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『ロマンシング サガ3 デスティニーユナイテッド』先行プレイ感想。3Dの「ゆきだるま」に感動し「オーガ」の独自モデルに驚く、古さと新しさが融合するロマンシング体験
『ロマンシングサ・ガ3』のリメイク作品『ロマンシング サガ3 デスティニーユナイテッド』。このたび東京ゲームショウ2026にて、作品の一部を試遊する機会に恵まれた。

好評を獲得した『ロマンシングサ・ガ2』のリメイクに続く作品として、現在注目を浴びている『ロマンシングサ・ガ3』のリメイク作品『ロマンシング サガ3 デスティニーユナイテッド』。このたび東京ゲームショウ2026にて、作品の一部を試遊する機会に恵まれた。その模様をお届けしよう。なお、筆者が選んだ難易度は「ノーマル」である。通常のRPGに慣れている人向けの難易度だ。
『ロマンシング サガ3 デスティニーユナイテッド』は『ロマンシングサ・ガ3』のリメイク作品。発売日は2027年2月16日。対応プラットフォームはPC(Steam/Microsoft Store)/Nintendo Switch 2/Nintendo Switch/PS5/XBOX Series X|S。
プレイヤーは8人の主人公から1人を選択し、世界各地を旅しながら仲間を集め、世界崩壊を阻止するべく奮闘する。本作はフリーシナリオを特徴としており、ボスを倒す順番や、イベントをこなす順番によって、展開する物語の内容が細かく変化していく。
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今回、筆者が体験したのは2種類のイベントだ。最初に体験したのは「迷子のゴンを救い出せ!」イベントである。これは原作において「ミューズ」というキャラクターを仲間にするにあたって必要なイベントの1つであり、内容としてはタイトルそのまま。紆余曲折を経て、「ミューズ」に出会った主人公一行は、彼女のお付きである「シャール」の協力のもと、迷子になったゴンという少年を探しに行くことになる。しかし、その場所が「魔王殿」と呼ばれる怪物の巣窟なのだからとんでもない。早急に救出をしなければ、という物語が展開されていく。
昔を思い出しながらプレイを開始する筆者。まず目に飛び込んでくるのは、美麗な3Dモデルで描かれた「ミューズ」、「シャール」そして、主人公一行だ。本作は『ロマンシングサ・ガ2』のリメイク作品『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』と同様に、キャラクターデザインを3D描画に合わせてアレンジしている。全体的にキャッチーな印象を受けるが、細かい部分に原作のキャラクターデザインを彷彿とさせる意匠が散りばめられていることが確認できる。個人的には3D化したことで、会話中の立ち位置であったり、表情がしっかりと描写されているのが嬉しい。
というのも、『ロマンシングサ・ガ3』というゲームはRPGではあるが、ストーリーの内容は曖昧である。よって、物語に没入するというより、ゲームシステムの試行錯誤が筆者にとって『ロマンシングサ・ガ3』の面白さだった。今回リメイクされるにあたり、「ストーリーの筋書き」が比較的鮮明になったことも含め、キャラクターの個性がより際立ち、面白さの観点がプラスされたように感じるのだ。

そのまま魔王殿へ向かう筆者。思い出の地が3Dになっていてニンマリだ。画面上部のミニマップに簡単な誘導案内が表示されており、どこに向かえば良いか分かりやすくなっている。フリーシナリオを採用しているがゆえ、自由度に混乱しないための配慮だろう。戦闘に備えてパーティメンバーを確認すべくメニュー画面を覗けば、『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』のシステムを踏襲していることがよく分かる。これは実際の戦闘でも同じだ。
本作はシリーズの特徴である突然コマンドを覚えるシステム「閃き」の存在はもちろん、行動順を可視化したタイムラインの概念が実装されており、敵が強力な攻撃をする前にはあらかじめ予兆が示される。また、敵に弱点のシステムが存在しており、さまざまな属性で弱点に合わせた攻撃を行うことで、連携ゲージが貯まり、強力な連携技を繰り出すことが可能である。

仕様を確かめるため、ザコ敵と戦いながら魔王殿の奥へ進んでいく。すると「オーガ」が出現。新規イベントかつボス戦である。オーガの見た目が本作独自モデルなのが嬉しい。さて、お手並み拝見といったところだが、特に苦戦することもなく勝利した。次に何をしてくるのか可視化されているため、体力に気をつけていれば余裕といったところだ。難易度「ノーマル」であれば、シリーズ初挑戦でも危なげなく楽しめることだろう。ゴンを見つけて試遊の前半部は終了。リマスター版の時点において、魔王殿にはレアアイテムが眠っていたため、製品版では思う存分探索したい。
強敵との激闘……のはずが

次は「悪竜グゥエイン戦」。グゥエインに関するイベントは個人的に印象深く残っている。3Dになったグゥエインに会うため、巣の中をグイグイと進んでいく……その前にパーティチェックだ。キュートな印象が増した「ようせい」に目を引かれつつ、気になるのはまん丸に描かれた「ゆきだるま」である。こんなに可愛くなって。ともすれば気になるのは人間ではないビジュアルのキャラクターである「ぞう」とロブスター族の「ボストン」なのだが、残念ながらキービジュアルには映っていない。3Dになった彼らに想いを馳せながらパーティを調整する。
技や装備をチェックすることはもちろん、今回は難敵が相手になるということで、「陣形」を吟味する。「陣形」はパーティ全体をパッシブで強化したり、敵の攻撃傾向をある程度誘導できるシステムだ。また、本作には敵味方に位置関係の概念が存在するため、どのキャラクターがどこにいるのかは重要な要素である。筆者が選んだのは「凰天舞の陣」。真ん中のキャラクターに攻撃を集中させ、「カウンター」系の攻撃で切り返す防御の陣だ。取材に来ている都合上、強敵相手でも簡単に負けるわけにはいかない。


巣の最奥にたどり着き、「悪竜グゥエイン戦」が始まった。フルボイスで会話が発生していることに感慨を覚えつつ、攻撃を仕掛けていく。前作に引き続き「閃き」が発生しやすい技には電球マークがついており、これを活用してワンチャンスを狙いながら戦略的に事を運ぶ……はずだったのだが、閃く技があまりにも強すぎた。「乱れ雪月花」「無双三段」「ファイナルレター」「龍神烈火拳」。すべて最強クラスの技である。ロマンシングすぎる。防御型の陣形を使っているのもあって攻守は完璧。最強クラスの技が繋がる連携技の火力が凄まじく、強敵相手にゴリ押しで終わってしまった。なんとも奇妙な面持ちをしながら筆者の試遊体験は終了した。
現時点における筆者のインプレッションとしては『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』と同様に、原作と比較してかなり遊びやすくなっているように思える。先述したように、何処へ向かえば良いのかという誘導や、閃きのしやすさをアイコンで示す工夫といったマスクステータスの開示が行われている。さらに、3Dとフルボイスになったことでキャラクターや情景の描写が強化。比較的薄味だった物語体験にも没入できるだけの深みが生まれているように思う。製品版の発売が楽しみになる試遊体験であった。
『ロマンシング サガ3 デスティニーユナイテッド』は2027年2月16日発売予定だ。
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