、どういうかたちで関わっていくのか楽しみになりました。イベント戦闘の難易度は新規でもクリアできる程度に設定されてるので、このイベントだけプレイするのもおすすめです。
by. Haruki Maeda
ごめんね、ごめんね、ごめんね……

『モンスター娘TD』をプレイしていました。読んで字のごとく、世界中のさまざまな神話伝承に登場するモンスターをモチーフとした「モンスター娘」が登場するタワーディフェンスです。ストーリーの冒頭から旧約聖書の創世記パロディで始まり、最初に神が作るのは「光」ではなく「少年」、その少年を世話するモンスターたちの見た目が怖いから「少女」の形に近づけたという、少年にとって大変都合の良い舞台設定が、おねショタ×モンスター娘という“癖”の煮凝りとともにオードブルとしてお出しされます。
一方でゲームの部分はかなり本格派のタワーディフェンス。配置したユニットを後から移動させられるのが特徴で、戦況に応じて前線を下げたり、安全圏で時間を稼いだキャラを敵に近づけていきなりスキルを使うなど、かなり融通の利くシステムでおもしろいです。歯ごたえが欲しい人は自分で縛ってねというスタイルなのか、バランスは甘め。ほかのゲームならナーフされそうなキャラもそのままです。クールタイム5秒の攻撃スキルの持ち主にクールタイム短縮を装着したら、「ごめんね、血もらうんだよ」というセリフを言い終えぬうちに次を撃ち、ひたすら謝罪しながら敵を溶かし尽くす殺戮マシーンが誕生。もう血どころの騒ぎではありません。取ってるんだよ、命を。
そんな『モン娘TD』、5月9日で3周年を迎えるとのこと。おめでとうございます。
by. Naoto Morooka
序盤なのにもう2周目が待ち遠しい

『バルダーズ・ゲート3』をフレンドと遊んでいました。先月配信されたパッチ8に合わせて一緒に始め、ついにAct 1の終了まで漕ぎつけたところです。広大なマップがあらかた埋まったと思いきや、さらに広いダンジョンに繋がっていたりなど、すさまじいボリュームに圧倒されています。何の役に立つのかわからない技能やアクションが土壇場で活躍したりする瞬間は最高にドラマチック。
ゲーム開始時、筆者はソーサラーの「嵐の魔法」サブクラスを選択しました。使える呪文としては、力場ダメージを複数の敵に確定で命中させる「魔法の矢」がすこぶる強く、すぐに自キャラの主力技に。呪文を唱えた後にボーナス・アクションとして使える「疾風を呼ぶ魔法」も便利で、敵を遠くから確実に削っては飛行して安全に位置取り、といった“戦場を駆け回る魔法使い”的ポジションを確立。先日バードにクラスチェンジしてしまいましたが、また新たな戦法などを探りながら楽しんでいきたいです。
Act 2到達にはもちろん達成感もありますが、このまま永遠にプレイしていたいような寂しい気持ちもあり複雑ですね。とはいえ、いわゆる“ハードコア”にあたる難易度「自信家」なども控えており、まだ序盤ながら今から2周目が楽しみな作品です。何時間かかるのやら。
by. Shion Kaneko
ほどよい強化

『モンスターハンターワイルズ』にて歴戦王レ・ダウのイベントクエストに挑んでいました。『モンスターハンター:ワールド』の歴戦王では新モーションのあるモンスターは一部でしたが、今回は第1弾からいきなり新モーション付き。飛び上がって足元を雷撃してくる攻撃で、これが近接武器にとって厄介でした。また、一部攻撃後に時間差で地面に雷撃が生じるようになっています。装備をひと通り整え終わったのであっさり倒せるだろうと高を括っていましたが、普通に苦戦していました。
新モーションが怖いのでより慎重に攻撃チャンスをうかがったり、今までレ・ダウ戦であまり意識しなかった大技後の集中弱点攻撃チャンスも積極的に狙ってみたりと、立ち回りを見直しつつなんとか撃破。専用にスキルや装備を組むほどの恐ろしさはないながらも、新モーションを交えつつ単純な体力・火力アップだけではない切り口で強化されていたのが好印象でした。今後の歴戦王にも期待しています。
by. Hideaki Fujiwara