PS5『アストロボット』最終ステージがゲキムズ。ValveのTPS+MOBA『Deadlock』は使用キーめっちゃ多い。『ファンタジーマップシミュレーター』を眺めた。『鳴蟇村』で納涼。今週のゲーミング


Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。458目です。いつから秋なのか。

久々にアプデが来る


今週は、『Deep Rock Galactic: Survivor』の開発ロードマップが更新されたのを見て、久々にプレイしていました。前回の6月の大型アプデでは、やり込み要素の拡張などが実施されており、当初と比べるとシステム周りはかなり充実してきた印象です。

ロードマップによると、次期大型アプデは今秋に配信されることが決定。新ステージAzure Weald(紺碧の原生林)や、Mutators、Time Exclusive Divesの導入が予告されました。原作の同ステージには、固有の敵や特殊オブジェクトが存在するため、それらがアレンジされて実装されるのではと想像します。 Mutatorsも原作準拠であれば、難易度を増減させるさまざまな変化をゲームプレイに加える要素かな。Time Exclusive Divesは期間限定ミッションだろうか。特にステージの追加は3月以来となるため期待しています。
by. Taijiro Yamanaka


廃村観光


今週は、まだまだ暑いので『鳴蟇村』へ涼みに行っていました。本作は、地図にない村「鳴蟇村」を探索するホラーゲームです。巨大掲示板の書き込みを見て、崩れた崖の中から現れたトンネルを訪れた主人公。トンネルの先で謎の廃村を発見したものの、橋が崩れて帰れなくなってしまい、村を散策しながら脱出ルートを探ることとなります。なぜ、地図に載っていないのか。なぜ、トンネルが崖の中に隠されていたのか。なぜ、昭和風の廃村から人が消えたのか。探索によって村の忌まわしい歴史も明かされていきます。

本作は廃墟を舞台としたホラーゲーム『米砂原醫院』および『真砂楼』開発元の新作となっています。前2作同様ジャンプスケアや追いかけられる要素をアクセントとして使いながら、メインは不気味な空気。一見昭和レトロで、よく見るとなにかおかしい奇妙で不穏な雰囲気が、資料や環境アートも含めて描かれています。あと本作では施設ではなく村が舞台になっていますが、村そのものにも設定がしっかり反映されています。最序盤の導線がちょっと怪しかい部分もあるのですが、都市伝説になっていそうな村をまるごと表現した不気味な世界には、じっとりとした恐怖が込められていました。
by. Keiichi Yokoyama


レーン負けたら一旦ファーム


先週に引き続きValveのTPS+MOBA『Deadlock』をプレイしていました。なんとなくレーン戦や集団戦の流れがわかってきた段階で、まだまだ全然プレイできていないのですが、やればやるほどこのキャラ触ってみたい、このビルド試してみたいという欲求がどんどん出てきてやめられません。

本作はとにかく使用するキーが多いです。WASD移動+マウスエイムの基本操作に加えて、ダッシュ、しゃがみ、近接、パリィといったアクションにもそれぞれキーが割り当てられています。さらにスキル4つに加えて、アクティブアイテムスロットも4つ存在(ビルドによっては全部使います)。中盤以降の集団戦では体力やスタミナを管理しつつ、エイムしながらそれらのキーを状況に応じて的確に押さなければいけないので、本当に頭と左手がこんがらがります。押せるかこんなもん。

それにも関わらずソロでもなんとなくカジュアルに遊べてしまうのは、意外と個々人の責任領域が少ないからというのもあるかもしれません。ざっくりとキャリー、イニシエーター、タンクみたいなキャラクターごとの役割はあるのですが、試合開始前にきっちりと構成を擦り合わせることはできないようになっています。まだ開発中で煮詰まっていないしランクマッチが実装されていない、というのもあると思うのですが、「このレーンには決まった役割がある」「これを一人はピックしないとダメ」みたいな定石や暗黙の了解みたいなものがあんまりない印象もあり、割と気軽にインキューできます。アプデで新規プレイヤーは4勝するまでは新規プレイヤーとしかマッチングしないように変更されたりしたので、触るなら今の内かも。
by. Jun Namba



光あれ


『ファンタジーマップシミュレーター』を遊んでいました。架空の世界を作り、そこに生まれたさまざまな国の興亡を見守る作品です。ゲーム内ではユニットを動かしたり、国の方針を変えたりすることもできるので、ゴッドゲーム的な趣もあります。ただ現在実装済みの内容としてはかなりあっさりの内容で、内政をやるような部分もあまりなし。『Civ』や『HoI』などを想像していると面食らうかも。

ではどう遊んでいたのかというと、「眺める」。アリの巣観察キットや、ライブカメラで人々の流れを見るかのように、国々がどう動いたのかを追う。国境がどう変わっていくのかとか、あまりに大きくなりすぎた国家の一部が独立するとか、勢力図が塗り替わっていくところはなんとなくずっと見てしまう。年表として歴史のイベントを振り返ることができるので、放置してたまに振り返り、架空の歴史に思いを馳せるのも楽しい。昔から地図やワールドマップを眺めながらあれやこれや考えるのが好きだった筆者としては、面白いどころでは済まない魅力があります。早期アクセス配信されたばかりなので、今後のアップデートにも期待したいところです。
by. Kosuke Takenaka


ゲーミング優等生


PS5『アストロボット』完クリしました。ガチャも全部回し、アストロボットもピースも集めました。最後の最後までめちゃくちゃ面白かった。というか、プロダクトとしての完成度が高すぎる。圧巻の体験でした。

面白かったのは、最後の方のステージは結構難易度が高いこと。かなりアクセシブルなゲームの認識ではあるのですが、ヌルいまま終わるかというとそうでもなく。ラスボスはそれなりに強いですし、寄り道寄りのステージがかなり歯ごたえある。特にエグかったのはビートの試練、最後の試練ですかね。両ステージはクリアまで1~2時間要した認識。意地悪ではありますが、でも理不尽感はなく、納得感もある。カジュアル目な面白いステージを作るのもうまいですが、難しいステージを作るのもできる、という幅を見せつけられました。『アストロボット』は、テクノロジーの秀逸さが印象的ですが、ビジュアルは当然のことながらサウンドもいい仕事をしており、モーションもかわいく、レベルデザインも素敵。どの観点から見ても抜けがないすごいゲームであることを再認識しました。ゴッドゲームでした。
by. Ayuo Kawase