『サイレントヒル2』リメイクが本当に良かった。『Ballionaire』やってて頭アホになりそう。『デバッグデッドライン』は個性派8番ライク。今週のゲーミング
Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。473回目です。今年もあと3日。
メインは友人戦
今週は『寿司王 -sushi ou-』のiOS/Android版がリリースされたため、さっそくプレイ。寿司を使った麻雀風ゲームです。有料版(500円)と、『寿司王 with Friends』というタイトルの無料版が配信されており、 有料版にはPC(Steam)版相当のフル機能が搭載。一方の無料版は、オンライン対戦の部屋作成ができず、参加のみ可能。ほかにもいくつか機能制限があります。
つまり仲間内で対戦する場合は、誰か1人が有料版を購入していれば、そのほかの人は無料版を入手すれば良いということですね。Steam版を含むクロスプレイにも対応しています。3機種間でプレイしてみましたが、問題なく楽しめました。モバイル版でプレイヤーベースが拡大するようなら、ランダムマッチ機能の復活に期待したいところ。なお、無料版でもCPU対戦をプレイできるため、まずはそちらでどんなゲームかお試ししてみるのもアリかと。
by. Taijiro Yamanaka
ツッコミどころ満載のデバッグ業務
今週は、『デバッグデッドライン』を遊んでいました。本作はデバッグ要員として雇われた主人公が、ホラーゲームからバグを探して報告するホラーコメディーゲームです。舞台となるゲーム会社「ドキドキゲームズ」では、ホラーゲームのリリースが直前に迫る中、ゲーム内には通常のバグに加えてほかのゲームのシステムやオブジェクトまで混ざっていました。主人公は新人アルバイトして、日本家屋ステージのデバッグを担当。同ステージへランダムに登場するバグや世界観の違うモノをバグとして報告していくのです。なお本作は、『ラブラブスクールデイズ』などを手がけたOTL GAMEの新作となっています。
大雑把にいうと、本作は異変ではなくバグを見つけ出す「8番ライク」となっています。ホラーゲームのデバッグではあるものの、パロディネタや明らかにシュールなバグなどが多数登場。デバッグ作業でバグを探すという設定によって、間違いのある状況を上手く消化しつつ、コミカルな間違い探しが繰り広げられるのです。また本作は、マルチエンディングを採用。2023年のオリジナル登場以降、多数リリースされてきた「8番ライク」の中でも個性的な1本でした。
by. Keiichi Yokoyama
久々の民主主義も最高だ!
新たな侵略者たちが来たと聞いて、少し遅めながら久々に『HELLDIVERS 2』を起動し、民主主義を広めてきました。新たな敵対種族「イルミネイト」は簡単に言うと走るゾンビの集団+人型エイリアンズです。とにかく奴らは数とフィジカルで攻めてくる。思わぬ方向から攻めてくるときもあるので、仲間とはぐれやすく、団体行動が乱れがち。
そのような時に現れてさらに場を乱すのが、ふわふわ浮く監視カメラみたいな敵「ウォッチャー」です。ウォッチャーに見つかってしまうと、体から装置が飛び、空から(びっくりするくらいベタな見た目をした)UFOが数艦こちらに向かってきます。UFOからは大量のゾンビ&エイリアンズ。そこからはもうてんわやんわです。「キツイキツイ!」と叫びながら戦う、もしくは全力の撤退をかます。それを何度も繰り返しながら、汗だくで任務を完了。船に戻ってイルミネイトに効果的な装備を仲間とああでもないこうでもないと話しつつ、決まったらまた出撃。
こういったどうしようもないピンチがたくさん来るけど、できる限り工夫してコントロールしようとするところが本作の楽しい部分だと思います。久々のプレイだったのでひとまず難易度は控えめで遊びましたが、繰り返し遊んでいると「もうちょっと難易度上げられるんじゃね?」と思うくらい余裕が出てくるのもいいところです。大体痛い目を見ますが……。
by. Tamio Kimura
中学生の時見た景色
今週は『サイレントヒル2』リメイク版を遊んでいました。ジェイムスとしてサイレントヒルの街並みを歩くのは、およそ23年ぶりのはず。中学生時代、親にため息をつかれながら徹夜でプレイに耽っていたのが思い出されます。
そして23年後の私はといえば、また真夜中にサイレントヒルの街を夢中でさまようのでした。「最初の駐車場のトイレの裏こうなってたのか!!」などとはしゃぐのも束の間、ベストホラーゲームといわれれば真っ先に同シリーズをあげる私でも、手放しでべた褒めしたくなる素晴らしい出来栄えに圧倒されます。グラフィック・サウンド・ゲームプレイ、あらゆる面を現代機向けにリファインしつつ、美化されがちな「あの日のサイレントヒルの思い出」に負けないクオリティを打ち出しています。
本作での追加エンディング2種も、オリジナル版への尊敬を込めつつ、「ジェイムスに違う運命があるとすればどんなものか」と考え抜いた展開と感じました。山岡晃氏によって書き下ろされたリメイクBGMも、同氏が長年の間に培ってきた手腕を反映しつつも、オリジナル版のギラついたグランジな魅力は色あせていません。こんな素晴らしいリメイクなら、ぜひ『3』もやってほしい。いや、ならば『1』からの方がよいだろうか。実は『4』もかなり好きなのでぜひ……、そういえば『ゼロ』など海外制作移行後も結構好きで……(ずっと続く)。
by. Sayoko Narita
お金で解決の終焉
大型アップデートが到来した『Escape from Tarkov』をプレイしていました。PvPモード限定の新システム「Prestige」が気になりつつも、とりあえずPvEモードの続きを遊んでいます。Prestige以外の新要素はPvEモードにも実装されていて、一面雪景色でかなり装いが変化してたり、寒さによる状態異常が追加されていたりと新鮮。季節の導入は今年からの新要素ですが、改めてライブサービスゲームっぽさが増していて通年で遊ぶ楽しみが生まれています。
ただ、今回のアップデートではつらいところもあって、ハイドアウトのアップグレードに使えるアイテムがFiR(レイド生還時の持ち帰りアイテム)限定になっています。筆者は暇さえあれば金策して、金にものを言わせてハイドアウトに必要な物を揃えていたこともあって大打撃。PvEモードで残すアップグレードは少なめですが、小まめに拾ってなかったのでFiRで用意するアイテムが多発してだいぶつらい。フリマでのアイテムの相場も大きく変わりそうですね。
by. Hideaki Fujiwara
1ボタンでの報酬がでかい
『Ballionaire』に時間吸われてます。ボタンをポチっとするだけで勝手に点数が稼がれ、シナジーバンバンに点数稼いでくれるので、恐ろしい。見ているだけでただただ気持ちいいという、恐ろしい設計になっています。ビルドも幅広いし、ステージごとにギミックが違うので、いろんな方向から研究するのが楽しい。結局いつも、ピラミッドで植物ビルドになっちゃうんですけどね。
ただし、ボール長者++……いわゆる最高難易度は意味わからないぐらい難しい。要求スコアがとにかく厳しい。条件制限も厳しいのですが、クリアスコアが通常2倍スコアなのでめちゃくちゃキツい。いいビルド組めてても、何か欠けてればクリアできない。「ボール長者++をクリアすればこのゲームやめよう」と決めて挑戦してからもう20時間が経ちました。つらい。でも楽しい。頭アホになりそう。本作は日本語もしっかりしててそれぞれの性能もわかりやすいですし、めちゃくちゃおもしろいのでオススメです。ただ新アイテムアンロックはタイトル画面右上でゲーム内コインでガチャ引く仕様で、筆者はこれ気付くのちと時間かかったのでご注意を。
by. Ayuo Kawase