『ホグワーツ・レガシー』の主人公の闇っぷりが好き。Steam『EL NE RUE』で廃墟探索。ウォーリーみたいにハチを探す。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。376回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。376回目です。鼻呼吸が大事。

寂しくも賑やかな廃墟探検


今週は、ホグワーツに通う傍ら『EL NE RUE』を観光していました。『EL NE RUE』は、見た目幼い3兆歳の魔女ラムステアが、最近購入した廃墟の街を歩いて回るゲームです。廃墟の街はそれなりに広大で、遺跡や秘密の部屋、謎の精霊たちも存在しています。また本作には、ストアページにかかれているとおり明確なストーリーはなく、はっきりとしたクリアもありません。魔女ラムステアが人のいない街エルネルエを20分程度探検するだけの、ドット絵1本勝負な内容になっています。

個人的にはゲームの物語や謎、戦いといった遊びは好きです。なので、そういった要素を削ぎ落とした本作に対しては、潔さを感じると同時に、寂しさも覚えます。ただ、見知らぬ土地を訪れ、まだ見ぬ光景を求めて歩き回ると、いつだって新鮮な驚きが待っているものです。ちょっとした寂しさを感じながらもエルネルエを隅まで歩いたのは、ラムステアと探検する街が退屈ではなかったからでしょう。前作『TAKANARIA』同様、心地よい時間が流れていました。
by. Keiichi Yokoyama


あと一匹が見つからないもどかしさ


今週は『ホグワーツ・レガシー』をプレイする傍ら、まったりとしたい時間に最適な『私はいくつかのミツバチを委託しました0』を遊んでみました。本作は「ウォーリーを探せ!」のようなゲームです。プレイヤーは一つのステージに隠された数十匹のミツバチを探すわけですが、これが思った以上に難しい。筆者はこの手のゲームは左上から右下までローラー作戦で見つけていくのを定石としています。最初の内はポンポン見つかって余裕の表情でコーヒー片手にミツバチを見つけていたのですが、いつもラスト数匹が見つかりません。コーヒーをテーブル横に置き、モニターに顔を近づけて探してしまいます。“姿勢や眼に悪いのでは“と考えながらも、やはり最後の数匹を見つけたときの解放感はたまりません。

本作は無料ゲームで、すぐにプレイが可能となっています。筆者は本稿執筆段階で4面までプレイ。4面に入るとミツバチは擬態能力を身につけます(なんで?)。例題として、上記画像のカーソル部分の物体がミツバチです。分かりますでしょうか?竜の背中に擬態しているのですが、非常に紛らわしい。あと6匹ほど見つかりません。助けてください……。
by. Mayo Kawano


体感で『SEKIRO』より難しい


今週は『ホグワーツ・レガシー』を遊んでいました。このゲームは筆者の主観・体感でいうと、高難度とされる『SEKIRO: Shadows Die Twice』よりボコボコにされがち。というのも、それは筆者が「敵を注視する」ようにアクションゲームに適応しているためだと思われます。

ほかのアクションゲームでは「敵の動き」をしっかり確認しての行動が必要になる仕組みが多いです。敵の予備動作などをしっかり見て、回避・防御・反撃といった選択をしていくわけです。一方で、本作で回避指示が表示されるのは「自キャラの頭部」が基本で、その表示も個人的に、視界の中心から逸れるとちょっぴり反応しづらい。しかも本作では多数相手の戦闘が中心となり、自キャラ周辺に回避指示が集約。敵のモーションに気を取られているとかえって“よそ見”となりボコボコにされがちなわけです。

かといって、それが本作の戦闘デザインの瑕疵かというとそうではなく、単純に筆者との相性の問題なのかなと思います。似た方式だった『バットマン:アーカム』シリーズでも同じように少し困った覚えが。また、『ホグワーツ・レガシー』の戦闘面は全体的によくできており、「パリィと防御の1本化」や「防御や回避のタイミングが易しく/厳しくなる方式の難易度選択」など、関心させられる点がいっぱい。戦闘以外も面白いので、遊んでいるうちに慣れそうです。
by. Seiji Narita


校内イチ悪いやつ(主人公)


引き続き『ホグワーツ・レガシー』を遊んでいます。自分は、ロールプレイ系のゲームも割と真面目路線。ゲーム内で悪人プレイはあまりしない。というか好きじゃない。そんな自分も『ホグワーツ・レガシー』ではガンガン闇呪文(許されざる呪文)を飛ばしています。

最初は闇呪文なんて……と思っていたのですが、このゲームの主人公、結構ダーク。ザコ敵を倒した後は「全部ランロクのせいだからね!」など、悪さ満々に吐き捨てます。また選択肢次第で、割と悪っぽいロールを演じることも可能。デフォで結構影のある性格なので、むしろ闇呪文を覚えない方が不自然だと思い解禁しました。闇呪文プレイとても楽しい。そもそもキャラクリなどするゲームで自キャラが頻繁に喋るゲームがやや珍しく、それでいてちょっと暗めの性格をしているのも珍しい。「相棒のセバスチャンと共に地獄へ行く」という筋書きも用意されていて、闇ロールプレイすることそのものが格好良く映りやすい構成になってます。シナリオで闇堕ちを選択するかどうかはともかくとして、闇の呪文使用を「シンプルな悪いこと」にしない、あるいは単純な勧善懲悪にしないナラティブな仕組みがとても好き。ゲームプレイ面は全体的に楽しいですが、物語やキャラの見せ方も気に入っています。優しさとグロテスクさの両方を含んでおり、「ハリー・ポッター」らしさを感じます。
by. Ayuo Kawase

AUTOMATON JP
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