Nintendo Switch 2のパワーを感じる『ゼルダ無双 封印戦記』。帰省極寒サバイバル『Winter Burrow』こういうの待ってた感。鳩シム『Pigeon Simulator』をプレイ。今週のゲーミング
Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。518回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。518回目です。呼吸器は大事。
鳩シム

今週は『Pigeon Simulator』をプレイ。極秘機関エージェントである鳩となり、街で超常現象物質を回収する物理アクションです。何かが取り憑いた物品など基本的なものは、初期装備のロープだけで回収可能。一方、あらかじめ無害化などする必要がある現象もあり、任務を通じて稼いだお金で必要な装備を買い足していく。街の超常現象は徐々に混沌とし、やがてプレイヤーを襲ってくる。死ぬ前に目標数以上を回収し、撤収を目指す脱出ゲームでもあります。
元々本作は個人で開発されていた作品で、所属スタジオで製品化されることになるも、権利が他社に売却。その後も紆余曲折を経てリリースにこぎつけた格好です。その元開発者のSNSを拝見するに、本作については苦い思い出になっている様子。当初は、鳩が人間の食べ残しを漁っては破壊力抜群のフンをして、街に大混乱をもたらしつつ巣作りをするゲームでした。そちらの完成形も見てみたかった。
by. Taijiro Yamanaka
リハビリの身には厳しい現場

久しぶりに『スプラトゥーン3』のサーモンランをプレイしました。ほかのゲームをプレイしているうちにすっかり腕が鈍っていて、「スペシャルを使うのはどのボタンだっけ?」などと、とぼけたことを言いながらリハビリをしていたのです。当然どのボタンでもなく、スティック押し込み。そんなことも忘れるほど長くプレイしていなかったのだなぁと驚きました。いっぽうで難破船ドンブラコで塗っておくべき場所や、どの敵をどれくらいの位置で倒すと良いかなどは覚えているのですから、なんとも人間の記憶というのは不思議なものです。それほどまでに脳に深く刻まれていたわけですね、ドンブラコが。
過去にはでんせつ999に到達したこともあるステージですが、さすがに久しぶりのプレイで高いキケン度に挑むのはマッチングした方に申し訳ないと思い、今回はたつじん+3まで落としてプレイすることにしました。キケン度がさほどでもないため気楽でありつつも、味方がまだバイトのコツを掴めていないことも多いランク帯だと思います。リハビリの身にはちょうど良い難度で、どういった部分をカバーするとうまく行くのか、常に考える必要があるところが楽しかったですね。昔のように連戦連勝とはいきませんでしたが……。3のサーモンランはとってもおもしろかったので、今後のナンバリングでもサーモンラン続投、あるいはそれ以上の協力型マルチが来てほしいものです。
by. Naoto Morooka
とりあえず火力

今週は『Million Depth』を遊んでいます。本作は、地下100万階層を目指して降りていくローグライク作品です。ストーリーで、主人公の少女モマがキミなる存在を追いかけて宇宙船から出発。並行世界が交差するSFなストーリーが展開されていきます。クリアまで行っていない段階では、序盤から謎が多く先が気になるといったところです。モマが色んな表情を見せてくれる点も特徴でしょうか。また地底世界の探索は、自分が止まっていると周囲の時間も停止するシステムのローグライクアクションとして展開。マルチエンドが採用されており、周回を前提とした作りとなっています。
本作にはクラフト要素があり、パーツをカスタマイズして武器を作っていきます。たとえば銅のブロックを四角に並べると高耐久パーツに変わるなど、置き方による変化も存在。爆弾や銃なども作れるようになっています。ただそうした機能を使いこなせるかどうかは別です。本作は特に中盤以降敵が硬く、素早く殲滅するために基礎攻撃力が何より大事だと思っているので、毎回気がついたら攻撃力の上がるトゲと剣で出来た謎のオブジェが誕生。ダメージは出るので問題ないんですが、もうちょっと遊び心が欲しいと弄っては、気がつくとこの形に戻ってきています。あと本作のレリックは強力な強化も多数存在。やっぱり効果が派手だと選ぶのが楽しいですね。
by. Keiichi Yokoyama
正統進化

『ゼルダ無双 封印戦記』を遊んでいます。本作は『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の過去の世界を舞台とした一騎当千系アクションゲーム。『厄災の黙示録』はIFストーリーでしたが、こちらは本編に通じる物語が描かれています。さまざまな部分が『ティアキン』に関連しているので、ふとしたところで感慨深くなる。
ゲームプレイはとにかく軽快という印象。もともと『厄災の黙示録』でもパフォーマンスは悪くなく、ややかくつきを感じる場面もありつつ快適に遊べていたのですが、本作は特にぬるぬる動く。NPCの動きもより細かくなった印象で、当然ながら、Switch 2のパワーを感じます。そのほか本作ではゾナウギアやキャラのスキルなどに属性の概念が追加されたり、連携技が増えたりなど、できることも大幅に増加。『ティアキン』さながらに、いろいろなギアの組み合わせや、キャラの組み合わせによるシンクストライクのバリエーションも確認してみたくなる。
プレイしていてずっと手触りがよく、ストーリー、パフォーマンス、ゲームプレイのいずれも“パワーアップ感”を感じます。まさに『厄災の黙示録』からの正統進化といった風で、気持ちよく遊べています。
by. Kosuke Takenaka
守りたいこのネズミ

PC/Switch/Xboxでリリースされた『Winter Burrow』をプレイしています。極寒サバイバルゲームなんですが、かなり気楽に遊べています。こういうのが欲しかった。乱暴にいうと『Don’t Starve』系なんですが、似てはいません。ストーリー導線がしっかりしていて、かつバランスもさほど厳しくない。チュートリアルも手厚い。空腹と寒さだけ気にすればよくて、ランダム性もほどほどなので、丁寧にやれば死なない。そもそもローグライトではないっぽいので。
ストーリーや世界観も「都会にいたネズミが、両親が亡くなって昔楽しかった故郷に帰省しておばさんに会うためにサバイバルする」という、なんか味わい深い設定です。主人公をつい応援しちゃうんですよね。前述したように要素も限られてるので難しくなく、自分のペースでストーリーを進められる。要素の解禁もステップを踏んでいるので丁寧。クリアまでもさほど時間はかかりません。それこそ『Don’t Starve』みたいなゲームではないので、深みあったり、エンドコンテンツを遊び続けられるわけじゃないですが、とにかく遊びやすく、こういうサバイバルゲームもいいですね。
by. Ayuo Kawase




