『ゼンレスゾーンゼロ』の新実装マルチプレイは思ったよりあっさり。『Hollow Knight』はやはりいいものだ。大ヒット『Dispatch』はほぼ「ごくせん」。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。525回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。525回目です。休みが明けます。あなたはひとりじゃないですよ。

ハロウネスト再訪

この年末年始は『Hollow Knight』をプレイしていました。昨年は続編『Hollow Knight: Silksong』がリリースされ、個人GotYに選ぶかどうか迷うほど気に入ったこともあり、久々に前作をプレイしたくなった次第です。続編では、いくつかの要素を背景とした難易度の高さなどが一部で賛否両論を呼びました。ただ、それらは基本的には“圧倒的に好評”の前作譲りの要素であることが再確認でき、この約8年での受け止めの変化が興味深い。

一方で異なる点というと、世界観や物語の伝え方か。前作では、主にNPCの言葉やフレーバーテキストから汲み取り考察するが、続編では主人公が喋るようになり、多くのNPCと交流する中で比較的分かりやすく語られる。考察の余地を残しつつも、ある意味で難易度が下がった印象です。なお前作では、無料アプデとNintendo Switch 2版リリースが年内に予定されています。
by. Taijiro Yamanaka


バイトに比べてまだ100分の1ほどの経験値

年末年始はいろいろとあったので、空いた時間にちょっと数試合といった感じで『スプラトゥーン3』をプレイしていました。もともとサーモンランが好きでよくプレイしているんですが、最近はちょっとだけ対人戦にも興味が出てきたので試合にも潜っています。しかし私のレスポンスタイムでは、もう若きイカタコの機敏な動きにはついていけません。そこでキャラコンよりも位置取りや状況把握が重視されるブキを練習してみようとエクスプロッシャーを使っています。最初は無印、Xマッチになってからはカスタムも使い始めました。

エクスプロッシャーは一度撃つととんでもない長さの硬直が発生する隙だらけのブキで、中後衛くらいの距離感で一方的に攻撃する状況をイカに作り出せるかが重要そうです。中でも無印のほうは敵の接近に気が付かず間合いに入られたらほぼ終わりなので、試合中にひとりだけジャンプスケア系のホラーゲームのような気持ちを味わってきました。「そこかー!」と何度思ったことでしょう。うまい方は虎視眈々とこちらを狙ってきますね。
私は『スプラトゥーン3』で初めてシリーズに触れたもので、キャラコンには今でも苦手意識があります。ところがサーモンランをプレイし続けた経験が活きているのか、意外にもエイムは良好。後ろ寄りの位置で状況把握を学べるので、対人戦が苦手なバイト勢が最初に持つブキとしてはうってつけかもしれません。
by. Naoto Morooka


31歳魔法少女が巨大マグロと物理で戦うゲーム

今週は、韓国のイラストレーター・DDUCK KONG氏による『殺す魔法少女』を遊んでいました。本作は、社会人8年目のOLアイリスが、魔法少女になって巨大マグロと戦うノベルゲーム作品です。本作の舞台は、猫大統領なる地球征服を企む獣人のリーダーが、ある国家の大統領になった世界。外惑星よりやってきた彼らは、「魔法少女プロジェクト」によって人間を恐怖で支配しようとしていました。そんな中、31歳のアイリスはある日謎の魔法少女と遭遇。1億の高額報酬に釣られて、物理で戦うタイプの魔法少女として活動することとなります。アイリスを取り巻く社会の闇。エスカレートしていく要求と、獣人たちの目的。クセの強いキャラクターも登場し、アイリスたちのブラックでシュールな戦いが繰り広げられます。

PVの印象だとシュールでコミカルな印象が強かったのですが、本編はダークでシリアスなシーンも多めです。シュールな世界観をやりつつ、社会人らしい闇のある物語も描かれていきます。暗めの海外ドラマぐらいのダークさなので、魔法少女ものだと思って遊ぶと驚くかもしれません。翻訳が一部韓国語のままだったりなど、全体として多少の粗はあるものの、勢いのあるストーリーが展開。イラストはもちろん、思ったよりパワフルな物語が楽しい1本でした。
by. Keiichi Yokoyama


その意気や良し

また新バージョンが来た『ゼンレスゾーンゼロ』を遊んでいました。新プレイアブルキャラ「照」「葉瞬光」の追加のほか、新探索エリアや期間限定イベントが実装。探索面では瞬光の青溟剣を使った探索の高速化なども面白いところながら、「連携調査」としてマルチプレイが実装されたのも見どころではある。以前よりミニゲームなどでマルチプレイ自体はできていたものの、メインコンテンツである3Dバトルアクションでの共闘は初めて。

『ゼンゼロ』では基本スリーマンセルでの連携や交代でのアクションが特色。そのためマルチバトルでどうアレンジされるかは気になるところだったが、想像以上にあっさりな実装だと感じる。イベントにおけるキャララインナップによるところもあるが、皆思い思いのアタッカーで挑んでいる印象。本来ロールや陣営、属性でのシナジーを活かすゲームプレイながら、そのままマルチ化すれば対人ハードルが高くなることは想像に難くないため、この程度の軽さでちょうどいいのかもしれない。

そのほかアプデでは既存コンテンツの改修も引き続きおこなわれている。特に激変ノードの仕様変更は“持ち物検査化”の懸念もありつつ、エンドコンテンツが不足気味な本作では程よいアクセントとも言えるか。いずれにせよコンスタントに改修/改善を図ろうとする意図は伝わり、気兼ねなく要望や感想が送れるのはいいところ。
by. Kosuke Takenaka



乳首もあります

売上300万本突破したという『Dispatch』を遊びました。年末年始遊んだゲームの中ではこれがぶっちぎりで面白かったです。ヒーロー派遣ゲームといいますが、ほぼアニメで構成されていて、内容は「ごくせん」みたいなものですね。主人公は傷ついた元ヒーローで、ヴィランズたちとうまくチームを作っていく。設定自体はちょいちょいありますが、アニメーションが高品質で面白い。あと基本的に出てくるキャラみんないけ好かないのもいいですね。

開発スタッフはTelltaleという物語3Dアドベンチャーゲーム老舗会社の残党。Telltaleは面白いゲーム作りまくってて大好きだったんですが、3DADVはお金かかる割に売れないので消えゆく流れでファンとして悲しかったです。一方で本作は、アニメはモリモリですがヒーローを派遣するSLGパートでうまくコスト調整しつつ、中編ものに仕上げることでちゃんとゲームとして機能してました。SLGパートもさほど面白いか微妙ですが、これまでのTelltaleゲーに比べるとかなり面白い方。

お話や演出は大満足なのですが、前述したようにゲーム作り自体はあまり慣れてないのか甘さがあり、分岐するゲームなのでリトライしづらかったり、カットシーン飛ばせなかったり、ゲームの甘さはモリモリで結構めんどくささもある。マストレベルで改善されてほしいところなので、頑張ってほしい。ともかく、ほかで味わえないゲームなので、物語好きにはかなりおすすめです。
by. Ayuo Kawase

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