『龍が如く8外伝』を真島吾朗シムとして満喫。新作麻雀落ち物パズルがムズ楽しい。今週のゲーミング
Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。488回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。488回目です。まだ寒い。
また新たな麻雀落ち物パズル

今週は、麻雀落ち物パズルゲーム『おちどり索子』を少しプレイ。麻雀牌のうち、索子(ソウズ)という種類の数牌と、三元牌(白・發・中)のみが使用され、2つ1組でフィールドに落ちてくるので、上手く消してスコアを稼ぐ。同じ牌を縦に2つ積むほか、横一列に揃えた牌で役を作ることでも消すことができ、役に応じたスコアが入る仕組み。また、連続で消すと連荘ボーナスが加算される。
フィールドは横6列のため、6つの牌で役を作る。雀頭はなく、通常の麻雀の役の特徴的な部分を6枚に凝縮したような役が用意されており、麻雀経験者ならすぐに理解できるかと。断么九や一盃口もあるし、索子を使うので緑一色もあり。同ジャンルの『落雀』や『Drop麻雀牌』では面子を作ってフィールドから抜いていくが、本作ではフィールド内で役を完成させることもあって、難易度は比較的高い印象。6枚麻雀にしたのはそのためかな。なかなか良いバランスだと思います。
by. Taijiro Yamanaka
爽快メトロイドヴァニア

今週は、カジュアルでコミカルなメトロイドヴァニア『ローリングスター』を遊んでいました。本作はスペースコロニーでエイリアンと戦う2Dアクションゲームです。主人公のローリーは、銃やジェットパックを駆使してスペースコロニーを探索。進行で手に入るアクションやスキルツリー、宇宙の探索、ちょっとしたクラフト要素で強くなりながら、敵と戦っていきます。『TOMOMI』の開発者による新作となっており、一部前作のキャラクターも登場。前作同様、登場人物のクセの強い点も特徴でしょうか。
本作は前作同様カジュアルなアクションなのですが、キャラクターの強化が進んでいくと敵との戦闘が爽快に変化。主人公の機動力が高く、戦闘中の回復も可能になることもあり、どんどん気持ちよく戦えるようになっていきます。また巨大ボスたちとの戦いでは、行動パターンを把握して少し立ち回りを考える必要がある、ちょっと手応えのある戦いが展開されます。基本遊びやすくまとめながら、ツボを抑えた作りでカジュアルなだけには終わらない1本でした。
by. Keiichi Yokoyama
風になる

『Haste』を遊んでいました。世界の崩壊が迫る中、ゾーイという女の子が爆速で駆け抜けるゲームです。ステージ上には障害物や穴などがあるので、上手いこと避けていく。とはいえジャンプボタンは無く、代わりに坂を飛び出すことで射出されるようにジャンプ。「下降」を利用していい感じに着地を決める。この着地が少々コツの必要なところで、本作における一番のテクニックと言えるかもしれません。獲得できるブースト量やゾーイの速度に影響する大事な部分です。「坂にぶつからずにそっと平たい角度で着地する」ことを意識すると、いい感じになると思います。
ハイスピードなアクション自体は単純なものですが、ローグライク要素も採用されていることで、ランごとにプレイスタイルの色が変わるところが面白い。強化が可能なものの、思ったより体力が少なめなところもリスキーな爽快感に繋がっている。なおステージが進むと精密プラットフォーム気味になってしまうのは本作のようなゲームプレイのタイトルではある程度は仕方ないところもありそうです。ところどころ日本語訳が間に合ってなさそうなところがある点などは気になりますが、現状は特に困ったところもなく遊べています。
by. Kosuke Takenaka
ワタシ史上、最高の真島吾朗

今週は『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii』を遊んでいました。本作では真島吾朗が主人公。真島吾朗のてっぺんから爪先まで、栄養を逃さず、余すところなく味わえる作品となっているのでした。
本作で味わえる真島吾朗の美味しい部分といえば、ぱっと思い浮かぶだけで「子供相手でも筋を通す真島」「記憶がないのでちょっと弱気になる真島」「おじさん同士の話に花を咲かせる真島」「絶対言いそうにないことを言い放つ真島」など枚挙に暇がなく、真島吾朗という男にはまだまだ隠されたうま味があったのだと教えてくれます。
また、自分で真島を着せ替えられるのも本作のビッグな魅力。かなりのボリュームの衣装やアクセサリーが揃えられており、更衣室だけで3時間くらい過ごしている気がします。真島を自分の理想のファッションに染められる、これはもう、真島吾郎のルネッサンスといっても過言ではないでしょう。
なお、本作はもちろんアクションゲームとしても高品質。狂犬/パイレーツのスタイル分けも、どちらにも個性がありよい塩梅。バトル周りはテンポよくストレスを感じさせないよう設計されています。また、本作は「お宝集め」という導線でやり込み要素によい具合のインセンティブを付与しており、過去作より前のめりに寄り道できます。筆者は本作を「真島吾朗シム」として遊んでいますが、アクション好きにもよさそうです。
by. Sayoko Narita