『オクトパストラベラー0』賛否両論は納得も自分は好き。『Fate/Grand Order』10年間やってきてよかった。『inZOI』大型アプデが混沌。今週のゲーミング
Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。524回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。524回目です。寒さマキシマム。
やさしいBGMがずっと頭の中でループ

今週は『Heartreasure: Stellar Journey』をプレイ。「ウォーリーをさがせ!」や『Hidden Through Time』などのような、アイテム探しゲームに分類される作品です。手描きイラストの星々を巡りながら、隠されたハートを探し出す。簡単に見つかるものもあれば、イラストの中に溶け込んだハートや、さまざま用意されたギミックを動かして初めて姿を現すものも存在。またハートをすべて見つけた後にも、追加的なアイテム探しが待っている。
本作は、フリーゲームとして展開されていたシリーズの最新作ながら、いろいろあって、有料作品として配信されました。ボールペンのみで手描きされたというアートワークやそのアニメーションから、作家性というかアート作品に触れている感覚が強く、ゲームプレイ自体はシンプルながら非常に満足度が高い。また、ピアノのBGMも絶妙に心地よく耳に残る。とても良い作品です。
by. Taijiro Yamanaka
これから何年かかるんだろう

『Gauley ( गाउंले ) : Experience Nepal』をプレイしました。未完成の状態で15ドルという価格をどう思うかは個人差があると思いますが、こういった情熱や執念とようなものを漂わせたタイトルへの投資だと思えば安いものだと思い、いつの間にか迷わずポンと出しておりました。現状はまだ未完成でありつつも、広大なマップは異国情緒を感じるには十分です。
ゲームとして完成度が高まっていけば、ファストトラベルなどが実装される可能性もあるでしょう。とはいえ、どこまでも続く道をバイクで飛ばすのも旅情があって素敵ですし、キャラ切り替えのランダムワープを使うのも、どんな景色が待ち受けているかという期待感があります。もしかすると、このランダム性によるワクワクを味わえるのは今だけかもしれませんね。
これまでの開発にも7年以上かかっているとのことでしたから、完成まではだいぶ気長に待つしかなさそうです。その間に起きる変化を見ることができるのも、今のうちに購入するメリットでしょうか。もっと賑やかになりそうな市場のような場所や、道端にある広告のバリエーションなど、ここが変化するのかもしれないと予想できる場所はいっぱい見当たります。正式リリースまで待って、完成した作品を味わうのも一興ですが、こういう「今しかない景色」も私は好きなんですよね。
by. Naoto Morooka
10年

今週は、ついに終章を迎えた『Fate/Grand Order』を遊んでいました。振り返ってみると、『FGO』は最初のハロウィンイベントあたりまでトラブル続きで、サービス開始当初はコンテンツというよりメンテナンスを含めたお祭りだったように思います。そんな状態から1部終盤に向けてメインストーリーが盛り上がりを見せ、年末に駆け抜けた終章は今でも忘れられない楽しい記憶になっています。でも、そこからは長かったですね。メインストーリーが読みたいので最後まで見届けると決めてはいて、メインストーリーに対する熱量は保っているものの、個人的に周回が好きではないこともあって、特にここ数年イベント周回は控えめになっていました。美しいものや楽しいものもたくさん見せてもらいましたが、それだけではない10年でした。
今回はそんな本作が二度目の結末を迎えたわけですが、とにかく凄まじかった。直前まで9年前を彷彿とさせるレイドバトルの様相に笑っていたのに、きっと『FGO』にしか出来ない圧倒的なシナリオに殴られて、今はもう感謝しかありません。苦い記憶もありましたが、一人のプレイヤーとして10年間走ってきて、良かったです。
by. Keiichi Yokoyama
不慣れだしシュールだし

大型アップデートが配信された『inZOI』を久しぶりにプレイしていました。今回のアップデートでは物件を購入して店舗を経営できるシステムが実装。カフェやバーなど、さまざまな業種の店を開けるようになっています。居抜きで使える物件もありますが、まず筆者は一から設備を配置するタイプの物件を購入してカフェを家族経営することに。仕様が分かるまで結構苦戦し、トイレしかない状態で店舗をオープンさせ人がただただたむろするスペースと化したり、娘をオーナーにしてしまい母親が下働きになったりと散々な状態でした。
また内容については実装されたばかりということもあってか割と粗削りで、キッチンの流しで客が歯磨きし始めたり、オーナーが客席で堂々とファーストフードを食べ始めたりとなかなか混沌。雇ってもないのにエプロン姿の知らないおじさんが皿洗いしていたこともありました。シュールな出来事が多発する分には面白いですが、従業員が指示待ちで棒立ちしちゃう現象などもありブラッシュアップも待たれるところ。とはいえやはり家とは別に自由に飾り付けられる店をもてるのは魅力的で、ついつい時間を忘れて模様替えに勤しんでいます。なお居抜きの物件についても自由に飾り付け直すことが可能で、こちらの方が開業のハードルは低そう。
ちなみに今回のアップデートで大量にまとめて作れる料理が追加されました。今まで家族それぞれ自前で料理を作るよそよそしい家庭になりがちなのが気になっていたので、嬉しい追加点です。長らく寝かせていましたが、またがっつり遊びたくなるアップデートになっていました。
by. Hideaki Fujiwara
クズが多すぎる

『オクトパストラベラー0』を遊んでいます。本作、Steamの評価が一時は賛否両論でした。今はやや好評。ゲームとしてはしっかりしているので、なぜだろうかと発売直後は思っていたのですが、徐々に理解。本作は話がとにかく暗い(ダーク)で、その暗さや問題は根深いものなので根本的な解決はあとになる、みたいなところがあるので、それが好きじゃないみたいなところが不評にあるのかなと。運営型ゲーム由来の物語構造でもあります。「1」「2」や小さな問題に打ち勝っていく構造なので、逆っちゃ逆ですし。そのへんが好きじゃないという意見も見かけてこれは結構理解できるなと。
『オクトパストラベラー0』は、オムニバスメインじゃないことを含めて、根本的に『オクトパストラベラー』シリーズのこれまでの様式を破っていることが多く、シリーズとして期待するとモヤるのはわかる気がします。とはいえ、自分は「2」もやりましたし変化歓迎なので、型崩しの「0」はかなり合っていて。かなり楽しめてます。ちょうどJRPG熱が高かったのもある。まだクリアしてないので暫定評価でもあり、完走したら自分がどう思うかも楽しみです。
by. Ayuo Kawase
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