Nintendo Switch『ライブアライブ』既習者と初見者の感想。『Stray』をSteam Deckで遊んでみると。『信長の野望・新生』を武田家で楽しむ。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。346回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。346回目です。睡眠を大事に。

フォトモードを追加してほしい

今週は『Stray』をプレイ。Steam Deckとの互換性は「確認済み」となっており、問題なくプレイ可能です。ある程度注目度の高いタイトルは、配信に先立って互換性レビューが実施されるようですね。Steam Deckでの本作のパフォーマンスはというと、場面にもよりますが、すべて最高設定にすると15fps程度。ガクガクです。そこで解像度スケールだけ100%に下げると30fps前後。さらにエフェクト品質・シャドウクオリティ・テクスチャークオリティ・メッシュクオリティをすべて中に下げると50fps台といった感じです。あまり制限すると、猫ちゃんのモフモフ感に違和感が出てくるため悩ましい。

ちなみに、PS5のDualSenseコントローラーは使用可能ですが、爪とぎをしてもアダプティブトリガーは動かず振動するだけ。鳴き声が内蔵スピーカーから聴こえてくることもありません。いつかネイティブ対応するといいな。
by. Taijiro Yamanaka


ブリキ大王のムービーは必見

『ライブアライブ』のHD-2Dリメイク版を遊んでいます。筆者はオリジナル版の世代ではないのですが、WiiUでバーチャルコンソール版を遊んだ経験あり。今回のリメイクもとても楽しみにしていたのですが、今のところ期待を裏切らない完成度で感動しています。遊んだのはかなり昔ですが、アイテムの位置や隠し要素の場所など、意外と細かい部分まで覚えているものだなと驚きました。オリジナル版では2DだったマップがHD-2D化されていると、「初めて来たのに知っている場所」感が強くて面白いですね。

まだ数編しか終わっていませんが、基本的にはオリジナル版に忠実に、余計な要素は加えずグラフィックや演出面を大幅強化した作品だなと感じています。個人的に素敵に感じたのはXボタンで開くメニュー画面。右側に現在のマップを背景に、パーティーメンバーが並んでいます。このキャラクターたちの描写が凝っていて、場面によってモーションがちょっと変わることも。個人的なお気に入りは近未来編のタロイモです。のんびりあくびをする顔が愛おしい。ペンギンズのノブオさんのCVもぴったりで、リメイク版でさらに魅力が増したキャラだなと感じました。
by. Aki Nogishi


1たりない

今週は、ローグライトなダイスRPG『脳筋魔法使いは進学したい』を遊んでいました。本作は、ダイスを振って出た目を、行動判定に使って戦うRPGです。主人公は、主に身体強化魔法を扱う魔法使いの少女。ある事情から森にやってきた彼女は、24時間以内に目的を果たすため、森に潜むモンスターを殴り倒していきます。

主人公のスキルは、魔法/頭/体/腕/脚の属性に分かれています。戦闘では状態以上の判定から始まり、身体の部位ごとにダイスを振って、どのダイスをどのスキルに使うか選択。まずダイスを振り、その出目をどう使うか選ぶのは『Dicey Dungeons』と同じですが、主人公のターンが体の部位ごとに分かれているなど、違った感触になっています。戦闘以外では、森の奥に進む度にバトルやランダムなイベントが発生。時間と経験値の使い方を考慮し、ランダム要素と向き合いながら主人公の強化を図ります。

また本作では、MPを消費する魔法でダイスの目に干渉可能です。一方でMPを犠牲にバフを得る頭スキル「ガチ脳筋」も存在。どうあれ敵は物理で倒すものの、いくつかのビルドの方向性が用意されています。ダイスの目が信用ならないなど、どこかTRPGの面影を感じつつ、経験値の用途だけでも悩ましく、ローグライトらしいやりごたえに満ちてしました。なお本作は、現在開催中の「ウディコン」第14回の参加作品で、フリーゲームとして公開中です。
by. Keiichi Yokoyama


遊びやすく奥深く

今週は『信長の野望・新生』を遊んでいました。シリーズ第16作目となる本作。チュートリアルが自然なかたちでゲーム内に導入されており、新規プレイヤーでも身構えずに遊び始めることができます。システム自体は覚えやすいものの、それぞれのシステムが絡み合っていてなかなかの奥深さ。特に政策については、内政との兼ね合いも踏まえると、どれを優先すべきなのか悩むところ。いろいろ試して、自分なりの攻略法を掴む必要がありそうです。

大名はひとまず、武田家を使っています。昔見ていた大河ドラマの影響もあって、家臣たちへの思い入れはひとしおです。また、山本勘助が謀略を具申してきたり。原虎胤の城下は練兵場だらけになったり。特性や城下方針といったシステムにより、戦以外の場面でも武将たちの個性が垣間見えます。そのほか、大名家によっては固有の政策が用意。大名ごとの個性も際立っており、今から別の大名で遊ぶのが楽しみなところです。ちなみに本作には、『信長の野望・将星録』ぶりに対馬宗家が登場。みんなで守ったあの島から、天下統一を目指せます。ただし、従来シリーズ以上に人材の重要性は増している印象。小大名でのプレイは過酷な挑戦となりそうです。
by. Hideaki Fujiwara

「心じゃよ」の元ネタこれか~

Nintendo Switchで『ライブアライブ』をプレイ。体験版はプレイしましたが、知ってる知識はMEGALOMANIAが超カッコイイということぐらい。さっそく数パートをクリアしましたが、めちゃくちゃおもしろい。それぞれのパートは世界観も違えばギミックも違って、バランスも違う。ので、別のゲームがぎゅっと詰まっているという認識。ゲームのノリやフラグ立てなど、古さを感じるところはありますが、HD-2Dのビジュアルに加えて音も絵もエフェクトが大変気持ちよく、ストレスよりも楽しさが勝っている印象です。昨今では見られない、意味があるのかわからない意味不明なイベントの数々を、現代的な環境で楽しめるのは面白い。

初見プレイヤーとしても前評判どおりの秀作という印象。各章が独立しているので、ゲームとしてのサイクルも短めになっていて、テンポ良く進み起承転結もあっさりと終わる。始めやすいし再開しやすいのも嬉しいですね。今週に『ゼノブレイド3』が控えているので、うまく両方進めるか不安でしたが、物語の連続性がある程度区切られているので、棲み分けられる気がしました。

ちなみに、幕末編では、隠れ道の強敵イベントに進み、結果そこで進行も戻りもできなくなり、ゲーム的に詰みました。こういう昔のゲームの罠っぽい側面もそのまま保存されているようで。この仕様には特に是も非もなし。とりあえず、オートセーブがあってもセーブはこまめにしよう、とは決心しました。(その後、他ライターから詰みから脱出する方法を教えてもらいました 7/24 14:30追記)
by. Ayuo Kawase

AUTOMATON JP
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