『ゼンレスゾーンゼロ』大型アプデは新コンテンツ以外もよかった。『東京珈琲パンデチカ』には「コロナ禍」空気感あり。『7 Days to Die』は定期的にやりたくなる。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。454目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。454目です。盆明けかけ。

謎解きを通じた人々との触れ合い


今週は『サンセットヒルズ』を一足早くプレイ。犬を擬人化した人々が暮らす世界にて、主人公が旧友を訪ねて列車で旅をする謎解きアドベンチャーゲームです。到着した街ごとに友人がおり、エピソード形式にて展開。街ではさまざまな人との出会いがあり、そのなかで謎解きをこなしながら物語を進めていく。

謎解きは、シンプルなミニゲーム的なものや、手がかりを元に解法を求めるもの、純粋なパズルなどバリエーションが豊富。対象物や周囲の状況などをよく観察し、ヒラメキを得ることで答えが見えてくるものが多い。たとえば、保有するアイテムを組み合わせたり、分解したりして使うこともそのひとつ。また、街には多くのロケーションが存在し、ある場所で入手した意外なアイテムが別の場所で必要になったり、ある人との出会いが突破口になったりするため、あちこち歩き回ることに。もう街で起こるあらゆることに首を突っ込む勢い。

本作は戦後間もない時代の設定で、主人公はかつての戦友を訪ねて旅をする。訪問先の街は平和な空気に包まれており、作品全体としても穏やかな雰囲気であるが、戦争の記憶は主人公にも街の人にも残っており、それにまつわるシーンや世界観が本作に深みをもたらしている。温かみのある手描きビジュアルも魅力的で、かなりこだわって制作されたことがうかがえます。本作はPC(Steam)向けに8月21日配信予定。10月3日には日本語にも対応する予定です。
by. Taijiro Yamanaka


回転が大事


今週は、『東京珈琲パンデチカ』を遊んでいました。本作はコロナ禍をノスタルジーとして体験すると謳う、 2020年東京のカフェを舞台としたアドベンチャーゲームです。今よりも少し前、パリオリンピック開幕前後の東京から当時を回想。カフェのマスターとしてコーヒーを提供し、クセの強いお客さんとの会話を通して当時の情景が描かれていきます。

プレイする前、コロナは未だそこにあり続けているので、思い出とするにはちょっと早い気もしていました。ですが始めてみると、リモートワーク派の怠惰な社会人の意見に同意したり、強火の陰謀論者に思わずツッコんだり、感染対策でイベントが中止になったりなど、身近だったからこそ共感しやすいエピソードが展開。大きな物語こそないものの、確かにあったであろう出来事とキャラクターたちの人生が詰め込まれていて、当時の感情が表現されていたように思います。

また本作には、コーヒーを淹れるパートがあり、豆を挽く工程とお湯を注いで抽出する部分はミニゲーム形式で展開されます。進行だけなら易しいのですが、回転の速度やお湯の量など、完璧を志すと絶妙に難しい。ついより良いコーヒーを目指したくなってしまい、気づけば会話よりコーヒー淹れに熱中していた気がします。時間の流れを感じながら、コーヒー淹れに熱中した2時間ほどでした。
by. Keiichi Yokoyama


ネーブスジェーンには行かない


先日バージョン1.0がリリースされた『7 Days to Die』をソロでちょくちょくと遊んでいます。アルファ版のバージョンが変わるたびに度々触ってはいたのですが、毎回仕様がガラッと変わるので今回も「こんな感じだったっけ?」と思いながら遊んでいました。1.0になって何がどう変わったのかも正直把握していないのですが、相変わらずトレーダーのジェンさんは癒しです。あとプレイしてるとグラボが物凄い音を出してファンを回転させています。10何年アルファ版やってるのにパフォーマンスが全然安定しないのも『7 Days to Die』らしくてどことなく安心感があります。

本作はちょくちょく遊びたくなる魅力があるのですが、7日目にブラッドムーンホードがあるという所の適度な緊張感と、クラフト本のランダムドロップでローグライトっぽい要素があるのがその理由なのかなと思っています。久々にプレイしてみてもやっぱり面白くて、7日目超えたらやめよう、このクエストを終わらせたらやめよう、このアイテムをクラフトしたらやめよう、と思いながらつい時間を溶かしてしまいました。相変わらず時間泥棒すぎるゲーム。
by. Jun Namba


新エリー都・イズ・ノット・イナフ


『ゼンレスゾーンゼロ』にVer1.1アップデートが来たのでデイリーついでにアプデ分も触っていました。「ネズミ色のブルース」は小粒で、あくまでジェーンやセスの紹介にとどまっていた印象。今後の特務捜査班自体の掘り下げに期待したいですね。朱鳶と星見雅の関係や、零号ホロウが出てきたこともあり対ホロウ6課との絡みも気になるところ。

一方でシナリオやキャラの追加のほか、アップデートではさっそく各所に調整が加えられています。UIや画面遷移などのシステム的な部分が改善されておりストレスフリーな方向に進んでいる感覚。本作は戦闘やアニメーション部分が爽快なところを、その他がややもったりしているためにテンポの悪さを感じていたので、改善されるのは素直にありがたい。連携スキルがキャンセルできるようになったのもありがたい。

運営型のゲームとなると、ユーザーが面倒に感じた部分がちゃんと、そしてすぐに改善・調整されるかが大事になっているイメージで、今のところ『ゼンゼロ』はしっかりしてそう。「ここが変わればいいのに」が変わってくれるというのはユーザーの信頼感にも繋がるところだと思うので、この調子で新エリー都がどんどん拡張されていくところも見られるのではないかと期待しています。欲を言えば今後のアップデートでRandom Playのボンプたちが撫でられるようになると、とてもうれしい。
by. Kosuke Takenaka

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