『崩壊:スターレイル』Ver2.2に、雰囲気で感動してる。ローグライトな『プリンス オブ ペルシャ』はポテンシャル高い。『飢えた子羊』はハイクオリティ。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。444回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。444回目です。444。

まだまだこれから


今週はローグライトアクションゲーム『ザ・ローグ:プリンス オブ ペルシャ』をプレイ。早期アクセスが開始されたばかりで、コンテンツ量を含めまだこれからですが、基本的な方向性は感じられる。『プリンス オブ ペルシャ』らしさを表現したのか、ステージにはウォールランなどを駆使してトラップを突破するプラットフォームアクションパートが非常に多い。ボス戦でも、そのアクロバティックなアクションは必須。開発元が携わった『Dead Cells』に似ている部分も少なくないものの、この辺は特徴的です。

また道中でのバトルでは、敵を蹴り飛ばして別の敵に衝突させて怯ませたり、トラップに突き落としたり、あるいは頭上を飛び越えて背後を取ったりできる。これらのアクションは、装備品のメダルによるサポート効果発動と結びついていることも多く、積極的に活用させる狙いがある様子。ポテンシャルが高い印象があり、今後のアプデが楽しみです。
by. Taijiro Yamanaka


評判通りの高クオリティ


今週はちょっと積んでいた『飢えた子羊』を遊んでいました。本作は明王朝末期の中国を舞台に、盗賊が人買いから依頼を受け、少女たちを運ぶ中国産ノベルゲームです。同時代の明では、飢饉や国内外の戦争によって餓死者が続出。飢饉が続く中で政治は腐敗しており、農民による反乱や盗賊が増えていったそうです。本作ではそんな過酷な時代を生きる盗賊2人と少女たち4人が、「洛陽」を目指して出発します。かつて侠客に憧れた主人公の葛藤や、命を巡る因果。人買いに加担する甘い盗賊と、復讐のために生きる少女の物語が描かれます。

本作では、作中でも時代の過酷さが描かれています。旅の中も悩ましい局面も多く、選び難い選択肢も多数登場。そうした選択肢も含めて、無情になりきれない主人公の葛藤が感じられるようでした。作品全体としては王道といった印象も受けるのですが、シチュエーションと構造が太く、キャラクターの感情もしっかり表現。最初から最後まで堅実に仕上げられており、評判通りのクオリティとなっていました。強い少女が好きなのでそこも良かったですね。なお、日本語字幕は十分に訳されていて、中国語音声とあわせて味のある体験になっています。下半期には、日本語吹替版も制作予定なのだとか。
by. Keiichi Yokoyama


面倒なことは部族民におまかせ


先週に引き続き『Soulmask』を少しずつプレイしていました。だんだんとゲーム内容がわかってきた段階です。本作では部族民にかなり細かく仕事の指示を与えられるので、コツをつかむと資源採取、指定場所への格納、必要資源を取り出してのクラフト、というサイクルを上手く回せます。クラフトは部族民に任せて、自分は焚火でチルしたりするのが楽しいです。部族民たちも暇になったら焚火の周りでダンスを踊ったりしているので、見つけ次第適宜仕事を与えています。

またこのゲーム、グラフィックのわりに結構軽いです。クラフトサバイバル系はいつもパフォーマンス重視で設定は極力落としてプレイしているのですが、本作は高設定でも結構快適に動作する印象。NVIDIA DLSSにも対応しています。早期アクセス配信開始から一週間と少しですがすでにHotfixも2回入っており、これからどんどん良くなっていきそうな気配。まだまだ青銅の時代に入ったばかりで、マスクも一つだけ、最初のダンジョンすら攻略していない段階ですが、のんびりと楽しみたいと思います。
by. Jun Namba


幻想の感覚は今ここに


先日購入した「七夕坂夢幻能」がついに届いたので、ひたすら聴いていました。本CDでは曲の解説などの代わりにブックレットとして短めのストーリーが書かれています。楽曲ではオリジナル曲と「東方project」既存曲のアレンジが混在。単なるゲームのサウンドトラックではないですが、まったく繋がりがないわけではなく「東方project」との関係を思わせる部分も存在しています。

このCDの中には、不気味ながらもどこかかわいらしく、美しい曲たちが収められています。秘封倶楽部の2人の足跡を彩る曲群は何周聴いていても飽きない。ゲーム本編ではあまりお目にかかれないような雰囲気の曲がたくさん聴けるのも、秘封倶楽部故ですね。どれも甲乙つけがたいですが、あえて好きな曲を挙げるとすれば、「夜じゃなくてもお化けはいるから」かもしれない。「憑坐は夢と現の間に」のアレンジも素敵ですね。まあ全部好きなのですが。

近年では楽曲配信サービスの発展目覚ましく、ダウンロード版や、サブスクリプションでの配信も一般的になりました。そんな中、変わらないスタイルでいてくれることはいちファンとして単純に嬉しい。本作品は世界の表現にあたって、曲順も、ブックレットも、そしてパッケージの重さすらもこのかたちでしか成しえず、その魅力は何にも代えがたい。タイムパフォーマンスといった言葉とは無縁な、じっくりと濃厚な“幻想の感覚”に浸っています。
by. Kosuke Takenaka


例え話のクセが強い


『崩壊:スターレイル』Ver2.2までのコンテンツを全消化していました。筆者は同作は戦闘コンテンツばかり遊んでおり、裏庭研究ばかりしていましたが、物語も一区切りついたと聞き、何より調和主人公を入手しないとエンドコンテンツも大変そうなので進行させました。

端的にいうと、「よくわからないけど雰囲気で感動した」という感じでした。いや、大筋はたびたび振り返ってくれるのでわかるのですが「結局あいつは何がしたいの」「なんでその場所にいるの」みたいなミクロの仕込みはあんまりわかっておらず、バトルのラストになんとなくかっこいい!となりました。話や固有名詞がわかりづらいわけではなく、メインはいろんな伏線が張られてたり回収されてるので、そういうのまでは理解できてないという認識。ただまぁ、細かく理解できずとも、雰囲気で楽しむのもよしかなと思ってます。

そういう意味では、個人的にはピノコニーではサブクエのがより深く理解できた気がします。特に「善人はなかなかいない」「未来のバラを想像して」は、しんどくも面白かった。お話としてサブクエ単体で完結しているので理解しやすい。正直調和主人公の星魂開放が目的だったのですが、なんだかんだメインもサブもお話楽しんでおり、コンテンツの厚みを感じました。しかし超撃破を楽しみたいので、新裏庭早く!!って感じであります。戦闘狂。
by. Ayuo Kawase

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