『エルデンリング ナイトレイン』強化版「喰らいつく顎」被害者の会。『ToHeart』リメイクに没入感あり。『Elin』で『螺旋の王』を倒し成長実感。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。501回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。501回目です。501エラー、出るとドキドキ。



見つかったらおしまい

今週は、『Time for Bed』を遊んでいました。本作は、母親に見つからないようにゲームのクリアを目指す、ステルスホラーゲームです。全宇宙のゲーマーのみなさんなら、子供の頃に親に見つからないようドキドキしながらゲームを遊んだ経験があると思います。本作ではそんな具合に、ベッドの中でゲームをプレイ。四足歩行で素早く這い寄ってきたり、窓の外からじっと様子を見てきたり、神出鬼没な母の目を交わしつつこっそりゲームを遊んでいたあの頃の体験が繰り広げられるのです。

ゲームとしてはステルスホラー寄りの内容となっています。本作の敵である母は結構な頻度で監視に来ます。そのため、プレイヤーは常に母の位置を気にしながら、ゲームを進めるわけです。携帯ゲーム機で遊ぶゲームの難易度は控えめなのですが、いつどこから見られるかわからない上に、見つかると一発でゲームオーバーなのでかなり緊張感をもって進めることになります。ゲーム内ゲームもシンプルながらしっかり作られていて、緊張感とクリアした時の開放感が印象的な1本でした。
by. Keiichi Yokoyama


貴重な肉コレクションは冒険者の嗜み

『Elin』をプレイしていました。昔プレイしたときには未実装だったギルドの昇格要素のため、各地で窃盗→アイテム再配置待ちの間に釣り→釣り餌供給のためネフィア攻略をローテしています。しばらくプレイしていて思いましたが、ゲームが一気に進みすぎてしまう要素がいろいろとなくなっているんですね。素材変化系の巻物が消えたことで装備やツールは少しずつ強化する必要がありますし、発電機や養蜂箱なども簡単には入手できません。ギルドの昇格も含め、全体的により成長を味わえる作りになった感じがします。

最近キャラクターの成長を実感したのは、ネフィアで出会った『』付きの『螺旋の王』を撃破したときです。まだ通常種にすら遭遇していなかったのに、いきなりボスとして登場したものだから思わず「マジかよ」と呟いてしまいました。たった一撃でHPを8割持っていかれるほどの力の差がありましたが、死ななければ戦えるの精神で戦闘続行。一撃でも食らったら即座にテレポートで距離を取って回復し、デバフ系ポーションを地面に撒いて踏ませつつ、もっとも威力の高い氷の矢の魔法を連打してなんとか勝利。真っ向勝負で勝てるのはまだまだ先になりそうです。

ちなみにナイミールにはまだ行ってません。肉を保管する冷蔵庫分の電力が足りないのです。意図せず知ってしまった「ある場所」の発電機はまだ使う気分ではないし、ぐるぐる回すアレはちょっとかわいそうですからね。
by. Naoto Morooka


偶然がいくつも重なり合って

今週は『ToHeart』を遊んでいました。本作は1997年にPC向けにリリースされた同名ビジュアルノベルのリメイク版です。リメイクにあたってはグラフィックが3Dに。また担当声優も一新されており、神岸あかりは市ノ瀬加那さん、長岡志保はほたかけるさんが務めたりしています。とはいえ、オリジナル版のボイスも収録されており、どちらも楽しめる贅沢仕様。ただ3Dモデルの雰囲気や動きには、新録ボイスの方がより似合うのかなと感じました。

リメイクでは3Dモデルでゲームが展開されることによって、臨場感はより一層深みを増した感じがあります。もともと魅力的なスチルの数々も特徴だった『ToHeart』でしたが、3Dモデルになることで、会話に動きがつき、より動的な距離感が生まれる。特に重要なシーンでは、UIも極力シンプルになり、深い没入感の中で楽しめる。「視線を動かす」というフェーズを挟んだりすることもあり、実際のプレイ時にはスクリーンショットで受ける印象以上に引き込まれます。

昨今では過去の名作ノベルゲームも多くリメイクされているなかで、フル3Dでのリメイクというのは珍しい印象。ただその方策は成功しているように感じます。オリジナルの魅力はそのままに、“令和ナイズ”されて遊びやすく、リメイクならではの良さも新たに生み出しており、気持ち良くプレイできました。欲を言えば、『2』もこの調子でリリースされたら嬉しいですね。
by. Kosuke Takenaka


ほかの常夜の王が易しく見えるレベル

常夜の王の3体が実装されました。今はリバイバル期間です。3体とも戦いましたが、強化版「喰らいつく顎」(エデレ)が圧倒的に難しかったです。個人的に、これだけ飛び抜けて苦労しました。

ギミック理解していないと「何もわからず死ぬ」ケースが多くて。いや、ギミック理解してても死ぬのですが。前衛中衛後衛どれもピックして挑んだのですが、まぁ勝てない。決め手は電撃大放出と竜巻。ほかのボスは「だいたい離れてたらどれくらいまで何が飛んでくる」みたいなのが見えやすいのですが、エデレくんはそれがちょっと曖昧に感じました(筆者感想)。お、竜巻や!外に出よ!って走ってる中で竜巻圏に入りビリビリ食らってダウン、そこからパーティー決壊みたいなケースを何度見たか。このボスめちゃくちゃプレイヤースキル問われる。

道中レベル15までいって、対策ビルドは組めるんですが、結局竜巻と電撃を回避するプレイヤースキルがなければ意味がないわけで。考えうるベストビルドを組んで決壊するという挑戦をかなりしていて、それでも諦めず。最後はめちゃうまレディにキャリーしてもらいました。情けなさはありつつ勝った達成感はがっつり。自分がうまいプレイできなくても勝てる『エルデンリング ナイトレイン』、ありがたすぎる。
by. Ayuo Kawase

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