ついに日本上陸のMMORPG『RFオンラインネクスト』は、「バイオスーツ飛行移動」も「荒ぶる巨大メカ」も「謎の宇宙戦争」もある、猛烈SF臭オンライン生活

MMOPRG『RFオンラインネクスト (RF ONLINE NEXT)』は、SF要素が骨太でロマンたっぷり。

ネットマーブルは、新作MMOPRG『RFオンラインネクスト (RF ONLINE NEXT)』の日本での正式リリースを決定し、現在事前登録を受付中だ。対応プラットフォームはPC(Netmarbleランチャー)およびモバイル(iOS/Android)で、年内のリリースを予定している。

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『RFオンラインネクスト』は、累計2,000万人以上のプレイヤーに支持された『RF Online』の正統続編として制作された、広大な宇宙が舞台の次世代型MMORPGだ。再育成の負担が発生しない自由なクラスチェンジ機能を備えており、多彩な戦闘スタイルによるダイナミックで戦略性の高いバトルが展開される。

本作の魅力は、なんといっても「浪漫あふれるSF世界観」だろう。少なくとも筆者はそう思う。先行して本作をプレイする機会をいただき、十数時間のプレイを経てこの結論に至ったのだ。

意外に思われるかもしれないが、SF世界をモチーフとしたMMORPGは少ない。現在運営されているMMORPGのほとんどが西洋ファンタジーか武侠ファンタジーをテーマにしている。SF世界観のオンラインゲームももちろんあるが、ルートシューター型TPSがほとんどで、MMORPGで、かつSFというタイトルは非常に珍しいのだ。

本稿では、『RFオンラインネクスト』の浪漫あふれるSFポイントをご紹介しよう。なお今回プレイしたのは開発中のバージョンであり、正式サービス開始後とは一部内容が異なる場合があるのでご留意いただきたい。

バリエーション豊富な「バイオスーツ」にアガる!

『RFオンラインネクスト』では、プレイヤーキャラクターは「バイオスーツ」と呼ばれる強化スーツを着用して戦う。バイオスーツは戦闘スタイルにより「パニッシャー」「ファントム」「ドレッドノート」「サイファー」「テクニシャン」「エンフォーサー」の6種類に分かれており、それぞれに固有の見た目と、異なるスキルセットが設定されている。

たとえば「パニッシャー」は銃火器による遠距離物理攻撃にたけたバイオスーツだ。アサルトライフルを持ち、メカニカルな装甲を身にまとった、見た目にも硬派な兵士といった印象を受ける。戦い方もシンプルで、銃撃で敵を1体ずつ確実に仕留めるスタイルには、いぶし銀の魅力がある。

一方で「サイファー」はフォースエネルギーを操る、いわゆる魔法使い的な戦闘スタイルであり、細身でスタイリッシュな外見をしている。早い段階から範囲攻撃を使えるようになるなど、戦場をかき乱すド派手なスキルセットも魅力的だ。

パニッシャー

バイオスーツは追加コストなしで自由に切り替えることができ、別種のバイオスーツに切り替えた場合でも再育成の必要がないので、普段は見た目の好きなバイオスーツを運用し、ガチ攻略では強力なバイオスーツに切り替えるようなプレイスタイルもできそうだ。バイオスーツとは別に、キャラクターの見た目を変えるコスチューム機能も実装されているので、好みに応じて使い分けるとよいだろう。

戦闘シーンもかっこいいのだが、筆者が特に気に入ったのはジェットパックによる飛行シーンだ。本作では、一部飛行禁止区域を除き、フィールド上で自由に飛行することが可能。重厚感のあるバイオアーマーで空気を切り裂いて飛行するスピード感は格別だ。

進化する巨大メカ「神機」に燃える!

本作である程度ストーリーを進めることで入手できるのが、プレイヤーの切り札となる「神機」だ。「神機」には、プレイヤーが直接乗り込んで操縦するタイプの「MAU」、随伴型の僚機「ランチャー」、強大な力を持つ生物型兵器「アニムス」の3タイプがある。今回は「MAU」と「ランチャー」にスポットを当ててご紹介しよう。

「MAU」はMechanic Armor Unitの略称で、フィールドに召還したのち、プレイヤーが搭乗して操作する。ゲーム的には一定時間使用できる強化フォームのような位置づけだ。対して「ランチャー」はフィールドに召喚後、自動的に周囲の敵に対して攻撃を行う、いわゆるタレット的な兵装となる。

「MAU」と「ランチャー」にはそれぞれに個別のレベルがあり、レベルを上げることで性能が強化されていくほか、最大レベルまで強化することで上位モデルの「MAU」「ランチャー」をクラフトするための設計図が入手できるようになる。上位モデルになるほど機体がゴツく、兵装も多彩でゴテゴテしたものになっていくのが、メカ好きにはたまらないところだろう。

さらに「MAU」と「ランチャー」にはカラーリングを変更する機能も実装されている。用意されたプリセットの中から選ぶ形式のため、そこまで凝れるわけではないが、“赤く”染めたりとより自分の好みに期待をカスタマイズできるのはうれしいところだ。

メカ!エイリアン!巨大宇宙船!王道で広大なSF世界に浸る!

本作のストーリーは、前作である『RF online』に引き続き「ノヴァス」という惑星が舞台。ノヴァスは「ベラート」「アクレシア」「コラ」の三つの国によって分割支配されており、前作『RF online』ではプレイヤーがこの三国に分かれて、惑星の覇権をかけて戦うストーリーが展開されていた。

『RFオンラインネクスト』では三国間に平和協定が結ばれており、表向きには戦争は終結している。プレイヤーは傭兵として、各国から仕事を請け負いながら、新たな脅威に立ち向かうこととなる。

ノヴァスは多くの宇宙種族が暮らす惑星であり、登場するキャラクターや、各国の様相も多種多様。「アクレシア」の住人は生き残るため身体を機械化した人々が暮らしている。「コラ」は古代遺物を通して神を崇める神聖国家であり、その建築様式は機械と生体ユニットが融合したかのようだ。「ベラート」は一見すると、普通の人類種を中心とした平和な国のように見えるが、その実態は物質万能主義を求める、徹底した企業国家だ。これらSFの王道ど真ん中を突き進む設定は、SF好きにとって実家のような印象を抱かせるだろう。

前身である『RF online』から数えれば十数年の歴史があるタイトルということもあり、世界観のディティールもなかなかのもの。公式サイトの世界観ページもかなりボリューミーで、年代記や文明の歴史など、読み物としても面白い。基本的には戦闘が本作のメインコンテンツではあるが、マップは広めで、ジェットパックのおかげで探索もストレスフリーなので、たまには気分転換に世界を探索してみるのもいいかもしれない。

以上、『RFオンラインネクスト』の“SF好きにはたまらない浪漫ポイント”を紹介した。本作はMMORPGらしく、多人数で挑む巨大な「ワールドボス」や、資源をかけてギルド単位で争う「クォーリー戦争」など、大勢のプレイヤーで挑むコンテンツも充実している。

また、クエストの自動進行機能や周囲のモンスターとのオート戦闘機能など、現代のMMORPGの“標準装備”ともいえる「自動化システム」もしっかり存在している。まさに、王道SFの世界観とノンストレスでサクサク進行できる現代的なMMORPGシステムの“良いとこ取り”をしたタイトルといえるだろう。

基本プレイは無料であり、自動進行、自動戦闘で手間をかけずにゲームを進行できる。世界観やメカ造形に惹かれたメカ好き、宇宙好き、SF好きのゲーマーには、サービス開始後ぜひ一度プレイしてみてほしいところだ。

『RFオンラインネクスト (RF ONLINE NEXT)』は年内リリース予定。現在事前登録を受付中だ。事前登録をすることで、サービス開始時に豪華報酬を受け取れるキャンペーンも実施中なので、そちらもチェックしてみてほしい。

『RFオンラインネクスト』ストアページ
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Junichi Matsui
Junichi Matsui

『風来のシレン』『アンリミテッド:サガ』『Dwarf Fortress』を人生の師とする雑食ゲーマーです。

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